お花ってどうやって選べばいい?選び方や選んではいけないお花をご紹介!

お花を買うとき、いざフラワーショップに行くと「あれも良い、これも良い」と迷ってしまうことってありますよね。たくさんのお花を見ると目移りしてしまって、なかなか欲しいお花が決まらないそんなことはありませんか?

そこで今回は、お花の選び方と選んではいけないお花などをシーン別に紹介していきます。

新鮮な花の選び方

生花を贈るまたは購入する場合に、忘れがちなのが、お花が新鮮であることです。

生花は気温が高い時期は特にですが、お花の鮮度によっては、1週間近く花もちが違ってきてしまいます。

フラワーショップは、街中の商店街のあるような小売店から、スーパー、ホームセンター、ショッピングセンター、駅周辺の専門店などさまざまです。通販専門店や、通販会社と提携している生花店も多くあります。

販売店の立地によっては、お花の回転(販売量)に違いがあり、鮮度も状態も違います。

大抵の場合、販売されているお花には、強い照明が当てられているため、眺めている限りはどの花も美しく瑞々しく見えてしまうため、素人が判断するのは難しいのです。

もし、時間的に可能であれば、普段から自宅や職場近くのフラワーショップの様子をさり気なくチェックしておくのがおすすめです。

お花の種類別!鮮度の見分け方、選び方

お花の種類によっても鮮度が違うのを知っていますか?ここではバラ、ガーベラ、カーネーション、トルコキキョウの鮮度の見分け方、選び方を紹介していきます。

バラは、花色と本数に注意

バラは、花びらや花首、葉に傷みや鮮度が現れやすい花です。

強い照明があたっていると、わかりにくいのですが、照明から、少し離して天然光にかざして、間近に見てみると、花びらや花首、葉の勢いで鮮度が判別できることがあります。

水揚げがあまり良いとは言えず、棘があることから、フラワーアレンジでは多用されても、生け花などではあまり使用されないことが多いのです。

 

特に、色の品種の多いバラで注意することは、花言葉に関することです。

愛に関する花言葉が多いバラですが、黄色に関しては昔からあまり良い意味を持たず、「嫉妬」「愛情の薄らぎ」などのため、恋愛関係の贈りものには向いてません。

ごく最近になって、ファザーズデー(父の日)‎に黄色のバラ運動がアプローチされていますが、まだまだ、平和で友愛を示す黄色でありますが、黄色いバラは難しい花色の一つとなっています。

また、真紅のバラの場合は、本数により愛に関する花言葉の意味が変わってしまうため、「真実の愛」なのか、「友愛」なのか、別れを仄めかすのか、気にする人は気にしてしまう風潮もあるため、購入の際は、用途をお店に伝えておくのが無難です。

明るくて、人気のひまわりも、最近はバラ同様、本数による花言葉の変化が見られる花なので注意する必要があります。

品種豊なガーベラは10~20代の若い女性に人気

色のバリエーションが豊かで、元気で丈夫で大きく見栄えの良いガーベラは、バラ同様、花言葉に良い意味を持つものが多い上に、バラより価格が安価のため、バラの代わりに使用されることが多く人気のあるお花です。

最近は「八重咲」「カール」「変わり咲き」などの華やかなタイプを多く見られ、ガーベラでもゴージャスな見た目のものもあります。

ガーベラの鮮度は、太めの茎の部分に現れやすいです。

水に触れたところが痛みやすいことから、切り花として古いものほど、その部分が柔らかく透明がかっていたり、ねばついていたりします。

選び方はオールマイティーなところがありますが、フラワーアレンジメントや花束に向いており、特に10~20代の若い女性に好まれるお花であることがポイントです。

欧米では弔いの花であるカーネーション

感謝に関する花言葉が多いカーネーションは、昔ながらの花の姿以外にも品種改良が進み、スプレー菊のような大きく華やかで、人工的に彩色が施されたものも出回るようになっています。

日本では母の日にプレゼントする花として有名ですが、欧米では弔いの花として墓所で見られる有名な花です。

そのため、最近、日本のお盆の花束には、赤いカーネーション、それ以外にもスプレー菊のように品種改良されたカーネーションが使用されることが多くなりました。

仏壇花として菊の代わりになり、洋花独特の華やかさがあるため、洋間や洋風墓石にもマッチすることから人気です。

カーネーションの鮮度は、花びらの勢いや張り、花首の強さに現れやすく、茎の水に触れた部分の傷みなどでも判断することができます。

淡い花色とボリュームが魅力のトルコキキョウ

柔らかい風合いで淡い花色、華やかに花を多くつけたトルコキキョウは、和洋のフラワースタイルで人気の花です。

慶弔どちらでも使用可能ですが、その微妙で優しい色合いは弔事の際に色どりやボリューム、ほのかな華やかさを演出する際に重宝されています。

淡いピンク系も素敵ですが、ブルー~薄紫系は花の品種が限られているため、トルコキキョウはその色合いを持つためによく利用されています。鮮度の見分け方は、花や葉が肉厚であることや、茎がしっかりしていること等などで判断します。

どれを選べばいいかわからない!というときは?

