短冊に願い事を書いて楽しむ七夕ですが、楽しみ方はそれだけではありません。

七夕にちなんだ料理を楽しんだり、織姫と彦星にちなんで恋人にプレゼントを渡す人も多いでしょう。

七夕に贈るプレゼントはさまざまですが、おすすめはお花です。

この記事では、七夕に好んで贈られるお花の種類や、プレゼントの形などを詳しくご紹介します。

 

七夕はどんなイベント?

七夕とは、1年に1度だけ織姫さまと彦星さまが天の川を渡って出会える7月7日の夜のことを指すイベントで、基本的に短冊に願い事を書いたり星を見たりする習慣があります。

しかし、最近では梅雨の時期でもあるので、雨が続いている印象ですよね。

そもそも、七夕は旧暦の7月7日に行われていたため、現在でいうと8月上旬〜下旬に当たる時期に行われていました。そのため、昔は晴天率の高い行事として親しまれていたそうです。

現在では日にちだけが残り新暦でも7月7日に七夕が行われるため、梅雨の時期に織姫さまと彦星さまが会える確率は、約3割ほどにとどまります。しかし、東海地方や山口県などでは、雨が降ったほうが縁起が良いともされているので、現在でも全国で楽しまれています。

地域によっては旧暦の8月に七夕を祝うこともあるので、地域によって織姫さまと彦星さまが会えているのかもしれませんね。

 

七夕におすすめのお花5選

短冊に願い事を書いたり、七夕にちなんだ料理を食べることの多い七夕ですが、お花を贈って楽しむこともできます。七夕におすすめのお花はどんな品種があるのでしょうか。おすすめのお花を5種類ご紹介します。

 

カスミソウ

小さくて可愛らしいお花を付けるカスミソウは、まるで天の川に散りばめられたお花のような見た目をしていると、七夕などのイベントで人気があります。

カスミソウは、七夕に限らずさまざまなイベントに贈られることの多いお花です。白いお花が定番ですが、着色されたお水を吸わせることでさまざまな色のカスミソウを自分でも作ることができます。

七夕に贈るなら白色の他に青や黄色のカスミソウをプレゼントするのもおすすめです。

 

アジサイ

青くキレイなお花がたくさん集まる姿は、まるで天の川のような見た目ですよね。

七夕がある梅雨の時期に美しく咲くアジサイも、七夕にぴったりなお花だとされています。

花壇に植えられている姿をよく目にするので、贈り物としてはあまり名前が出ないお花ですが、アジサイもプレゼントとして贈ることができるお花です。花言葉は「家族団らん」なので、家族で七夕を楽しむときにお部屋に飾っておくと良いでしょう。

 

キキョウ

日本でも古くから親しまれているキキョウは、6月〜7月に多く流通するお花です。

お花の形が非常に特徴的で星型なので、七夕の時期に親しまれています。

キキョウの花言葉は「永遠の愛・気品」なので、女性に贈ってみるのもおすすめです。また、浴衣にも良く似合うお花なので、浴衣を着て七夕を楽しむ際に飾ってみてはいかがでしょうか。

 

ブルースター

名前に星が入っているブルースターは、小さな星型のお花がたくさん咲いているとっても可愛らしいお花です。

結婚式や誕生日のブーケとしてよく選ばれることの多いお花ですが、爽やかな色や可愛らしい見た目が七夕にピッタリですよね。

ブルースターの花言葉は「信じ合う心・幸福の愛」なので、恋人やパートナーと過ごす七夕に贈ってみてはいかがでしょうか。

 

ペンタス

ここまでは青いお花を中心にご紹介しましたが、ペンタスは赤色やピンクなど、鮮やかな明るい色が特徴的なお花です。ピンクのお花は、まるで織姫さまを想像させる可愛らしい見た目ですね。

星型なので、ブルースターと一緒に花束を作ると、七夕らしい雰囲気のお花を贈ることができるかもしれません。

 

七夕にお花を贈ろう!おすすめのフラワーギフトとは?

七夕にお花を贈りたくても、どんな形で贈るか悩んでしまうこともあるでしょう。

お花を贈るスタイルはさまざまですが、基本的に以下の3つが人気です。

  • 花束
  • フラワーアレンジメント
  • ボックスフラワー

それぞれを詳しく解説します。

 

花束

フラワーギフトの定番である花束は、七夕のシーンでもお花を贈るのにピッタリなスタイルです。

花束のメリットはなんといっても、種類の多さです。

お花屋さんに行って直接入れたいお花を相談しても良いですし、ネット通販で七夕に合ったスタイルの花束を購入することもできます。

貰った後も花瓶で管理すれば1週間〜10日程度お花を楽しむことができるでしょう。

 

フラワーアレンジメント

フラワーアレンジメントとは、箱やカゴに入った水を多く含んだスポンジに、お花をアレンジメントしたフラワーギフトです。花束との大きな違いは、はじめからデザインされているので、貰った後もそのまま飾っておくことができるという点です。

ネット通販では、バルーン付きや動物の形などさまざまな種類のフラワーアレンジメントがあるので、七夕にぴったりなデザインが見つかるでしょう。

 

ボックスフラワー

ボックスフラワーとは、フラワーアレンジメント同様に、箱に水を含んだスポンジが入っており、そこへお花を敷き詰めたフラワーギフトです。

箱の中にお花が収まっているので、非常にコンパクトで外出先でも持ち運ぶことができます。

自分で作ることもできるので、七夕に合わせたデザインの箱などを使用してみるのも良いでしょう。

 

お花と一緒に楽しみたい七夕の食べ物

七夕の楽しみ方は、短冊やお花だけではありません。最近では、給食でも七夕メニューといった、七夕にちなんだ食べ物が好んで選ばれるようになりました。

ここでは、七夕によく食べられる3つの食べ物について解説していきます。

 

そうめん

古くから日本で親しまれているそうめんは、宮城県仙台市で行われる「仙台七夕祭り」で食べられる定番の食べ物です。仙台七夕祭りは、400年の歴史を持つお祭りで、七夕にそうめんを食べる文化が全国に徐々に広がっていき、今では七夕の風物詩になりました。

さいきんでは、五色の短冊にちなんで「5色そうめん」も人気があります。

 

ちらし寿司

さまざまな祝い事に食べられるちらし寿司は、七夕でもよく食べられている食べ物です。しかし、七夕にまつわるちらし寿司の言い伝えや由来は残念ながら存在しません。

ジメジメした時期にさっぱり食べられることや、飾り付け次第で色合いが鮮やかになることが、ちらし寿司が選ばれる理由になっているのかもしれません。

 

まとめ

七夕は短冊を書くだけではなく、お花や食べ物で楽しむことができることがわかりました。

七夕に必ず贈らなければいけない!というお花はありませんが、せっかくなら星や天の川にちなんだお花を贈りたいものです。

お花を贈る場合は、相手が持ち帰ることや飾る場所があるのかなどを考えてサイズを選ぶと、喜んでもらいやすいです。

ぜひ素敵な七夕を過ごしてみてくださいね。