「好き、嫌い」花びらを一枚ずつちぎって占う花占い。マーガレットは、そんな花占いの花として有名です。

基本的に手入れが簡単なマーガレットは、ガーデニングの花として選ばれることも多い人気の花。さまざまな品種があり、一重咲きから八重咲き、丁子咲きのものもあります。

今回は、マーガレットの育て方についてまとめていきます。

 

マーガレットの基本情報

まずはじめに、マーガレットの基本情報を見ていきましょう。

植物名 マーガレット
学名 Argyranthemum frutescens
科名 キク科
属名 アルギランセマム属
原産地 カナリア諸島
花色 白、ピンク、黄色、オレンジ、赤、複色
開花時期 11月~5月

 

特徴

マーガレットは、カナリア諸島を原産としていますが、現在の形に品種改良されたのはフランスでのことです。日本には、明治時代の末期に伝わってきました。一重咲きが有名ですが、その他にも八重咲き、丁子咲きのマーガレットが流通しています。色も多種多様で、薄い色から濃い色まで、複色となる場合もあります。基本的に手入れが簡単で、毎年花が咲くことから、ガーデニングの花として選ばれることが多くあります。

 

マーガレットの基本的な育て方

マーガレットを上手に育てるためには、以下の5つに注意を払う必要があります。

 

  • 水やり方法
  • 置き場所
  • 肥料
  • 用土
  • 植え替え

 

以下にて、内容を詳しく見ていきましょう。

 

水やり方法

マーガレットの水やりで注意すべき点は、水のやりすぎです。マーガレットに水をあげるときは、必ず土の表面が乾いていたり、鉢が軽くなったりしたときに限るようにしましょう。水は、鉢底からあふれるほどたっぷりあげるのがコツです。

 

置き場所

一日中日の当たる場所、あるいは午前中のみ日の当たる場所に置くようにしましょう。マーガレットは高温多湿を苦手としています。とくに梅雨時期や夏は、置き場所に注意が必要です。風通しのよい、涼しい場所に置き、日光に当てるのは半日で十分でしょう。

 

肥料

まず、植え付けの段階で、緩効性肥料を施すとよいでしょう。腐葉土を土に混ぜ込んでもかまいません。春と秋に置き肥として、さらに緩効性肥料を施します。11月〜4月には、液体肥料を使い土に栄養を与えます。マーガレットは、気温の高い夏の間は成長しません。その間には肥料を与えないようにしましょう。過肥に気を付け、様子を見ながら肥料を与えてください。

 

用土

とくに梅雨時期や夏、根腐れしてしまう可能性があるため、マーガレットの用土は水はけのよいものが適しています。

 

  • 赤玉土小粒と腐葉土、酸度調整済みピートモスを5:3:2で混ぜたもの
  • 赤玉土小粒と腐葉土、川砂を5:3:2で混ぜたもの
  • 赤玉土小粒と腐葉土、酸度調整済みピートモスを5:3:2で混ぜたものに、苦土石灰1g/リットルを混ぜたもの

 

この3種類の用土がおすすめです。

 

植え替え

マーガレットの植え替え適期は諸説ありますが、3月〜6月、9月〜10月頃が最適です。必ず花後に行うようにしましょう。マーガレットは根詰まりを起こしやすく、植え替えは必ず行うようにしてください。鉢植えの場合は年に1回、地植えの場合は2年〜3年に1回です。

 

マーガレットをたくさん咲かせるコツとは

マーガレットを上手く、たくさん咲かせるためには、「切り戻し」という方法と、「挿し木」で株を増やす方法があります。鉢いっぱい、または庭いっぱいにマーガレットを咲かせるために、以下にて「切り戻し」と「挿し木」について見ていきましょう。

 

切り戻し

切り戻しとは、花の満開後に行う、伸びすぎた茎を鉢の形に沿って大胆に切りそろえる手法です。花の数が少なくなってきたときに、再び多くの花を咲かせるために行う場合もあります。

 

切り戻しをするときは、必ず株本に葉があることを確認してから切るようにしましょう。葉を全て切ってしまうと、枯れてしまうためです。切り戻した花は切り花としても楽しむことができます。

 

挿し木

挿し木とは、植物の茎の一部を切り取り、挿し穂と呼ばれる茎から根を生やして株を増やす手法のことを指します。挿し木は、5月〜6月、9月〜10月に行いましょう。

 

まず、2、3枚残して後の葉を取り除きます。挿し穂の切断面を鋭利な刃物で切り、2時間ほど吸水させてから根を生やす段階に移ります。

 

挿し穂から根を生やす方法は2種類あり、茎を土に挿す方法と、水に浸けておく方法です。土に挿す方法では、念のため1か月ほど発根を待ち、鉢に植え替えるとよいでしょう。水に浸けておく方法では、目視で発根が分かるため、植えられる程に根が張ったことを確認してから鉢に植えるとよいでしょう。

 

マーガレットを育てるときによくある疑問

ここまでは、マーガレットの育て方について詳しく紹介してきました。ここからは、マーガレットを育てるときによくある疑問についてまとめていきましょう。

 

  • 冬越しはどうする?
  • 付きやすい害虫や病気はあるの?
  • 花が枯れたらどうする?

 

一つひとつの疑問について、以下にて詳しくお答えしていきます。

 

冬越しはどうする?

霜や冷たく強い風が当たらないように注意しましょう。比較的暖かい土地であれば屋外での冬越しも可能ですが、とくに寒い土地では室内に入れておく方がよいでしょう。地植えの場合は、風が当たらないように工夫をし、南向きの暖かい場所で育てるようにしましょう。またマーガレットの種類によっては、温室で育てる方が無難なものもあります。

 

付きやすい害虫や病気はあるの?

マーガレットに付きやすい害虫の代表的なものに、アブラムシがあります。植物のさまざまな部位に発生するアブラムシは、カメムシ目アブラムシ上科の小型の昆虫の総称です。集団で定着し、植物に口針を突き刺し師管液を吸います。発見し次第、駆除するようにしましょう。

発生しやすい病気に「立ち枯れ病」があります。土壌に生息するカビが原因となる病気で、生育が悪くなる、葉が黄色くなる、根本が褐色になり根が腐る、などの症状が現れ最終的に枯死します。乾燥気味にさせると予防することができます。

 

花が枯れたらどうする?

満開を終え花が枯れ始めたら、花がら摘みをします。花がら摘みとは、枯れた花の花茎の根元から切ることです。この作業をすることで、より多くの花を楽しむことができるでしょう。最終的に花が枯れたり、株の姿が乱れたりした場合は、切り戻しを行い来年の花に備えましょう。

 

まとめ

可憐な花びらが魅力的なマーガレット。比較的育てやすい品種も多いマーガレットは、ガーデニング初心者でも挑戦できる花です。たくさんの花をつけてくれるマーガレットを、あなたも育ててみてはいかがでしょうか。