退職する上司にプレゼントを贈って感謝の気持ちを伝えたいけど、何を贈ればいいのでしょう。退職の理由によっては、マナーとして避けたほうがよいものもあります。せっかく準備したプレゼントがマナーとして相応しくなければ、感謝の気持ちも台無しになってしまいます。今回は退職される上司への贈り物の選び方を、マナーとともにご紹介します。

 

上司が退職する際のプレゼントの選び方

退職する上司に、どんなプレゼントを贈ると喜んでもらえるのでしょうか。ここからは、上司が退職する際のおすすめのプレゼントについて紹介していきます。

 

定年退職の場合:花や趣味に関するもの

上司が定年退職する際のプレゼントは、フラワーギフトや趣味に関するプレゼントがよいでしょう。

 

とくにお花のギフトは華やかで感謝の気持ちも伝えられ、物として残らないので、贈る側も贈られる側のどちらにとっても気楽なギフトです。

 

寿退社や出産による退職の場合:キッチン用品など

結婚を機に退職されたり、出産を控えた退職の場合はキッチン用品などがおすすめです。新居に移るなど、生活を新しく始める機会でもあるため、おしゃれなキッチンアイテムなどを贈ると喜ばれます。

 

出産を控えて退職する場合は、ベビーグッズなどはそれぞれの好みがあるため止めておいた方が無難です。香りの自然なリラックスグッズや、カフェインレスの飲み物など、出産を控えた上司をいたわるものを贈るとよいでしょう。

 

転職による退職の場合:ビジネスグッズ

転職する上司には、ビジネスシーンで使える物がよいでしょう。転職先でも頑張ってほしい、という思いも一緒に伝わるはずです。ボールペンは普段必ず使う物なのでとくにおすすめです。名入れしてくれる商品も多くあり、記念にもなります。

 

また最近はタブレット端末で使用するタッチペンの機能を備えたボールペンなどもあり、便利で重宝されるビジネスグッズです。

 

どんな時でも汎用的に贈れるフラワーギフトがおすすめ

フラワーギフトは、退職の理由に関わらず贈ることができるのでおすすめです。何を贈ればよいのか分からない、という場合はフラワーギフトを選ぶのが無難で喜ばれます。花束は予算に合わせて注文でき、華やかで感謝の気持ちを伝えるにはぴったりのプレゼントです。

 

生花のギフトの他にも、プリザーブドフラワーも長くお花を楽しめる人気のギフトです。最近ではお花屋さんだけではなく、雑貨店やギフト全般を取り扱う売り場などにも多くのプリザーブドフラワーの取り扱いがあり、人気の高さが伺えます。

 

色味やサイズもさまざまで、ケースに入ってるものや壁掛けができるタイプのものなど、いろいろな種類の商品があるので、贈る上司のイメージや好みに合わせて選んでみましょう。

 

上司が退職する際のプレゼントの相場

ここまでは、上司が退職する際の理由別おすすめプレゼントを紹介してきました。ではここからは、上司が退職する際のプレゼントの相場をみていきましょう。

 

個人的に贈る場合

個人として退職する上司にプレゼントを贈る場合の予算は、だいたい5,000〜10,000円程度が相場と言われています。個人からのプレゼントで、あまり高価な物を贈ると気を遣われる場合もあり、だからといって安すぎるプレゼントも失礼です。

 

ほどほどに気を遣わせない程度の5,000円〜10,000円ほどの価格の物を選ぶとよいでしょう。

 

会社やチームなどで連名で贈る場合

何人かで費用を集めて、プレゼントを選び購入する場合は、全体の予算としては1〜3万円程度が相場の様です。人数にもよりますが、一人あたりの金額では1,000円ほどで予算を組むのが一般的です。

 

個人では予算的に贈ることが難しいプレゼントを選ぶとよいでしょう。なにか記念に残る物とフラワーギフトを組み合わせるのもよいかもしれません。

 

上司が退職する際に贈ってはいけないもの

では、上司が退職する際に贈ってはいけないものはあるのでしょうか。理由と共にみていきましょう。

 

下着やスリッパなど

下着類は、生活に困っている人に贈るものとされていて、非常に失礼にあたる物です。また、下着を家族以外の人から贈られても、あまり気持ちのよいものではないですよね。

 

スリッパなども、足で踏んで使用することから、「あなたを踏み台にします」という意味があり、上司へのプレゼントとしては適しません。

 

ハンカチ

ハンカチは普段使用でき、実用性が高いためプレゼントの候補に入れやすいアイテムです。しかし、ハンカチは「手巾」と書かれることもありますが、「手切」と読む音が同じで縁を切ると言うようなイメージが連想されます。

 

今までの感謝を伝えるためのプレゼントを台無しにしてしまう可能性もあるため、避けた方が無難です。

 

お茶

お茶のギフトの中でも、とくに日本茶は一般的にお悔みの場で贈られることが多いです。そのため、退職の際のプレゼントのようにお祝いや感謝の気持ちを贈る場合には相応しくなく、失礼にあたります。

 

文房具

文房具は仕事や勉強などに使用するもので、「勤勉に」という意味と捉えられる可能性があります。定年を迎えて退職する上司へのプレゼントは、避けた方がよいでしょう。

 

転職による退職の場合には、次の職場でも頑張ってほしいというエールになることもあり、退職する理由によっては喜ばれる場合もあります。

 

上司への退職祝いプレゼントにおすすめのフラワーギフト

上司が退職する際に渡すプレゼントに、フラワーギフトを検討してみてはいかがでしょうか。フラワーギフトは、花好きの人であれば男女問わず貰って嬉しいギフトです。ここからは、おすすめのフラワーギフトと、フラワーギフト以外にプレゼントしたい商品について紹介していきます。

 

1位:花束

花束はお祝いや節目にはやはり花束は外せない定番のギフトです。贈る人も贈られる人も、花束のプレゼントを贈り受け取る時間というのは、何か特別な意味をもった、感謝の思いを贈る素敵な時間ではないでしょうか。

 

また、花束は自分のためにはなかなか購入しないものでもあり、特別感があり印象に残ります。物として後に残らないため、気兼ねなく贈れるプレゼントでもあります。

 

上司の人柄や好きな色などに合わせて、花束の色や雰囲気、サイズや予算などを希望に合わせられるのも嬉しいですね。

 

2位:プリザーブドフラワー

花束の次に人気なのはプリザーブドフラワーのギフトです。プリザーブドフラワーは特殊な加工がされたお花で、水に挿しておく必要がなく、長く色褪せずきれいなお花を楽しめます。

 

生花より管理の手間がかからず、贈った後に手を煩わす心配がないのも魅力です。また、生花はプレゼントする日に合わせて予約しておく必要がありますが、プリザーブドフラワーは事前に手元に準備しておけるので安心です。

 

3位:キッチン用品

結婚や出産を機に退職する上司には、キッチン用品のプレゼントもおすすめです。引越しなど、生活を新たにするタイミングも多いため、新しいキッチン用品のプレゼントは実用性もあり喜ばれます。

 

出産を控えての退職のプレゼントには産後忙しくなることを予想して、電子レンジで調理可能なものや、便利なキッチングッズもよいかもしれません。

 

まとめ

退職される上司へのプレゼントについてご紹介しました。共に職場で過ごした上司への感謝の気持ちを込めて贈るプレゼントは、喜ばれるものを贈りたいですよね。

 

記念に残る物も、フラワーギフトもどちらでもきっと喜ばれるはずです。ぜひ、プレゼント選びのマナーもあわせて参考にしていただき、素敵なプレゼントで感謝の気持ちを伝えてみてください。