一輪でも非常に美しく見応えのあるダリアは、フラワーギフトによく選ばれるお花として人気があります。もらうイメージの強いダリアですが、自分で育てることもできることをご存知でしょうか。この記事では、ダリアを自宅で育てるときの正しい育て方や基本情報をご紹介します。
ダリアの基本情報
まずはダリアの基本情報を見ていきましょう。
名前 | ダリア |
英名 | Dahlia |
学名 | Dahlia |
科名 | キク科 |
属名 | テンジクボタン属 |
原産地 | メキシコ |
分類 | 球根 |
草丈・樹高 | 最大150cm程度 |
耐寒性/耐暑性 | 弱い/強い |
花色 | 赤、白、黄、ピンク、オレンジ、アプリコット、紫、複色など |
開花時期 | 7月~10月頃 |
お花は春に咲くものが多いですが、ダリアは夏〜秋にかけて花を咲かせる植物です。原産地がメキシコなので暖かい環境に強く、日本の夏でも元気に育てることができます。
花の色は非常にたくさんあるので、いろいろな色を育ててガーデニングを楽しんでください。
ダリアの正しい育て方
ダリアは比較的育てやすい植物です。そのため、基本的な育て方の情報を知っておくだけで、上手に花を咲かせることができるでしょう。特に意識して覚えたいポイントは以下の通りです。
- 置き場所
- 水やり
- 肥料
- 病気や害虫
それぞれを詳しく見ていきましょう。
置き場所
ダリアは基本的に日当たりや風通しが良く、水はけの良い土を好むので置き場所は日当たりと風通しに配慮すると良いでしょう。
耐暑性は高いですが湿気に非常に弱いので、日本の夏にある独特な湿気に耐えられない可能性があります。そのため、湿気対策にも力を入れると良いでしょう。
水やり
地植えのダリアは自然の雨が水やりの代わりになるので、基本的に水やりは必要ありません。
鉢植えで育てる場合は、土が乾いているのを確認したら水やりをしましょう。
回数や量は正確には決まっていませんが、土が乾いていたら受け皿にあふれるくらいのお水を上げると良いです。ただし、受け皿のお水はすぐに捨てないと、土の中が蒸れて球根が腐ってしまうことがあるので注意が必要です。
肥料
ダリアはこまめな肥料は基本的に必要ありません。
植え付けのときに化学肥料を土に混ぜておくだけで、キレイな花を咲かせてくれるでしょう。ただし、花が咲いた後も球根を育てて次の年も開花させたいのであれば、地植えの場合は追加の化学肥料を、鉢植えの場合は液体肥料を与えると良いでしょう。
病気や害虫
暑さに強いダリアですが、湿気が多く風通しが悪い場所で管理をしていると「灰色カビ病」という病気になる可能性があります。灰色カビ病はカビ菌が原因の病気で、風に乗って運ばれてきたカビがダリアに付いて発症します。湿気が少なければ発生することはないので、風通しを良くしてカビの発生を予防しましょう。
また、風通しが悪いとアブラムシやカタツムリ、カメムシなどが付きやすくなるので注意してください。
ダリアの植え付け方法
ダリアの植え付け方法は2つです。
- 鉢植えの場合
- 地植の場合
それぞれの植え付け方法を詳しくご紹介します。
鉢植えの場合
ダリアは寒さに弱いので、冬の時期に球根を植えても残念ながら発芽する可能性は低いです。そのため、植え付けは暖かくなる春〜夏の時期に行いましょう。
球根で鉢植えを行う場合は、緩効性化成肥料を混ぜた土を使用します。球根を植える約1ヶ月前から土を混ぜて準備をしておきましょう。
ダリアの球根は縦ではなく横に伸びるので、1つの鉢に球根を1つ植えるのが好ましいです。
地植えの場合
地植えの場合もダリアの習性は変わらないので、1つ1つの間隔を30cm程度空けて植え付けてください。
ただし、巨大ダリアの球根の場合は、1つだけ植えるほうが良いです。その際は、支柱と一緒に植えてあげることで上手に育てることができるでしょう。
ダリアの剪定方法
ダリアは剪定をすることで、より美しく花を咲かせることができます。
ダリアの選定方法は大きく分けて3つです。
- 剪定・切り戻し
- 天花仕立て
- 摘心仕立て
それぞれを詳しく見ていきましょう。
剪定・切り戻し
暑さで弱ってしまったり、うまく育たなかったダリアは、根元から30〜40cmの位置で切り落としましょう。
この方法を「切り戻し」「剪定」と呼び、地中から芽が出てくるまで繰り返し続けてください。
天花仕立て
天花仕立てとは、2番目の花から複数開花させる方法です。本来ダリアは一輪の花を咲かせますが、天花仕立てを行うことで、複数の花を一気に楽しむことができます。この方法は大輪のダリアに向いている剪定方法です。
球根から出た発芽の中から一番丈夫そうなものだけを花が咲かせるまで残して、ほかの花芽はすべて取り除きます。花が咲いたら花びらの下で切り落としをして、残った2節のわき芽を育てましょう。
摘心仕立て
摘心仕立てとは、1番花から複数の花を咲かせる方法です。
球根から出た発芽の中で、一番丈夫な芽を使用します。地面から2〜3節伸びたところで切り落とし、そこから出る4〜6本のわき芽を育てて花を咲かせましょう。
ダリアが枯れる原因とは?
ダリアが枯れてしまう原因は主に2つです。
- 水のあげすぎ
- 鉢の中が高温になりすぎた
ダリアは高温多湿を嫌う植物です。そのため、水をあげすぎたり鉢の中が蒸れると根腐れを起こし、どうしても枯れる原因となります。
対処法
ダリアが枯れないようにするには、根腐れを防ぐことが大切です。
水のあげすぎや受け皿の水を残したままにしておくのは、ダリアにとって悪い環境を生みます。水やりはしっかりと土が乾いたら行い、受け皿の水はこまめに捨てるのが対処法です。
また、コンクリートの上は温度が上がるので植木鉢の中が蒸れてしまいます。なるべく鉢植えを置く場合は、コンクリートではなく風通しが良く熱がこもらない場所を選びましょう。
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キレイな花を咲かせるダリアは、育てていくうちに誰かにプレゼントしたい!と思うことがあるかもしれません。
しかし、自分で育てたお花を贈る際には、ラッピングやアレンジメント方法に困ってしまうこともあるでしょう。
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まとめ
今回は、ダリアの育て方についてご紹介しました。
ダリアは1つの茎に一輪しか花を咲かせないかと思いきや、剪定を上手に行うことで複数の花を咲かせることができます。
たくさんの色があるので、複数で育てると見た目もキレイに咲かせることができそうですね。ぜひ初めてのガーデニングでもチャレンジしてみてください。
また、ダリアの豪華で美しい花姿は贈り物にもぴったりです。特別なお祝いから日々の感謝を伝えるちょっとした贈り物まで、さまざまなシーンにおすすめのお花です。