生花店に足を踏み入れて、または通販ショップの画面を前にお花を購入する際、「どれを選べば良いかわからない」というときは、どのように対処したら良いでしょうか?ここでは、選び方のポイントを3つ紹介していきます。

予算で選ぶ

贈るシーンによって予算相場は変わります。

 

プロポーズ  5,000円~15,000円
結婚記念日 5,000円~15,000円
誕生日   家族親戚 3,000円~10,000円

恋人  5,000円~15,000円

友人  3,000円~10,000円

開店、開業、移転祝い 家族、親戚 10,000円~30,000円

友人    5,000円~10,000円

ビジネス  10,000円~3,0000円

母の日  3,000円~10,000円

 

このように、予算で区切ると、使用できる花の品種や数、スタイルが絞られてくるため、あらかじめ予算を設定しておくと、お店に行っても迷うことが少なく購入しやすくなります。

 

色で選ぶ

好みの色をメインカラーにすると、失敗することが少なく、贈った相手にも気に入ってもらえます。また、「元気なイメージ」にはビタミンカラーの黄色やオレンジ、女性には「可愛い」ピンクや淡いパステルカラー、「大人っぽく」したいのであれば、紫、結婚祝いであれば、「愛」をイメージした赤という感じで選ぶのもおすすめです。

思い切ってお花屋さんにアドバイスをもらう

お花屋さんにおまかせするのも、決して悪いことではありません。

花言葉や本数など、若い人達のルールや知識がわからない場合は、お花のプロにまかせてしまった方が安心です。

こだわりがあるときは、間違いがないかどうかの確認や、もっとトレンドを意識したアドバイスをしてもらいましょう。

こんなときに選んではいけないお花って?

お花を選ぶときに、気をつけなければいけないことがあります。それは選んではいけない花があることです。ここでは、お見舞い、供花、開店祝いに選んではいけないお花を紹介します。

お見舞い

昔からお見舞いのお花に忌み花があることはよく耳にしますよね。

たとえば、「根付く」という意味での鉢植えはもちろん、カラフルで可愛いポピー、好きな人が多いアジサイ、チューリップ、シクラメン、ツバキなど花色が変化したり、散りやすかったり、花首ごと花が落ちやすいものなどは、「死を連想」させるため不吉です。

「血を連想」させる赤も禁忌、「仏壇花を連想」させるブルー・紫系も単色では避けなければいけない花色です。

棘や香りのきつい花も避ける必要があり、ユリなどは患者の体に負担がかかる点でお見舞いにNGな代表的な花です。

供花

故人が好きなお花を飾りたいところですが、葬儀・四十九日の法要では、白一色という決まりがあります。

特に葬儀では、白い菊が一番格が高く、その花びらの重なりが供養になるという宗教的な意味合いが強いという、儀式的な決まりからきています。

生花を多く手向ける場合には、花もちのよい胡蝶蘭や黄色オンシジウムなどの蘭類も供花として同時に使用されます。

ピンクやブルーなど、淡い色合いの花は、四十九日を過ぎた法事、一周忌頃から使用するお花になります。

開店祝い

おめでたいお祝い、お店を華やかにアピールするためのお花選びでタブーなのが、「火事(火)」を連想する赤い色です。また、「赤字」などを連想させてしまうので縁起が悪いとされています。華やかなので、つい選んでしまいがちですが、赤い花はもちろん、ラッピング、花器にも絶対に避けるようにしましょう。

どんな花を選べばいいかわからないなら通販もおすすめ

予算や用途は決まっているのに具体的にお花を選べない場合や好みやこだわりが少しでもある場合は、生花専門店の通販がおすすめです。

信用できる有名店以外にも、農園直送の鮮度がよいものがあります。

レビューを参考に予算や花の種類などもいろいろ比較検討ができるので幅が広がります。

また、目的・予算ごとに仕上がり画像を参考にオーダーもできるので、大きなイメージの違いを少なくすることもできます。時間があるとき、時間が空いたときに手軽に頼めるのも魅力です。

まとめ

新鮮なお花の選び方はお花の種類によっても違います。どれを選べば良いのかわからないときは予算や色で選ぶ方法もあります。迷ってしまった場合はお花屋さんにアドバイスしてもらうのも良いですね。

贈るシーンによっては選んではいけないお花があります。死を連想させてしまう不吉なお花もあるのでこの記事を参考にして贈るときには充分に注意するようにしてくださいね。

なかなか決まらないときは、レビューを参考にして通販ショップで選ぶのもおすすめですよ。