黄色いお花が特徴の可愛らしいマリーゴールド。最近は歌の題名にもなって、その歌から花の存在を知ったという人も多いのではないでしょうか。

 

マリーゴールドのお花はほかの植物に比べると、長い期間お花を楽しむことができるので一度育てると長く楽しむことができるのは知っていますか?

今回はマリーゴールドの特徴や花言葉、育てるポイントなどをいくつかご紹介します。

 

マリーゴールドのお花の特徴とは。

 

科・属 キク科・タゲテス属
和名 千寿菊
英名 Marigold
学名 Tegetes
原産地 メキシコ・中央アメリカなど
開花時期 5~7、9~11月

 

マリーゴールドは1年間で2度花を咲かせる珍しい植物です。草丈は20cm~100cm程まで成長するため、1年草に所属しています。原産地はメキシコや中央アメリカなど比較的暖かい場所なので、寒さに弱いものの暑さには強いという特徴があるようです。こういったことから、暖かい日が多い日本の環境でも簡単に育てることができる初心者向けの植物でもあります。

基本的な花の色は「黄色・オレンジ・クリーム色」などで、花の大きさは4~7cmくらいです。

年に10回ある聖母マリアの祭日にいつも黄金の花を咲かせていたことから「マリーゴールド」という名前が付いたという由来があります。

 

マリーゴールドの花言葉とは?

マリーゴールドにはたくさんの花言葉があります。

全体に込められた花言葉はもちろん、色や品種によって花言葉が異なることもあるようです。

そこで今回はマリーゴールド全体の花言葉や色別の花言葉をご紹介します。

 

マリーゴールド全体の花言葉

マリーゴールドの花言葉は以下のとおりです。

  • 嫉妬
  • 絶望
  • 悲しみ

可愛らしく良いイメージの強いマリーゴールドですが、実はあまり良いイメージではない花言葉を持っていたのです。

なぜこのような花言葉になったのか、由来は所説ありますがある女性の恋がきっかけになっています。

ある女性は1人の恋人がいる男性のことを好きになってしまったそうです。相手の女性に嫉妬を繰り返していくうちに耐えきれなくなり思いを伝えられないまま死んでいきました。その後死んだ女性はマリーゴールドとなり生まれ変わったことから「嫉妬」や「悲しみ」などといったマイナスな花言葉が付いたそうです。

しかし、マリーゴールドは色や品種で花言葉が変わってくるのでプレゼントに向いていない訳ではないので安心してください。

色別の花言葉

色別の花言葉は以下の通りです。

  • 黄色・・・健康・下品な心
  • オレンジ色・・・真心・予言

咲くだけで周りを明るくしてくれそうな黄色のマリーゴールドには「健康」といった花言葉が付けられています。一方でキリスト教では黄色は裏切りを意味することから、「下品な心」というマイナスなイメージの花言葉が込められているようです。

オレンジのマリーゴールドには「真心」という意味が込められています。華やかなイメージが強いオレンジ色のマリーゴールドは、別名「太陽の花嫁」といった呼び方もあるそうです。

品種別の花言葉

品種別の花言葉は以下の通りです。

  • フレンチマリーゴールド・・・いつも隣において
  • アフリカンマリーゴールド・・・逆境を乗り越えて生きる
  • レモンマリーゴールド・・・愛情

赤と黄色が特徴的なフレンチマリーゴールドは、王室の庭で栽培されていたことから「いつも隣において」という花言葉がつきました。

アフリカンマリーゴールドとレモンマリーゴールドに上記の花言葉が付いた理由は定かではありませんが、花言葉は見た目やその花の歴史が大きく影響することから、これらの花言葉が込められたきっかけがあったのかもしれません。

 

マリーゴールドの花を楽しむための育てるポイント

初心者でも比較的簡単に育てることができるマリーゴールドですが、よりお花を楽しむためには3つのポイントを抑えておく必要があります。

  • 置く場所
  • 水やり
  • 花の管理

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

置く場所

マリーゴールドは、日当たりと風投資が良い場所に置くことで、より元気に育てることができます。植木鉢や花壇で育てる場合は、背丈の低い品種を前に、高い品種を後ろに置くことで風通しや日当たりを確保することができるでしょう。見た目もキレイに育てることができるのでおすすめです。

水やりの方法

マリーゴールドの水やりは、土が乾いたと感じたらたっぷりの水をあげるようにするのがポイントです。

水やりはなるべく花にかからなようにあげるのが良いですが、虫が付きやすい時期になると「ハダニ」などが付着します。ハダニ防止のためにも花からたっぷりの水を書けるようにしましょう。

花がら摘み

花を長期間咲かせるマリーゴールドは、花がら摘みが大切なポイントになります。

花がら摘みとは枯れた花をキレイに取り除く作業のことで、この作業を怠ると、枯れた花が腐ったり、花から種が出て栄養を吸収されてしまうことがあるでしょう。

今ある花をキレイに咲かせるためにも、いらない場所はこまめに取るようにしてください。

 

マリーゴールドの花をプレゼントしよう!おすすめの方法とは?

マリーゴールドは敬老の日などによく贈られるお花として人気があります。

ほかにも様々なシーンにマリーゴールドを贈ることができますが、プレゼントとして送りやすい方法を3つご紹介します。

花束

お花を贈る定番の方法である花束はマリーゴールドも贈ることができます。

マリーゴールドは1つ1つが可愛らしい形をしているので、まとめるとさらに可愛らしい印象に。マリーゴールドだけを町メタ小さな花束は可憐で、女性同士のプレゼントにも人気があります。

鉢植え

ガーデニングやお花を育てるのが好きな相手には、植木鉢でマリーゴールドを贈るのもおすすめです。水やりや置く場所などを気を付ければ初心者でも満足できるガーデニングを楽しむことができるでしょう。

フラワーアレンジメント

フラワーアレンジメントとは、水を含んだスポンジにお花がアレンジメントされているもので、カゴや箱など様々な形の入れ物で贈ることができます。

サイズも小さいものから大きなものまであるので、シーンや贈る相手に合わせて選ぶと良いでしょう。

貰ったら直接飾ることもできるので、お花をあまり飾らない人でも気軽に生活に取り入れることができるでしょう。

まとめ

可愛らしイメージの強いマリーゴールドですが、なかなか悲しい花言葉を持っているお花でしたね。しかし、花の品種や色によっては素敵な花言葉に変わるので、プレゼントする際は気にせずに贈ると良いでしょう。

育てることもできるので、自分で栽培して相手にプレゼントするのもおすすめです。