花には旬の季節があります。主に春~秋が主流と思われがちですが、もちろん冬もキレイな花を咲かせるお花は沢山あります。

 

今回は、冬に花を咲かせるすべての種類を紹介!・・・とはいきませんが、冬に花を咲かせるお花の中でも特におすすめなものや、育てやすい種類をご紹介いたします。

 

冬に咲く花の種類は?おすすめを紹介

花

春から秋の比較的暖かい季節は、いろいろな種類の花を楽しめる季節ですが、冬になると寒さなどに耐えきれず枯れてしまうお花がいくつかあります。

一方で、耐久性があり冬にも素敵な花を咲かせる種類があります。

ここではその中でも、おすすめなお花を3つご紹介いたします。

 

クリスマスローズ

クリスマスローズは、本当に冬にふさわしい名前を持つ花です。

多年草で、主に東西ヨーロッパや西アジアを中心に自生しています。開花時期は12月~4月で、真冬の中可憐な白い花を咲かせるのが特徴です。

 

時期や名前がクリスマスにぴったりなことから、この時期に贈られる花束やフラワーアレンジメントにも良く使用されています。

クリスマスローズという名前は「ニゲル」という一種に付けられた名前なので、日本ではヘレボルス属全体を表す名詞となっています。

 

このお花が日本に入ってきたのは、明治時代初期といわれており、観賞用ではなく薬草として試験的に植えられたのが栽培の最初です。

 

シクラメン

シクラメンは11月から4月に花を咲かせるサクラソウ科のお花です。シクラメンの仲間は地中海岸沿いからアジアにかけて十種類が分布しています。その中でも一般に鉢花として栽培されていた、シクラメン・ペルシカムを改良したものを「シクラメン」というようです。

 

名前の由来は花の特徴からきており、受粉すると花茎がくるくるとらせん状に巻く姿を、ギリシャ語で「キクロス(らせん・円)」ということから、シクラメンという名前になったという説があります。

 

スイセン

春を告げる草花として古くから親しまれているスイセンは、ヒガンバナ科の植物です。

11月から4月に花を咲かせます。

 

単にスイセンというと、日本で古くから親しまれていたニホンスイセンを指すことが多いようですが、最近ではほかの種・園芸品種も含めたスイセン属の総称を「スイセン」ということが多いようです。

 

スイセンの名前は、漢字で「水仙」とかいたことからきています。

花がとてもキレイですが、葉っぱには強い毒があるため注意が必要です。特に、ニラととてもよくにていることから、間違えて口にして中毒症状を起こした事例が後をたちません。

決して口にはしないように注意しましょう。

 

冬でも庭で育てられてるお花の種類はなに?

花

冬でも外でガーデニングを楽しみたい!という方は大勢いるでしょう。

上記で説明した花も、もちろん庭で育てることが可能な種類です。

しかし、冬はただでさえ寒くお花も枯れてしまうことが多いため、特に初めての方には冬のお花の中でも、なるべく育てやすいお花がおすすめになります。

 

そこで、冬でも育てやすいお花の種類を3種類紹介します。

 

パンジー・ビオラ

パンジーはヨーロッパに分布する数種のスミレをかけ合わせた園芸植物です。

11月~5月に花を咲かせ、秋に種を撒けば早くて晩秋から花が咲き始めることがあります。

長いと春先まで花が楽しめるので、非常に育てがいのある花でしょう。

高温多湿が苦手とされているので、育てるには冬の環境がぴったりです。

 

一般的には大きな花が咲く種類を「パンジー」小さな花が群がるように沢山咲く品種を「ビオラ」と呼んで区別をしています。

パンジーを育てる時は、水はけ・通気性の良い土を選びましょう。植え替えの場合は、市販の草花用の土で問題ありません。

 

植え替えが終了したら、普通の植物同様で水やりをこまめに行い、日光をたっぷり浴びさせましょう。

パンジーを育てる方法は2つ存在します。1つは種から育てる方法、2つ目は苗から育てる方法です。初心者の方には、失敗の少ない苗から育てるタイプがおすすめです。

 

フクジュソウ

鮮やかな黄色が特徴のフクジュソウは、1月~4月に花を咲かせて6.7月頃枯れてしまう花です。12月頃になると、また芽を出すことから冬のお花であることがよくわかります。

基本的には直射日光を好むお花ですが、日差しが強すぎたり土が乾燥しすぎるとすぐに弱ってしまうので、育てるには少し気を配る必要があるでしょう。

 

フクジュソウを育てる方法は、苗と鉢植えの2種類です。ですが、フクジュソウの種は非常に発芽率が悪いので、初心者の方は苗から育てることをおすすめします。

また、根からの吸収率が良くないので、ポットから取り出したら根を崩して良く広げましょう。

 

フクジュソウの根には毒がありますが、手で触れても影響はないので安心してください。

それでも心配な場合は、ゴム手袋や軍手を付けて作業を行いましょう。

 

まとめ

お花は、春先や夏に沢山花を咲かせるイメージがありますが、冬に花を咲かせるお花も種類が豊富です。

寒い時期なので家にこもりがちですが、花を育てることで外へ出るきっかけを作ってみてはいかがでしょうか。

 

さらに、冬は虫の活動が止まる時期でもあるので、虫が苦手な方でも気軽にガーデニングにチャレンジできるでしょう。