「遠慮」、「気後れ」、「内気」、「はにかみ」といった花言葉があるシクラメン。花の少ない冬の時期に、色鮮やかな花を咲かせます。球根植物のため、上手に育てれば何年でも花を咲かせることができることをご存知でしょうか?育て方のポイントやよくある質問をご紹介します。

シクラメンってどんなお花?

シクラメンはサクラソウ科の球根植物です。鉢植えで育てられる冬の代表的な花で、クリスマスの時期に花の鉢植えが売られているところをよく見かけます。

青々としたハート型の葉が茂り、葉の中央に細い茎をのばして頂点に花を咲かせます。花の色はピンク、赤、白、花びらは丸弁で反り返るようにして咲くことがスタンダードですが、黄色や紫の珍しい花色の品種や、八重咲き、ロココ咲きの品種や香りを持つ品種まで、毎年次々と新品種が発表されています。花の時期は12~4月、花の大きさは3~10cmほどです。

シクラメンの花言葉にはどんな意味がある?

シクラメンの花言葉は「遠慮」、「気後れ」、「内気」、「はにかみ」です。雨から花粉を守るために下向きに咲くシクラメンの花が、恥らっているように見えることに由来します。

花の色によっても花言葉が異なります。

例えば、白いシクラメンの花言葉は「清純」、「綿密な判断」、「思いやり」です。白いシクラメンは品種改良で作り出されたものであり、真っ白なので、無垢さや透明感といった印象を与えるので、このような花言葉が付いたのでしょう。

その他ピンクのシクラメンは「憧れ」、「内気」、「はにかみ」、赤いシクラメンは「愛情」、「きずな」、「はにかみ」、「嫉妬」という花言葉があります。

シクラメンの育て方のポイント

シクラメンの育て方のポイントは、剪定、水やり、切り戻しと植え替えにあります。シクラメンの特徴を理解し、上手に育てて、長く開花を楽しみましょう。ここではシクラメンの育て方のポイントを紹介しいきます。

剪定でシクラメンを元気に育てる

シクラメンの選定は、球根の頂部にある芽に日光を当てて生育を促進するとともに、花を中央に集めて株姿を整える目的で行います。株の中央にある葉を、外側のほうの古い葉の下方へ移します。葉柄が交差すると株の中央に日光が当たらないので放射状に広げます。この葉組み作業は、葉が増える秋以降に、月に一度程度の頻度で行いましょう。株の中心に日光が当たり、形よく、小さな蕾まで咲くようになります。

春以降は水やりをストップさせる

シクラメンは、休眠させるか、させないかで水やりが変わります。休眠させる場合、新しい花芽が出なくなったら、休眠の準備のため徐々に与える水を少なくし、春以降葉が黄色くなってきたら水やりをストップします。そして雨が当たらない涼しくて風通しのいい日陰に移動させます。

休眠させないで、日陰で育てる方法もありますが、難しいので、開花を早めたいというわけでなければ、春以降は水やりをストップして夏は休眠させましょう。枯れた花は摘んでしまいましょう。

切り戻しと植え替えでシクラメンを長く楽しむ

花が少なくなってきたり、形が乱れ始めたら切り戻しをしましょう。鉢の周りに沿う形で思い切って全部の枝を大胆に切ります。切り戻しをすることで、長い期間花を楽しむことができます。

植え替えは、9月上旬から中旬に行います。休眠株の場合は、根鉢を抜いたら土をすべて落とし、根を半分くらい切って同じ大きさの鉢、あるいは一回り大きな鉢に植えます。その際、球根の頂部が土に埋まらないように浅く植えます。

上手く生育すると10月~4月頃にかけて開花します。

シクラメンを育てる際のよくある質問

シクラメンを実際に育てている際に、困った経験はありませんか?ここでは、シクラメンを育てる際のよくある質問をまとめました。シクラメンは手を掛ければ花芽をたくさん付け、長持ちしますので、困ったときはこちらをご覧ください。

シクラメンがぐったりしてしまったら?

シクラメンがぐったりする理由は大きく分けて3つあります。

1つ目は、温度管理が適切でない場合です。室温が10~20度になるよう調整してみましょう。

2つ目は、球根や根の不調によるものです。シクラメンは明るくて風通しのよい日当たりのいい場所を好みます。日当たりが悪い場合には、日光の当たる場所に移動してみましょう。

3つ目は水切れです。水切れを起こした場合は、シクラメンの鉢がすっぽりつかるくらいの大きな容器にシクラメンを入れて、花の上から水をかけて葉も水も濡らした状態で一晩おいておきましょう。

シクラメンの花がらの摘み方

花が枯れたら、花茎の根元から摘み取りましょう。鋏を使わずにねじりながら引き抜くと傷口が小さく簡単に取れます。葉も黄色く枯れて来たら株もとから摘み取ります。こまめに花や葉を摘み取ることで、新しい花が咲き、長く楽しむことができます。

シクラメンにはどういった使い方がある?

シクラメンは、冬に楽しむことができる数少ない品種です。見た目も華やかで、クリスマスや年末年始等イベントが多いシーズンにお庭やお家の中を彩ることができます。いろいろな品種があるので、お花が好きな方へのクリスマスプレゼント・お歳暮としてもおすすめです。

シクラメンをプレゼントするのにおすすめな方法

シクラメンが開花する12月はクリスマス、お正月等のイベントやお歳暮シーズンと重なるため、プレゼントに選ばれる方も多いでしょう。シクラメンは鉢植えでも花束でも楽しめるお花ですので、送る相手やシチュエーションによって方法を使い分けることをおすすめします。ここでは、シクラメンをプレゼントするのにおすすめな方法を紹介します。

 

花束

花束は、切り花を重ねたポピュラーなギフトです。体積が大きくゴージャスに見えるので、シクラメンの華やかさがより一層際立つでしょう。また、アレンジメントや鉢植えと比べて資材が安価であるため、同価格帯であれば他のプレゼント方法よりも豪華さを演出できます。

イベントや大切な記念日でのプレゼントでは、花束でインパクトを出すことをおすすめします。

アレンジメントフラワー

アレンジメントフラワーは、バスケットやボックス内の吸水スポンジにお花を挿したものです。生け方や器の種類で雰囲気を変えることができ、また、プロの手でバランスよくデザインされるため、シクラメンの特徴のある葉も活かすことができます。

花瓶がない場合でも気軽に楽しめることができるので、花の管理になれていない方や忙しい方へのプレゼントにおすすめです。

鉢植え

鉢植えは、土に植えられた根のあるお花で、一番のメリットは育てる楽しみがあり、長く鑑賞できることです。シクラメンは上手にお世話することができれば、開花期間が長く、また、翌年も楽しむことができますので、ガーデニング好きな方に贈るなら、一番おすすめしたいスタイルです。

まとめ

シクラメンは夏の間の管理さえしっかりできれば、次の年もちゃんと花を付けてくれる植物です。冬に咲く数少ない花で、花言葉も素敵であるため、自分用に購入する方もプレゼントされる方も多いでしょう。しっかり様子を見てお世話して、2年目のシクラメンも楽しめるといいですね。

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