ドライフラワーは部屋に飾ったりプレゼントにしたり、大変人気を集めています。そこでドライフラワーの花言葉にも注目してみると、飾ってあるドライフラワーやプレゼントが、さらに魅力的になるでしょう。今回はドライフラワーの花言葉や、向いている花などについてご紹介します。

 

ドライフラワーの花言葉とは

海外ではドライフラワーに「永遠」という意味があります。永遠の愛を誓う結婚式のブーケや、永遠の感謝として葬儀やお墓にも、ドライフラワーを飾る風習があるのです。

 

ドライフラワーに馴染みのある海外では、ドライフラワーは永遠に咲き続ける花とされ、縁起のよいものとされています。ドライフラワーは縁起がよく長く飾れる特徴から、「永遠」という花言葉がつけられたようです。

 

日本では花言葉はない

日本では、生花を乾燥させて飾るドライフラワーの歴史がまだ浅く、ドライフラワーに花言葉はありません。

 

ドライフラワーをインテリアとして部屋に飾ったり、贈り物としてドライフラワーを選んだりするときは、生花の花言葉をもとに選ぶのがおすすめです。

 

ドライフラワーに向いている花と花言葉6選

ドライフラワーには花の種類によって、向いているものと向いていないものがあります。

 

ドライフラワーに向いてる花の性質は以下です。

 

  • 水分が少ない
  • 花びらの数が多い
  • 花色が変色しにくい

 

またドライフラワーに向いていない花の性質は以下です。

 

  • 水分が多い
  • 花びらの厚みが薄い
  • 花色が変色しやすい

 

どの花でもドライフラワーにできるわけではないので、ドライフラワーをつくる場合は、ドライフラワーに向く性質の花を選んでください。

 

以下で具体的にドライフラワーに向いている花と、その花の花言葉をご紹介します。

 

バラ

バラは誰もが知っているといっても過言ではない花で、花の女王とも呼ばれています。生花でもバラは人気の花ですが、ドライフラワーでもやはり人気を誇っています。

 

バラの花言葉は「愛」・「美」です。愛や美の象徴であるバラを永遠のものとなるように、ドライフラワーで贈るのも素敵ですね。

 

スターチス

スターチスの花言葉は「変わらぬ心」・「途絶えぬ記憶」です。スターチスは切花にしても色が変わらず長く楽しめ、ドライフラワーにしても、色褪せることなく美しさを保っているのが、花言葉の由来となってるといわれています。

 

花色もピンクや紫・白・黄色とたくさんあり、他の花とのアレンジもしやすいので、スワッグやリースなどに取り入れやすい花です。スターチスは花色別に花言葉もあり、ピンクは「永久不変」・淡紫は「上品」・青紫は「知識」となっています。

 

カスミソウ

カスミソウの花言葉は「清らかな心」・「無邪気」・「親切」・「幸運」などです。カスミソウの中でもピンクのカスミソウは、「切なる願い」・「感激」といった花言葉があります。小さく可憐なカスミソウにふさわしい前向きな花言葉が多く、プレゼントにも大変おすすめです。

 

カスミソウをドライフラワーにした際は、カスミソウだけのスワッグなども美しいですが、他の花とのアレンジにも向いています。またカスミソウのドライフラワーは短く切って、ハーバリウムやハンドメイドにも使えるため、ドライフラワーとしてとても楽しめる花です。

 

ヘリクリサム

ヘリクリサムの花言葉は「永遠の思い出」・「いつまでも続く喜び」・「不滅の花」などです。ヘリクリサムが長く咲き続け、乾燥しても形を変えずに色褪せることなく、美しさを保っていることが由来であるとされています。

 

ヘリクリサムは生花のときから、乾燥した麦わらのようなカサカサとした質感の花で、ドライフラワーの代表格ともいわれています。

 

ヘリクリサムをドライフラワーにすると、そのままの状態で色も形も変わることなく、きれいな状態で乾燥できます。

 

エリンジウム

エリンジウムの花言葉は「秘めた愛」・「秘密の恋」・「光を求める」などがあります。

 

