スズランといえば白くて小さく、可愛らしいイメージがありますよね。

よく見かける可愛いスズランのお花についてまとめました。

自宅で育てられるのか、またプレゼントする際にはどのような意味の花言葉があるのか、何色を贈るか迷いますよね。

今回は、スズランの品種や色別の花言葉、育て方、プレゼント方法などについて詳しく紹介します。

スズランってどんなお花?

・英名:Lily of the valley

・原産地:ヨーロッパ、東アジア、北アジア

・花の色:白がメインですが、品種によってはピンクなどの花も咲かせます。

・開花時期:4月~5月

・耐寒性、耐暑性:耐寒性には強く、-10℃でも耐えられるためそれほど気にする必要はありません。耐暑性はやや弱く、強い直射日光や高温多湿な環境が苦手です。夏は風通しの良い半日陰で育てるのが望ましいとされています。

スズランの花の由来は?

スズラン(鈴蘭)のスズ(鈴)は、下に向かって咲く花の形が鈴に似ている事から、ラン(蘭)は葉や花の形がラン(蘭)に似ている事から、鈴蘭になったと言われています。

また、花が葉の下に隠れるよう咲くことから「君影草(きみかげそう)」と呼ばれることがあります。

そして属名である「Convallaria」はラテン語の「convallis(谷間)」「leirion(百合)」が語源であるため「谷間の百合(たにまのゆり)」と呼ばれることもあります。

スズランの花言葉にはどんな意味がある?

小さく可愛らしい鈴のような花を咲かせるスズランですが、どのような花言葉があるのでしょうか?

また、花の色によって違いがあるのでしょうか?ここからはスズランの花言葉について解説していきます。

スズラン全体の花言葉は?

スズランの花言葉には以下の通りです。

  • 再び幸せが訪れる
  • 純粋
  • 純潔
  • 謙虚

「再び幸せが訪れる」…スズランは春から初夏に咲くため、ヨーロッパなど北国の人々にとってはスズランの花が春の訪れの象徴になっています。暖かい幸せな季節に咲くという事に由来しています。

「純粋」「純潔」…ヨーロッパではスズランが聖母マリアの花とされていることや、また、純白の花が咲く事から花の色にも由来し「純粋」「純潔」とされています。

「謙虚」…ひっそりと白く小さい花を咲かせ、控えめな美しさから「謙虚」とされています。

スズランの色別にも花言葉が!

スズランの色別花言葉には2種類あります。

  • 白:「純粋」「純潔」「幸福」
  • ピンク:「可愛らしさ」「愛らしさ」

スズランの花といえば白を思い浮かべますが、混じり気のない白は純潔さや幸福を表しています。結婚式で花嫁さんのブーケなどにも用いられる事があります。

 

また、ピンクのスズランには「可愛らしい」「愛らしい」という意味があります。

女性らしさを表しており、ピンクのスズランにぴったりの花言葉です。

スズランのお花にはどんな品種・種類がある?

普段よく見かけるスズランは白のイメージがありますが、スズランのお花にも種類や品種はあるのでしょうか?

ここからスズランの種類・品種について解説していきます。

 

スズランには、以下の種類があります。

  • 二ホンスズラン
  • ドイツスズラン
  • ピンクスズラン

ニホンスズラン…東北、北海道が主な原産地で葉は細く、花が葉より低い位置で隠れるように咲きます。別名「きみかげそう」と呼ばれています。花は真っ白です。

ドイツスズラン…葉は幅広く、花もニホンスズランより大きめです。花は葉と同じくらいの高さで釣り鐘のように下向きに咲きます。ニホンスズランより香りが強く、香水の原料にも使われます。花の真ん中に赤い点がついています。

ピンクスズラン…ドイツスズランの園芸品種です。ほんのり淡いピンクや紫色をしています。花はやや小さめです。

スズランの花を育てよう!育て方のコツ

とても可愛らしいスズランのお花ですが、自宅でガーデニングをして楽しめると良いですよね。

どのようにすれば上手く育てられるのでしょうか。ここからはスズランの育て方のコツをご紹介していきます。

元気に育てるための環境づくり

スズランは日当たりの良い場所で育つので、夏以外は日光の当たる所で管理します。

耐寒性が強く、冬はそれほど気にする必要はありませんが、高温多湿に弱いので夏は強い直射日光を避けた半日陰で育てましょう。

また、水はけと通気性が良く適度な保水性のある土壌が適しています。

水やりのコツ

夏は、表土が白っぽくなって乾燥してきたらたっぷり水やりをします。

庭植えの場合も同様、表土が乾いたらたっぷり水やりを行いましょう。

湿り気のある土地の場合はそれほど頻繁に水やりしなくても大丈夫ですが適度な湿度を保つようにします。

 

冬は土を湿らす程度に水やりします。

一度に水を与えすぎると根腐れの原因になるため数回に分けます。

肥料はどれくらいあげればいい?

肥料を与えると花のつき具合が良くなります。

そのため、緩効性の化成肥料を1週間~2週間あけて与えましょう

地植の場合は植え付ける時に有機質を多く含んだ土にしておき、腐葉土などを混ぜた時は追肥の必要はありませんが、気になる場合は鉢植えと同様5月〜6月に肥料を与えます。

植え替えはどうすればいい?

10月上旬〜12月上旬(秋)、もしくは4月上旬〜5月上旬(春)の暖かい日に植え替えます。

放っておくと株が混み合ってくるので、この時に清潔なハサミで3〜4節で切り分けて株分けします。花芽を折らないように注意します。

スズランのお花は贈り物にもおすすめ!

可愛くて花言葉も素敵なスズランは大切な人に是非プレゼントしたいお花ですね。

スズランだけを花束にして贈るのはもちろん、園芸が好きな方に贈るなら鉢植えでのプレゼントもおすすめです。

鉢植えだとガーデニングを楽しめ、お花が長持ちするメリットがあります。

また、スズランは白がメインで小さく控えめなお花なので、違う色のお花との組み合わせを楽しむフラワーアレンジメントをプレゼントしてみるのもいいですね。

お花の通販サイトプレミアガーデンでは、フラワーアレンジメントや花束などをプレゼントする際、直接店舗へ赴かなくても購入できます。

お花の種類も非常に豊富なので、お花ごとの比較や相手にマッチしたプレゼントがきっと見つかります。

まとめ

可愛らしくてお上品なスズランのお花は色々な楽しみ方がありますね。

ガーデニングを楽しむのもきっと癒やされますし、大切な人にプレゼントにするのも素敵です。

是非一度試してみてくださいね。