金婚式は結婚50周年をお祝いする特別な記念日です。お祝いごとの贈り物として、やはりフラワーギフトは定番で人気があります。では、金婚式に贈るお花はどのようなものが良いのでしょうか。今回は、金婚式にふさわしいフラワーギフトの選び方や、花言葉から選ぶおすすめのお花などを詳しく解説します。
金婚式とは
金婚式とは、結婚して50年目の結婚記念日のことを指します。結婚25年目の結婚記念日は銀婚式といい、明治天皇が御成婚からの節目の年を祝われたことがきっかけで、一般市民にも広まったと言われています。
金婚式という名は、50年という長い時間を夫婦で過ごしたことで得られた「金の様に輝く豊かさ」に由来すると言われています。
実際に金を使用した食器や盃、アクセサリーなどを夫婦で贈りあいお祝いしたり、近年では旅行など、思い出として残るような過ごし方も人気があります。
金婚式は子どもや孫が主体となってお祝いすることが多く、フラワーギフトもプレゼントとして人気があります。
金婚式にふさわしい花について
金婚式に贈るのにふさわしいお花は、どのようなものがあるのでしょうか。
金色に近い色の花
金婚式の名の通り、結婚50周年のお祝いにふさわしい金色に近いお花がおすすめです。実際には金色のお花は無いため、黄色などを基調としたアレンジメントや、ラッピングに金色を使用するなど、金婚式のイメージに合ったフラワーギフトが良いでしょう。
しかし、黄色の花でも仏事を連想させる菊はお祝いに贈る花としては不適切なので避けるべきでしょう。
お祝いの花言葉を持つ花
金婚式に贈るフラワーギフトは、黄色など金色に近い色のお花を贈るのも良いですが、花言葉からお花を選び、花言葉と共にプレゼントするのも素敵です。
お祝いや幸福にまつわる花言葉を持つお花は、胡喋蘭やガーベラ、カスミソウやヒマワリなどがあり、色などによってはバラも金婚式に贈る花としてふさわしいでしょう。
金婚式にあげると喜ばれる花のスタイル
では、金婚式にあげると喜ばれる花のスタイルはなんでしょうか。以下で詳しく見ていきましょう。
花束
フラワーギフトといえば、王道はやはり花束です。贈る側も贈られる側も、セレモニー感がありとても素敵な時間になります。
ラッピングにも金婚式にちなんでゴールドの色味を取り入れやすく、金婚式のプレゼントとしての雰囲気を作りやすいというメリットがあります。
プリザーブドフラワー
プリザーブドフラワーは、お花の美しい姿を長く楽しめるため人気のスタイルです。水なども必要なく、手軽に飾って楽しめるため手を煩わせる心配もありません。
特に金婚式のお祝いでは、いつまでもきれいに飾っておけるので、思い出と共に記念になり喜ばれるでしょう。ガラスケースに入ったものや、小さなアレンジメント、壁にかけて飾っておけるタイプなど豊富な選択肢があるのも、プリザーブドフラワーギフトの魅力の1つです。
フラワーアレンジメント
生花を使用したフラワーアレンジメントも、フラワーギフトの定番です。ブーケよりも形の自由度が上がり、器を含めてスタイリングできるため特別感もあります。飾る際にも花瓶などに生けなおす必要が無く、プレゼントされた時のままの美しい姿を楽しむことができます。
最近では、ケーキの様に飾られたフラワーアレンジメントのフラワーケーキが人気を集めています。フレッシュな生花をケーキの様に盛り付けられ、思わず食べてしまいそうなアレンジメントです。お祝いならではのフラワーケーキは、金婚式に贈るフラワーギフトにぴったりです。
プレゼント付きフラワー
プレゼント付きフラワーとは、フラワーギフトに加えてプレゼントがセットになったギフトのことを指します。プレゼントとして多いのは、テディベア、お酒やお菓子などが一般的です。いろいろなキャラクターのぬいぐるみやグッズ、焼き菓子やチョコレートなど、相手の好きなものをお花と共に贈ることができます。
お花とセットにしてラッピングなどのコーディネートもされているため、統一感もあり華やかで特別感もあります。生花のフラワーギフトのものもあれば、プリザーブドフラワーを使用したアレンジメントとセットになった商品もあり、贈る相手の好みに合わせて選ぶと喜ばれるでしょう。
金婚式にあげると喜ばれる花の種類
では、金婚式に贈るお花は具体的にどのようなものが喜ばれるのでしょうか。
胡蝶蘭
胡蝶蘭は、言わずと知れたお祝い花の定番です。胡蝶蘭はその姿から、蝶が幸福を運んでくるという意味の花言葉がつけられ、縁起の良い花とされています。
また、華やかな見た目も美しく、管理をしていれば何年も花を咲かせることができます。プレゼントされた時だけでなく、毎年花が咲く喜びもあり、お花が好きな方にはとてもおすすめのお花です。
バラ
バラは、愛にまつわる花言葉が多くあります。金婚式に贈る場合は、白いバラの「心からの尊敬」が最適でしょう。長く共に人生を歩んできた夫婦に贈るお花として、とても深い意味を持つ素敵なお花です。
金婚式には黄色いお花がおすすめですが、黄色いバラには「不貞」「薄らぐ愛」などの金婚式のギフトにはふさわしくない花言葉がありますので、バラの場合は黄色は使用しない方が良いでしょう。
ヒマワリ
ヒマワリといえば、まず思い浮かぶのはあの鮮やかな黄色ですよね。金婚式のお花にぴったりな黄色で、「ずっとあなたを見つめる」という純粋でまっすぐに愛を伝えるような花言葉を持っています。
明るく前向きな印象のヒマワリは、50年という長い時間の中には当然あったであろう苦しい時を乗り越えてきた2人に贈るにふさわしいお花です。
カーネーション
カーネーションは母の日のギフトの印象が強いお花ですが、金婚式に贈るお花としてもおすすめです。カーネーション全体の花言葉は「無垢で深い愛」です。さらに、白のカーネーションには「純粋な愛」、ピンクのカーネーションには「感謝」という花言葉があります。
これからもずっと寄り添って生きていきたい、そんな想いを感じるカーネーションを金婚式に贈るととても素敵ですよね。
しかし、黄色いカーネーションには「軽蔑」という花言葉があり、金婚式におすすめの黄色いお花ですが、避けた方が良いかもしれません。
まとめ
金婚式にふさわしいお花についてご紹介しました。金婚式にちなんだ黄色いお花や、長く共に歩んだ夫婦にだからこそ贈りたい、花言葉を添えたお花など、さまざまなフラワーギフトの形がありました。
これからも仲良く、幸せに共に人生を歩んでほしい、そんな想いを込めて、素敵なフラワーギフトを贈ってみてください。