暑い夏が終わり過ぎしやすい時期に花を咲かせる植物はとても多く存在します。
周りが紅葉で色好き始めたにキレイな花を咲かせている姿は、とても美しく好きな方も多いでしょう。
そこで今回は秋から冬に花を咲かせる種類を、おすすめと育てやすいものにわけて紹介していきます。
秋に咲く花の種類は?おすすめ5選
秋から冬にかけて花を咲かせるお花は沢山の種類があります。
その中でも特に人気なものや知名度の高いものを、ここでは紹介します。
コスモス
細い茎に大きな花を付けるコスモスは、秋の代表花として人気があります。
コスモスの開花時期は3種類あります、1つ目は7月~8月の夏咲き、2つ目は10月~11月秋咲き、3つ目は夏咲きと秋咲きの間にある早咲きです。
それぞれの種類のコスモスがあれば、長期間花を楽しめるということがわかりますね。
コスモスはメキシコが原産で、標高2,000m近い乾燥した地域に花を咲かせており、大きいもので1.5mほどに成長するとされています。
そのため、小さいコスモスを楽しみたいのであれば、植え付けの時期を遅らせると良いとされています。
そして、道端で良く見るコスモスですが「乙女の真心」「愛情」といった花言葉があります。
りんどう
りんどうは、秋の山に行くとよく目にする山野草の中でも代表的なお花です。
開花時期は9月下旬~10月中旬で、本州・四国・九州に生息しています。
春に細い芽を出し、やがて笹の葉にそっくりな葉っぱを付けます。夏から秋にかけて茎が育ち、秋に紫のキレイな花を付けるのが特徴です。
人里に近い山でも見ることができるので、ハイキングがてら見つけることができますよ。
花を咲かせたあとは果実が付き、秋の終わりから冬にかけて冬眠に入るようです。
キキョウ
キキョウは東アジアに多く生息する花で、6月~10月にかけて花を咲かせます。
真夏日でも衰えることがなく、マイナスの環境でも影響を受けない植物です。日当たりの良い場所を好む傾向にあり、キキョウの多くは日当たりが良く標高の高い高原に生息しています。
しかし、最近の日本はそういった場所が減ってきていることから絶滅危惧種に指定されているようです。
そんなキキョウですが、手軽に手に入れたい・目にしたいという方は初夏の花屋さんに行くのがおすすめです。
本来の時期に花を咲かせるキキョウはめったに見れなくなりましたが、初夏に早咲きするキキョウは、5月頃から見ることができるでしょう。
菊
菊は、皇室の家紋にも使用されるほど高貴で日本を象徴するお花です。
奈良時代に中国から伝わったとされていて、江戸時代に入り盛んに品種改良されるようになりました。日本で品種改良された菊を「古典菊」と呼び、イギリスや欧米で品種改良された菊を「洋菊」と呼びます。
開花時期は9月~11月頃で、寒さに弱く日当たりの良い場所を好みます。
白や黄色が主の色とされていますが、ピンク・オレンジ・青・赤などのカラフルな色も存在しています。
キンモクセイ
秋に外を歩いていると、とても爽やかで甘い香りがしますよね、その香りの正体はキンモクセイであることが多いです。
中国南部が原産で、江戸時代に入って日本に伝わってきたとされています。
本来は雄雌両方存在する品種ですが、輸入されたキンモクセイがすべて雄であるため、日本のキンモクセイは種を持つことはありません。
大きいもので10mほどまで育つため、日本では観賞用に「公園」や「庭」で栽培されることが多いです。
花の開花時期は9月中旬~10月下旬で、オレンジの細かい花を沢山付けるのが特徴です。
環境によって異なることがありますが、9月に一旦花が咲いて、そのあと再度10月下旬に花を咲かせます。1シーズンで2度楽しめる珍しいお花です。
とても香りの良いことから、鉢植えで小さく育てて家の中に置いておく人も多いようです。
秋のお花でガーデニングをしよう!どんな種類が育てやすい?
秋に咲くおすすめのお花たちも自分で育てつことができますが、自分で栽培するのは難しいお花もあります。
そこで、初心者でも簡単に花を咲かせられる秋の花を2種類紹介します。
パンジー・ビオラ
寒さに強いパンジー・ビオラは、秋から冬にかけて花を咲かせます。そのため、秋の花でもあり冬の代表花でもあります。
花が大きいものをパンジーと呼び、小さいものをビオラと呼んでいますが、どちらも育てやすく秋にキレイな花を咲かせます。
パンジーやビオラを育てるには2つの方法があります。1つ目は種から植える方法です。
種から育てる場合は、8月~9月頃に種を撒く必要があります。
しかし、発芽温度が15℃~20℃とされているため、暖かい時期は芽が出にくいでしょう。
2つ目は苗から育てる方法です。
先ほども紹介したように、パンジー・ビオラは育てるのは簡単ですが、発芽させるには難しい種類なので、初心者は苗から育てることをおすすめします。
パンジー・ビオラの苗は、ホームセンターなどで手軽に手に入れることができますよ。
宿根サルビア
初夏から秋まで沢山の花を長く楽しめるサルビアは、暑さにも非常に強いので残暑が残る秋先でも簡単に育てることができます。
サルビアは宿根性・1、2年草など品種が豊富なのが特徴で、赤をはじめ白・ピンク・紫な
どの花を咲かせるのが特徴です。
サルビアの種は気温が上がらないと発芽しないので、4月下旬~5月上旬に種まきを行います。
葉っぱが2、3枚になったらポット苗に移して栽培するのが一般的ですが、この時期に種を撒くと5月~6月頃に花を咲かせてしまう可能性があるので、秋に咲かせたい場合は向いていません。
サルビアもパンジー同様で、ポット苗で販売されています。そのため、秋に合わせてポット苗を購入して育てるのが良いでしょう。
まとめ
秋に咲く花の種類はとっても色味がキレイであることがわかりました。
1度ではなく2度3度花を咲かせる種類が多いので、長く花を楽しみたい方には秋の花がおすすめです。
ここで紹介したお花は本当にごく一部で、もっといろいろなお花が存在します。
この記事をきっかけに、秋の花について調べてみてはいかがでしょうか。