個性的な青紫色の花と銀白色のシルバーリーフが特徴のエリンジウムは、ドライフラワーにしても色褪せることなく、大変人気のある花です。花の形が独特でありながら落ち着いた雰囲気があるので、エリンジウムだけでまとめてスワッグやブーケにしても楽しめます。

 

またリースにすると、尖った葉がリースの輪から飛び出し、とても遊び心が出て可愛らしくなります。ハーバリウムにしても、白銀色のシルバーリーフが光を集め、とてもきれいです。

 

セルリア

セルリアの花言葉は「ほのかな思慕」・「可憐な心」・「優れた知識」です。セルリアのうっすらピンクに色づいている様子が、まるで恋をしてほほをピンクに染める少女のように見えることから、花言葉がつけられました。

 

またセルリアは生育が難しく、育つ環境を選ぶため「優れた知識」という花言葉もつけられてます。

 

セルリアはドライフラワーにしても、色褪せることなく可憐なピンクのままの状態で、長く鑑賞できます。ウエディングブーケにも使われるだけあり、セルリアだけのドライフラワーでもとても美しく、飾っておくと大変魅力的です。

 

ドライフラワーに関するよくある質問3つ

ドライフラワーは乾燥させたことによって生み出される、独特な質感と深みのある色合いがとても魅力的です。独特な美しさを持つドライフラワーは、近年では贈り物や部屋のインテリアとして大変注目を集めています。

 

ドライフラワーの花言葉を、取り入れてみるのもまた素敵です。以下にドライフラワーのよくある質問を3つまとめましたので、プレゼントするときや部屋に飾るときに、ぜひ参考にしてください。

 

ドライフラワーと生花で花言葉は変わる?

日本ではドライフラワー自体に、花言葉がありません。先述したように、海外ではドライフラワー自体に「永遠」といった花言葉がつけられていて、縁起のよいものとして、結婚式や部屋などに飾られています。

 

日本では生花をドライフラワーにしても、花言葉は変わらないとされています。ドライフラワーをプレゼントする際には、生花の花言葉の縁起がよい花を選ぶと、より心のこもったプレゼントになるでしょう。

 

プレゼントをする相手や用途によって、花言葉をもとにドライフラワーを選ぶのがおすすめです。

 

ドライフラワーの花言葉が怖いといわれるのは何故?

ドライフラワーは風水では「死んだもの」として、運気を下げるとされています。ドライフラワーの、枯れた花・死んだ花といった印象から、マイナスなイメージでとらえられてしまうのです。

 

風水を日常に取り入れている人にとってドライフラワーは、悪いイメージを与えてしまう可能性があるので、プレゼントには選ばない方が無難でしょう。

 

一般的にも「運気を下げる」といったマイナスのイメージから、お見舞いや快気祝い・葬儀には、ドライフラワーを贈らないようにとされています。

 

ドライフラワーを誕生日にあげてもいい?

ドライフラワーを誕生日プレゼントとして贈るのは、風水的にマイナスのイメージがあるため、日本国内では習慣がありません。ただし海外では、「永遠」といった縁起のよい花言葉があるので、ドライフラワーを誕生日にプレゼントする人も多いようです。

 

贈る相手を考えて、あまり親しくない人や、風水を取り入れている人・げんを担ぐ人には、ドライフラワーを贈るのは控えた方がよいでしょう。

 

ただし、上記で記載した人以外の人には、おしゃれなプレゼントとして受けとってもらえる可能性があります。ドライフラワーと共に「永遠」という意味があることのメッセージを添えたり、小物などとドライフラワーをセットにしたりして贈ると、素敵なプレゼントになるでしょう。

 

まとめ

ドライフラワーの花言葉やドライフラワーに向いている花についてご紹介しました。近年ではドライフラワーの人気が高まり、インテリアとして様々な場面で、ドライフラワーを目にすることが多くなっています。

 

人気の高いドライフラワーをプレゼントにする場合は、花言葉も考えて花を選んでみると、より心のこもったプレゼントとなるでしょう。

 

ぜひこの機会にお世話になった人や大切な人に、ピッタリな花言葉のドライフラワーをプレゼントして、気持ちを伝えてみてください。