ブーゲンビリアはブラジルで発見された、南国原産の植物です。苞葉が赤やピンク、白やオレンジなどに美しく色づいて咲いている姿は、南国の花でありながら、少しポインセチアにも似た雰囲気ももっています。今回はそんな個性的なブーゲンビリアについてたっぷりとご紹介、解説していきます。

 

ブーゲンビリアの基本情報

では初めに、ブーゲンビリアの基本情報について表で見ていきましょう。

 

植物名 ブーゲンビリア
学名 Bougainvillieae
英名 Bougainvillea
科名 オシロイバナ科
属名 ブーゲンビリア(イカダカズラ)属
原産国 中南米
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い

 

ブーゲンビリアの名前の由来

ブーゲンビリアは1786年、ルイ15世の指示により、フランスの航海家ルイ・アントワーヌ・ブーガンビルが多くの学者や画家をつれて世界一周をしている時にブラジルで発見されました。

 

発見したこのルイ・アントワーヌ・ブーガンビルの名にちなみ、「ブーゲンビリア」という花の名前になったといわれています。

 

ブーゲンビリアの開花時期

ブーゲンビリアの開花時期は、4月〜5月と10月〜11月です。真夏の暑い期間は花を休みますが、また秋になると花が咲きます。

 

近年は品種改良により、比較的長く花を楽しめるようになってきました。冬をうまく越すことができれば、次のシーズンも花を楽しませてくれる、長く育てて楽しめるお花です。

 

ブーゲンビリアの花言葉

ブーゲンビリアの主な花言葉は「熱心」「あなたは素敵」です。色別にも花言葉を持ちます。

 

  • 白:「熱心」「あなたは素敵」
  • 赤:「情熱」「あなたしか見えない」
  • ピンク:「あなたは魅力に満ちている」
  • オレンジ:「秘められた思い」
  • 黄色:「私はあなたを信じます」

 

ブラジルで発見された背景や暖かい気候を好む性質などから、情熱的な意味を持つ花言葉ばかりです。

 

ブーゲンビリアの種類

ブーゲンビリアにはどのような品種があるのでしょうか。ここからは、ブーゲンビリアの種類についていくつかご紹介します。

 

ミセスバット

ミセスバットは濃いピンク色の花で、大きく華やかな印象の園芸品種です。蔓性で地植えにすると樹高は400〜800cmほどまで成長します。

 

丸い葉にひらひらとした花がまとまっていてとても豪華で、かつ育てやすく、ガーデニング初心者にもおすすめの品種です。開花時期は5月頃から夏、暑さの厳しい真夏は休み、10月〜11月頃また花を咲かせるとされていますが、年に1回しか開花しないこともあるようです。

 

鋭い棘があるため手入れの際には手袋などの対策をした方が良いでしょう。

 

サンディエゴレッド

サンディエゴレッドは、鮮やかな赤や朱色のような色味が特徴の品種です。美しい赤はとても情熱的な雰囲気で、こんもりと咲く花と周囲の花はとても華やかです。

 

開花時期は初夏と秋で、年に2回美しい花を楽しむことができます。地植えも可能ですが、鉢植えにしてつるを誘引するとこんもりとした姿に仕立てることができます。

 

サンデリアナホワイト

サンデリアナホワイトはその名の通り、白い花が特徴の品種です。真っ白な花はとても繊細で、南国の花でありながら、どこかクリスマスシーズンを思わせる神聖な雰囲気も漂います。

 

葉にも斑が入っていて、より鑑賞価値の高い品種です。開花時期は4月〜5月、10月〜11月で、安定して長い期間花を楽しめます。同じサンデリアナシリーズにはピンクもあり、同じ様な斑入りの葉が特徴です。

 

エンゼルピンク

エンゼルピンクはやや青みがかった淡いピンクが美しい品種のブーゲンビリアです。やや小さめの苞葉が特徴で、控えめな可愛らしい姿が印象的です。

 

優しい色味はどんな場所にもよく馴染み、プレゼントとしても喜ばれるでしょう。小さく仕立てても可愛い品種です。

 

オレンジアイス

オレンジアイスは、これまでご紹介した品種の苞葉よりも少し先が尖った形が特徴の品種です。ややシャープな苞葉は、甘すぎない雰囲気でよりナチュラルなお庭にもよく合います。

 

色はサーモンピンクの様なオレンジ色で、苞葉の根本のほうにかけて白くなるグラデーションがとても美しい色味です。葉のグリーンとのコントラストも美しく、希少価値の高い品種です。

 

ブーゲンビリアの育て方

こんなに美しいお花を自宅で育てて楽しめたら素敵ですよね。ここからはブーゲンビリアの育て方を詳しくご紹介します。

 

植え付け場所・置き場所

ブーゲンビリアは地植えでも鉢植えでも栽培が可能です。しかし耐暑性がある一方で耐寒性はやや弱い性質があるため、日本では本州の場合は鉢植えにして冬は軒下や明るい室内で越冬する方が無難です。

 

置き場所については、直射日光がよく当たる風通しの良い場所が良いです。太陽の光をよく浴びることで苞葉の色もより鮮やかになります。

 

用土

乾燥気味の土壌を好む性質があるため、水はけの良い土や雨などが溜まらない場所に植え付けます。

 

園芸用の土を使用する場合には、赤玉土を少し混ぜると排水性や通気性が保たれます。

 

水やり

水やりは、少し乾燥させすぎかなと思う程度に行うのがポイントです。蕾がついている時期と剪定後には土の表面がしっかりと乾いてから、たっぷりと水をやり、蕾が無く枝が伸びている状態の間は乾燥気味にします。

 

水をやりすぎると葉ばかりが茂り花が咲きにくくなったり、棘が鋭くなったり数が増えてしまったりします。

 

ついつい水をやりたくなりますが、もともと南国の植物なので、水をあげたい気持ちを少し我慢して育てましょう。

 

冬越し方法

品種改良により耐寒性はやや強くなっているといわれますが、やはり冬は5℃以下になる季節には明るい室内や軒下で管理すると良いでしょう。

 

日中は比較的暖かい地域でも、最低気温が低くなったり、霜が降りるとダメージを受けるため注意が必要です。

 

剪定

花のシーズンが過ぎたら、伸びすぎた枝を2節以上切り詰めます。太い徒長した枝が出てきたら早めに根元から剪定しましょう。

 

つる性の植物なので、支柱にうまく誘引すればコンパクトにこんもりと仕立てることができます。

 

肥料

もともと乾燥気味の土地でも育つ植物のため、こまめな追肥は必要ありません。

 

液肥などを頻繁に施してしまうと、花芽がつきにくくなります。1ヶ月ほど効果が続く緩効性肥料を置いておく程度にしましょう。

 

病気・害虫

ブーゲンビリアは病害虫に強く、育てやすい植物です。しかしアブラムシがつくこともあり、定期的に予防の薬剤を散布しておくと安心です。

 

植え付け時に用土に粒状の薬剤を混ぜ込み、その後は緩効性肥料を施すと同時に同じ粒剤の薬剤を株元に撒いておくと良いでしょう。

 

まとめ

ブーゲンビリアについてご紹介しました。南国の情緒漂う姿はとても華やかで、気分も明るくしてくれる魅力的なお花です。

 

鉢植えでこんもりとした形に仕立てて花を咲かせた状態のものも流通しており、フラワーギフトとしても最適です。ぜひ、華やかで情熱的なブーゲンビリアを楽しんでみてください。