12月になると、いろいろな場所で販売されているポインセチアですが、どんな特徴のお花かご存じでしょうか?特徴を理解しておくことで、購入後も楽しくポインセチアを育てることが可能です。この記事では、ポインセチアの基本情報はもちろん、花言葉や上手に育てるためのポイントなどを、徹底解説していきます。

ポインセチアってどんなお花?

ポインセチアは、メキシコの産地が原産で、ユーフォルビア・プルケリマを改良して作られました。ユーフォルビア・プルケリマは、自然に自生しているため寒さに非常に強いですが、ポインセチアは寒さに弱く、10度以下で管理をすると枯れてしまう可能性があります。

また、ポインセチアといえば、真っ赤な見た目が魅力的ですが、赤や白に色づいた場所はお花ではありません。赤や白に色がついている場所は苞と呼ばれる場所で、お花は苞の中心にある黄色い部分です。お花の部分は非常に小さいですが、苞の色や形にインパクトがあるので、非常に魅力的なお花です。

 

ポインセチアの花言葉にはどんな意味がある?

ポインセチア全体には以下の花言葉が込められています。

  • 祝福する
  • 幸運を祈る
  • 聖なる願い
  • 聖夜
  • 私の心は燃えている
  • 清純

ポインセチアは、クリスマスカラーの見た目であることから、クリスマスに親しまれるお花です。そのため、クリスマスにちなんだ「祝福する」「幸運を願う」「聖なる願い」「聖夜」という花言葉が込められたそうです。

「私の心は燃えている」という花言葉は、ポインセチアの真っ赤な見た目が、まるで炎のように見えることから付けられました。

一見、清純という言葉はポインセチアとは関係ないのでは?と思いますが、原産地であるメキシコでは、赤が清純の象徴として崇められていたそうです。そういった歴史から、ポインセチアに清純という花言葉が付けられました。

 

ポインセチアを元気に育てるポイント

クリスマスに人気のポインセチアは、自分で育てる事ができます。ただし、寒さに弱いことから1年で枯れてしまうことが多く、元気に育てるにはいくつかポイントを抑えることが必要です。ここでは、ポインセチアを元気に育てるためのポイントを見ていきます。

日当たりの良い場所で育てよう

ポインセチアは、暖かい場所を好むので、なるべく日当たりの良い場所で育てるようにしましょう。また、日光にしっかり当てることで、葉や苞が育ちやすくなります。

赤い苞がしっかり育てば、魅力的なポインセチアを育てることができるでしょう。

冬は寒さに弱いので、10度を下回らない環境で育てることが大切です。そうなると、室内で管理することが多くなるので、暖房器具の風が直接当たらない場所に置いて育てるようにしましょう。ただし、同じ室内でも窓際や玄関は10度を下回る事が多いので、なるべく避けるのが好ましいです。

ポインセチアの水やり 

ポインセチアは、乾燥に強く湿気を嫌います。そのため、水のあげすぎに注意しながら乾かし気味に育てるのが水やりのポイントです。

少しでも土が湿っていると思った場合は、水やりは避けて完全に乾くのを待ちます。完全に土が乾いたのを確認したら、たっぷりの水を与えましょう。

ポインセチアの病気と害虫

ポインセチアには、以下の害虫が付きやすいです。

  • オンシツコナジラミ
  • アブラムシ
  • カイガラムシ

オンシツコナジラミは、室内で育てていると葉の後ろに付きやすいので、風通しの良い場所に置くのが好ましいです。

アブラムシやカイガラムシは、屋外で育てているとポインセチアに付きやすい害虫なので、見つけたらハブラシでこすって落としたり、薬剤を撒くなどして対処するようにしましょう。

ポインセチアが罹りやすい病気は、すす病や・灰色かび病などです。

風通しが悪かったり、水のあげすぎが原因となることが多いので、なるべく風通しの良い場所に置くようにしましょう。

ポインセチアの肥料・追肥

ポインセチアを上手にそだてるには、1年で2回肥料を与える必要があります。

タイミングは以下の通りです。

  • 1回目・・・5〜7月
  • 2回目・・・8〜10月

5月〜7月は、液体肥料を1週間に1回を目安で与えます。ポインセチアの状態を見ながら、肥料を与える頻度を変更しても問題ありません。最低でも1カ月に1度は与えるようにしましょう。

8月〜10月の期間は、緩効性の肥料を2カ月に1回を目安に与えます。この時期に与える肥料は、追肥として行うので、ポインセチアの様子を見ながら追肥を行うようにしましょう。

ポインセチアの花を育てる際のよくある質問

ポインセチアの花を育てていると、その過程でさまざまな疑問が生まれます。

今回は、その中でもとくに多い3つの質問について解説をします。

ポインセチアの花が枯れてしまったら

ポインセチアが枯れてしまった場合、以下の原因が考えられます。

  • 寒さ
  • 水のあげすぎ
  • 日光不足

先程も少し紹介をしましたが、寒さや水のあげすぎはポインセチアを枯らす大きな原因になります。必ず、ポインセチアを置く環境や水やりのタイミングを再度確認すると良いでしょう。

上記の原因に該当しない場合は、日光不足の可能性があります。ポインセチアは、日光不足になると葉が萎れてしまいます。その姿が枯れていると勘違いされやすいため、ポインセチアの元気がないと感じたら、一度日光に当てるのがおすすめです。

ポインセチアを植え替えるタイミングは

ポインセチアを植え替えるタイミングは5月〜6月です。この時期は、気温が上昇していたり、ポインセチアの生育期間に入るので、植え替えをしても根っこへの負担が最小限に抑えられます。

ポインセチアは生育期に大きく成長をする傾向にあるため、1〜2年に1度のタイミングで植え替えをするのがおすすめです。植え替えを行わずに何年も放置してしまうと、根腐れが起きて、枯れる原因になるので注意しましょう。

ポインセチアの増やし方とは

ポインセチアは挿し木で増やすことができます。挿し木とは、植物の一部を切り取り発芽させる方法です。

挿し木にもさまざまな方法がありますが、一般的には土を使用するか水を使用する場合が多く、ポインセチアはどちらの方法でも増やすことができます。

土の挿し木でも水差しでも、手順や準備をするもはほとんど変わらないので、自分の好きな方法で増やしてみるとよいでしょう。

 

ポインセチアをプレゼントするのにおすすめな方法

ポインセチアをプレゼントするなら以下の方法がおすすめです。

  • 花束
  • フラワーアレンジメント
  • 鉢植え

花束は、お花をプレゼントするのにピッタリな定番の方法です。

切り花を束ねて作るので、貰った後も花瓶に飾りやすく、長くお花を楽しむことができます。

フラワーアレンジメントとは、水を含むスポンジが入った「かご」や「箱」に、直接お花を挿してアレンジをしたフラワーギフトです。貰ったままの状態で飾ることができるので、貰ったあともインテリアとしてかざることができます。

お花を育てる趣味がある人にポインセチアを贈るなら、鉢植えタイプがおすすめです。

花束やフラワーアレンジメントは、一定期間で枯れてしまうのに対して、鉢植えで贈ることで、上手に育ててもらえば何年も楽しんでもらうことができるでしょう。

まとめ

ポインセチアは寒さに弱い植物です。そのため、何年も上手に育てるには、育てるための環境づくりが大切であることがわかりました。

プレミアガーデンでは、ポインセチアを使用した花束など、さまざまな形のフラワーギフトを多く取り揃えています。

全国配送も可能なので、クリスマスの贈り物としてぜひ購入を検討してみてください。