スノーフレークというお花をご存知でしょうか。春先に小さな白い花を咲かせ、春の訪れを知らせてくれるお花です。すずらんのようなベル型で小さいお花はとても可愛らしく儚げな印象です。今回は、そんなスノーフレークの基本情報から育て方まで詳しくご紹介します。よくある質問についても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

スノーフレークの基本情報

でははじめに、スノーフレークの基本情報を紹介します。

 

植物名 スノーフレーク
学名 Leucojum aestivum
和名 大待雪草
別名 鈴蘭水仙
原産国 中央ヨーロッパ、地中海沿岸
耐寒性 強い
ヒガンバナ科
属性 スノーフレーク属
耐暑性 弱い
開花時期 3月〜5月
分類 秋植え春咲き球根植物

 

スノーフレークは、30〜40cm伸びた花茎に1〜4輪のベル型の白い小さな花を咲かせます。

花の大きさは約2cmほどです。和名にもある通り、お花は鈴蘭のようで、葉は水仙のようにスッと細長い葉が伸びます。

 

その姿はとても可愛らしくガーデナーに人気があります。花びらに切れ目が入っていて、その花びらの縁には緑色のドットが入る、まるでおとぎ話に出てきそうな可愛らしいお花です。

 

スノーフレークとスノードロップとの違い

スノーフレークは3〜5月に花を咲かせる植物で、葉はニラの様に細長く放射上に葉を展開します。花も1本の茎に数輪の花を連ねて咲かせます。

 

一方、スノードロップは、2〜3月に花を咲かせ、3枚ずつの長い外花被と短い内花被からなる白い花が咲きます。また、1本の茎に1輪のみ花を咲かせるのも、スノードロップの特徴です。

 

開花時期がスノードロップの方が早く、背丈もスノードロップは10〜20cmとスノーフレークよりも小さいという違いがあります。開花時期もスノードロップが咲き終わった頃に、スノーフレークが咲き始めます。このように比べてみると、案外はっきりとした違いがあり、違いがわかればすぐに見分けがつきます。なんとなくイメージや名前が似ているため、混同しやすいお花ですね。

 

スノーフレークの育て方

ここからは、スノーフレークの育て方をご紹介します。

 

栽培場所

スノーフレークは日向〜半日陰を好みます。あまり日光が当たらない暗い場所だと、花つきが悪くなり、葉も乱れてしまいます。半日日光が当たり、後は日陰のなるような場所が良いでしょう。

 

耐寒性には優れているため、地植えでも問題なく越冬が可能です。夏は休眠するので、地植えの場合も特に管理する上での問題はありません。

 

用土

土は、水はけが良く保水性の高いフカフカとした土が最適です。酸性の土壌では上手く育たないことがあるため、植え付ける2週間ほど前から苦土石灰などを混ぜ込み、中和させておくと良いでしょう。園芸用の土を選ぶ場合は、できるだけ中性に近いものを選ぶと良いでしょう。

 

水やり

地植えの場合は、雨などの水分で十分です。雨が降らない日が続き、乾燥していたら水やりをしましょう。

 

鉢植えの場合は乾燥しやすいため、土の表面が乾いてきたら鉢底から水が流れ出る程度たっぷりとお水をあげます。株の上から水をかけるのではなく、株元からゆっくりと水やりをすると蒸れにくくなります。

 

肥料

基本的には肥料は必要ありません。葉が黄色くなってきたりした場合は、薄めに希釈した液体肥料などを与えましょう。

 

病気・害虫

スノーフレークはモザイク病にかかる場合があります。花びら全体に斑点が出現し、まだら模様が出現します。ウイルスが原因の病気で、雨などにより運ばれたウイルスに感染すると発症してしまいます。一度発症すると治療方法はありません。もし発見した場合は周囲の土ごと廃棄し、他の植物にうつらないように対策をします。予防的に、ホームセンターなどで販売されているスプレータイプの防虫・病気予防剤を散布しておくと良いかもしれません。

 

害虫については、スノーフレークは有毒成分をもつ植物であるため、害虫はつきにくいです。

 

花後の管理

花が終わったら、茎の根元の方から摘んで花がら摘みをしましょう。花がらを摘むことで、次々と蕾が上がってきてどんどん花を咲かせてくれます。花がらをそのままにしておくと、病害虫の原因になったり、種を作ろうとして体力をつかってしまいます。

 

お花の季節が終わり花が咲かなくなった後、葉はそのままにしておきます。こうすることで、日光を浴び光合成をし、栄養分をたっぷりと球根に蓄えます。次のシーズンもしっかりとお花を咲かせるために、夏前に地上部が枯れるまではそのままにしておきましょう。

 

増やし方

スノーフレークは球根植物なので、地下で分球が増え、徐々に数が増えていきます。基本的には夏も植えっぱなしで良いですが、地下の球根が増えて混み合ってきたら一度掘り上げてみましょう。地上部が枯れて休眠期に入ってから掘り上げ、増えた球根を分けてネットや新聞紙で包みます。風通しの良い半日陰などに吊り下げて管理し、10月〜11月に植え付けます。するとまた翌年の春先にかわいいお花を咲かせてくれますよ。少しずつ増えた球根を、庭の違う場所や鉢に植えていくのも楽しみですね。

 

スノーフレークに関するよくある質問

ここからは、スノーフレークについての質問について解説します。

 

スノーフレークの名前の由来は?

スノーフレークとは、英語で「ひとひらの雪」という意味で、まだ寒い3月に小さな白い花がちらほらと咲き始める様子が由来だと言われています。

 

まだ寒いとはいえ、3月はもう雪の降らない時期でもあるため、英名では「サマースノーフレーク(Summer snowflake)」と呼ばれています。

 

スノーフレークの花言葉は怖い?

スノーフレークの花言葉は「純粋」「汚れなき心」「慈愛」「美」「皆を惹きつける魅力」など、白く儚げな小さな花にちなんだ純粋な意味の花言葉ばかりで、特に怖い印象のものはありません。

 

スノーフレークには毒性がある?

スノーフレークは有毒性の章句物であると厚生労働省から注意喚起がされている植物です。葉や花など全体に有毒成分であるリコリンやガランタミン、タゼチンなどのアルカノイドが含まれます。

 

食べてしまった場合は30分以内に吐き気や嘔吐、頭痛などの中毒症状が表れます。小さいお子さんやペットのいるご家庭では、口に入れない様に注意が必要です。

 

鉢などに植えて、届かない場所やあまり行かない所で管理する方が良いかもしれません。もし花を摘んで花瓶などに生けたりする際は、花瓶の水にも有毒成分が溶け出します。切った花や花を生けた水を触る際は、必ず手袋を着用しましょう。皮膚に付着するとかぶれたりする場合があります。

 

まとめ

スノーフレークについて、基本情報や栽培方法などをご紹介しました。春の訪れを告げる小さな白い花はとても可愛らしく、庭などに咲いていると思わず身を屈めて見てしまうようなお花です。

 

地植えでも育ち、あまり手間もかからないため挑戦しやすいことも魅力的です。有毒性があるため、その点のみ注意が必要ですが、春先の庭におすすめのお花です。ぜひお庭に少し植えてみてはいかがでしょうか?