キンモクセイ

金木犀(キンモクセイ)は公園、街路樹などにも植えられいる香りの強い花です。オレンジ色の小さい花がとても可愛らしくプレゼントとしても人気があります。

金木犀には実はいろいろな効果があることを知っていますか?そこで今回は金木犀の花言葉、育て方や剪定のコツについてお話していきます。

金木犀のことを知ってプレゼント選びのときに役立ててくださいね。

金木犀ってどんなお花?

金木犀はモクセイ科の植物で中国南部が原産地で、細長い葉がウエーブしているのが特徴です。秋にオレンジの小花をたくさんつけます。

金木犀は独特な香りがするお花で、芳香剤として用いられることも多く強い香りが特徴です。その香りの強さが遠くの街まで届くので昔は「千里香」とも呼ばれていました。

金木犀にはリナロールなどの成分が含まれているのでリラックス効果もあり、アロマ成分も含まれています。

金木犀は9月の中旬から咲き始め10月下旬~11月になるにつれ花を落としていきます。しかし、開花すると1週間ぐらいで枯れてしまうので花の寿命は短命です。

金木犀の花言葉は「謙虚」「気高い人」「真実」

金木犀の花言葉は「謙虚」「気高い人」「真実」などがあります。

これは金木犀の香りはエレガントで高貴なイメージなのに、花が小さいことから「謙虚」というような花言葉がついたといわれています。

「初恋」という意味、ほかにも、「誘惑」「陶酔」というちょっと危険な花言葉をもっていることから、金木犀が怖い花言葉だというイメージがついています。

この花言葉がついたのは、金木犀が持つ独特の甘く強い香りが原因なのです。

この強い甘い香りが、人を誘惑しているイメージを与えてしまったり、この香りによって人を「陶酔」させてしったりするイメージがあることで、このような花言葉がついたといわれています。

金木犀を育ててみよう!

金木犀は耐暑性は普通、耐寒性には弱い花ですが、丈夫な花なので育てやすい花ではあります。ここでは金木犀の育て方を紹介していきます。

金木犀の育て方

金木犀は日当たりが良く風通しの良い場所が最適です。土選びは水はけの良い土を選びます。用土を選ぶ際は赤玉土7:腐葉土3ぐらいの割合で混ぜた土にします。

地植えの場合は庭土に堆肥、腐葉土、培養土などを混ぜておきます。アルカリ性の土の場合はいりません。

水やりは地植えの場合はほとんど必要ありませんが、鉢植えは土が完全に乾いてからたっぷりと水やりを行うようにしましょう。冬は水やりは控えめにしましょう。

地植えの木犀の肥料は2月ぐらいにリン酸、カリウムの多い有機肥料、草木灰などを与え、鉢植えの場合は2月と5月、花が咲く前の8月~9月上旬に有機肥料やリン酸分の多い化成肥糧を1回のペースで与えるようにしましょう。

金木犀の剪定時期と方法

金木犀の剪定は2月~3月と11月に行います。流れとして、花が咲いてから少し経った後に軽く剪定を行い、2月~3月に樹の形を整えるために更に剪定を行います。

金木犀を剪定してはいけない時期は春先~夏にかけてです。

金木犀はこの時期に花芽をつけ始めますので、花数が減ったり咲かなくなってしまったりします。剪定はこの時期を避けてするようにしましょう。

金木犀の植え替え時期・方法

金木犀は植え替えするときに根が傷つきやすいため、植え替えはしません。根が傷つくと水、養分を吸い上げる力が弱くなってしまうのです。

しかし、鉢植え野場合は、根詰まりを起こしやすいので、枯れてしまう可能性があります。

2~3年に1回のペースで植え替えするようにし、3月~4月に植え替えを行うようにしましょう。

金木犀は庭に植えてはいけないってホント?

キンモクセイ

金木犀だけではありませんが、「甘い実をつける植物は植えてはいけない」という言い伝えがあります。

甘い実をつける植物には住んでいる土地のエネルギーを吸い取るという言い伝えがあり、「桃」「柿」「栗」などは自宅の庭に植えてはいけないといわれています。

実がなっても、収穫しないと実が腐ってしまい、病害虫の原因になるという理由もあるからです。

また金木犀は大きく生長するため、手に負えなくなり、管理が大変だからという理由もあります。

特に庭が狭い場合は隣の家にも迷惑がかかることもあるので植えない方が良いといわれています。

金木犀の花が咲かない理由とは?

金木犀の花が咲かない原因のほとんどは以下の3つです

  • ・花芽を切ってしまっている
  • ・虫が栄養を全て吸い取ってしまっている
  • ・土の中の栄養が足りていない

「金木犀」の花芽は、春から夏にかけて作られます。しかし花芽が作られる初期では目で確認することが難しいため、花芽を切ってしまってる可能性があります。

花芽は秋ごろになればぷっくりと大きくなるので目で簡単に確認できるようになるのでこの部分は避けて剪定するようにしましょう。

次に害虫によって花が咲かない場合には、剪定していないことで、虫が栄養を全て吸い取ってしまっていることが原因になっています。

先にも述べたように剪定は樹の形を整えるためにもしますが、風通しを良くして虫がつくのを防ぐためでもあるのです。

剪定をしていても、虫に気づかずに虫を駆除していない可能性もありますので、害虫がついてる場合は薬剤などで駆除するようにしましょう。

最後に、金木犀の花を咲かせるためには土作りも重要なポイントです。花が咲かない原因として、土の中の栄養が足りていない可能性があります。

肥料は適切な量を与えなくてはいけないのです。

この肥料が春ぐらいに効果を表して花芽がつくようになるので、肥料をあげるときは2月下旬までにまでに与えることをおすすめします。

金木犀はプレゼントにおすすめ!

キンモクセイ

金木犀は、独特な香りをもっていますが、金木犀がもつ「謙虚」「気高い人」といった花言葉にピッタリな、オレンジ色の小花が可愛いらしい人気の花です。

金木犀を花束やブーケにしたり、アレンジメントしたり、誕生日、母の日、卒業式、記念日などのプレゼントとして贈るのもおすすめです。

金木犀の香りには、リラックス効果もあるのでちょっとしたプレゼントに喜ばれますよ。
ぜひ、プレミアガーデンでおしゃれなフラワーギフトを贈ってみてくださいね。