今回は、春の花束に使いたいお花についてご紹介します。春はフラワーギフトを贈る機会が多い季節です。せっかく春に花束を贈るなら、旬のお花で春を感じられる花束がおすすめです。春に旬を迎えるお花とその魅力をたっぷりとご紹介しますので、春らしい花束にしたいけどどんなお花が良いのか分からない、という方はぜひ参考にしてみて下さいね。

 

春の花束には旬の花を使おう!

春は旬のお花がたくさんあり、お花屋さんにも華やかで色とりどりのお花が並ぶ季節です。長い冬が終わり、植物は寒い冬の間に蓄えたパワーで春先から少しずつ新芽を出し、花を咲かせます。

 

そんな自然のパワーがみなぎる季節である春。その息吹を感じられる、ふんわりと柔らかい春の空気をまとった花束は、心もパッと明るくなります。春らしい花束にメッセージカードを添えて、大切な人にプレゼントしてみませんか?

春の花束に使うといい旬の花は?

では早速、春の花束に使いたいお花をご紹介します。

 

サクラ

サクラは春を代表するお花のひとつです。日本では、春といえばサクラが一番に思い浮かぶお花ではないでしょうか。

 

切花として流通しているサクラには数種類ありますが、早ければ12月頃から出回るものもあります。お花見で楽しむことのできるソメイヨシノとはまた雰囲気の違う、ピンク色の濃いサクラや小さめのお花のサクラ、八重咲のサクラなど、個性豊かなサクラが楽しめます。

 

また、サクラは枝物なので、花束に使用すると全体のイメージに動きが出て、上品ながらダイナミックな雰囲気に仕上がりになり素敵です。卒業式など、サクラが咲くにはまだ早い時期に贈るフラワーギフトに使用するのもおすすめです。

 

チューリップ

チューリップも、春になると必ず目にするお花ですよね。たくさんの品種が出回り、色や形、大きさや咲き方などのバリエーションが非常に豊富です。淡い色合いのものや、グラデーションの様に2色が織りなす色合いが美しいものなど、見ているだけで幸せな気分になります。

 

品種にもよりますが、一般的なチューリップは価格もそれほど高くなく使いやすいお花でもあります。スッと伸びた茎に可憐に咲くチューリップは、上品でとっても可愛らしい印象です。他のお花と合わせて花束にするのはもちろん、チューリップだけを使った花束もシンプルで存在感があり、チューリップだけの魅力を楽しめておすすめです。

 

ヒヤシンス

ヒヤシンスは球根植物で、子どもの頃に水耕栽培をしたという方も多いのではないでしょうか?

 

ヒヤシンスも春に咲くお花で、小さなお花がたくさん集まって咲き、ボリュームのある姿が特徴的です。香りも良く、花束に入れると見た目だけでなく春らしい香りも楽しめます。

 

お部屋などに飾っておくと甘い香りに包まれて、空間まで春らしくしてくれますよ。しかもヒヤシンスは花持ちも良いため、長くお花を楽しめるメリットもあります。アレンジの仕方ひとつで、華やかな雰囲気から可憐な野花感を感じられる雰囲気まで、どんな花束にも合うお花です。

 

スズラン

可憐で儚げな印象のスズランも、春に花を咲かせます。ベル型の小さな花が並んで咲き、静かに佇む姿は冬が終わり春の訪れを知らせます。シックな雰囲気やナチュラル感のあるアレンジによく合い、大人の春の花束にぴったりなお花です。

 

スズランは毒性のある成分を含んでいるため、贈りたい人に小さなお子様やペットが触れる心配が無いかなど、環境にも考慮して使用すると良いでしょう。

 

菜の花

黄色いお花の菜の花は、春の明るい印象をもつお花です。菜の花畑など、一面に黄色い花が咲いている様子は圧巻で、日本では春の風物詩とも言えるほど、生活に身近なお花として知られています。はっきりとした黄色が冴えて、パワーみなぎる飾らない姿がとても素敵です。

 

また、菜の花も価格がリーズナブルで使いやすいのも魅力的です。グリーンと合わせて、野花感のある花束にするととってもナチュラルで春らしいアレンジになります。

 

アネモネ

アネモネは春に花を咲かせる球根植物です。アネモネも品種が非常に多く、色味や大きさ、お花の咲き方などバリエーションが豊富です。八重咲の品種は華やかでボリュームがあり、一重咲きは素朴ながら可愛らしい印象で人気があります。

 

春らしいピンクや白など、柔らかい色はもちろんですが、グリーンなど珍しい色の品種もあり、幅広いアレンジに使用できるお花です。花束に使用すると一気に華やかな印象になり、品のある雰囲気に仕上げることができます。

 

スイートピー

スイートピーは、独特のひらひらとした花びらが美しい花です。豆科のスイートピーは、ピンクなどのパステルカラーから濃い紫色まで、色のバリエーションが豊富です。花びらが大きく存在感があるため、色がよく映えます。

 

何種類かの色を合わせたスイートピーだけの花束も、統一感がありシンプルで素敵な雰囲気に仕上がりますよ。ひらひらとした柔らかい花びらは、春のふんわりとしたイメージによく似合います。

 

ワスレナグサ

ワスレナグサは小さなお花がとても可愛らしい春が旬の植物です。可愛らしい見た目とは裏腹に、成長力旺盛で力強い一面もあります。色は水色や白、淡いピンクなど、涼しげな印象の色合いが多いです。

 

草花の素朴さを感じさせる姿は、ナチュラルな雰囲気のアレンジによく合います。どんなお花にもよく合い、少し脇役的な存在で春の花束には欠かせないお花です。

 

春の花束はどんなシーンで活躍する?

春は出会いや別れ、花束を贈る機会がたくさんある季節です。春のお花を使った花束が喜ばれるシーンをご紹介します。

 

卒業式・入学式

卒業式や入学式に花束を贈る方も多いのではないでしょうか。特に卒業式は、お世話になった恩師や先輩など、感謝の気持ちを込めて贈るなど、人生の節目として花束と共に思い出に残ります。入学式では、新入生の新たな門出をお祝いし、春の期待に彩りを添えます。

 

写真をたくさん撮る機会でもあるので、春らしさを感じられる花束をプレゼントすることで、写真にも華やかさを演出できます。

 

入社式

入社式は、社会人になる人生の中での大きな節目の一つです。4月1日頃に多くの企業で入社式が行われ、ちょうど桜の花が咲いている頃で、世間も春ムード一色です。

 

大きな会場で行われることも多いため、スタンド花に春のお花を使用して飾ることもおすすめです。会場も春らしい空気が漂い、柔らかな色合いでまとめると、新社会人の緊張や不安も少し和らぐような空間になるでしょう。

 

まとめ

春の花束に使用したいお花についてご紹介しました。春が旬のお花はたくさんあります。華やかさだけでなく、上品で可憐さを合わせもつお花が多く、春のウキウキ感をより楽しみにしてくれるような、嬉しい気持ちになるお花ばかりです。

 

春に花束を贈ろうと考えたら、ぜひ春らしさを存分に感じられるお花を使った花束をプレゼントしてみてくださいね。