ムーンダストというお花をご存知でしょうか。あまり聞き慣れないお花ですよね。今回は、ムーンダストについて詳しくご紹介します。人々の幸せを願って誕生したムーンダストは、フラワーギフトにとてもおすすめのお花です。ムーンダストとはどんなお花なのかをぜひ楽しみながらご覧ください。

 

ムーンダストとは

ムーンダストとはどんなお花なのか、初めて耳にする方も多いのではないでしょうか。ムーンダストとは、青色のカーネーションの総称です。どの様に開発されたのか、誕生の物語などをご紹介します。

 

開発の背景

青いカーネーションであるムーンダストは、日本の大手飲料メーカーであるサントリーと、オーストラリアの植物工学企業の共同開発により誕生しました。

 

カーネーションはもともと青色遺伝子を持たないお花です。そのため、自然に青いカーネーションが咲くことはありません。ペチュニアやビオラなどから青い色を生み出す遺伝子を採取し、それをカーネーションの遺伝子に組み込むことにより、青色を実現させました。

 

ムーンダストが誕生するまでに要した月日は5年と言われています。いかに青いカーネーションを作ることが難しかったかが伺えます。バイオテクノロジーによって生み出された花の商業生産化は、ムーンダストが世界初の品種という歴史的なお花です。

 

名前の由来

ムーンダストの名前の由来は「月の光のように柔らかな包容力のある花に」という思いから名付けられました。月は豊穣の象徴であり、母なる自然を包み込む優しさや包容力を表すようなシンボルでもあります。日本人にとっては、その満ち欠けによる神秘的な美しさを古来より愛でてきた大切な存在です。

 

また、世界でも月は神話や宗教にも関係する神聖なものです。そんな月から照らされた光は、長い時間をかけて私達のもとへ届き降り注ぎます。月から降り注ぐキラキラとした美しい光と、月の持つ優しさを「ムーンダスト」という名前に込められました。

 

ムーンダストの花言葉は?

どんな時も穏やかで光輝き、変わらぬ美しさを持つ月の様に永遠に変わることのない幸せを運ぶ素敵なお花、ムーンダスト。

 

ムーンダストの花言葉は「永遠の幸福」です。ブランドコンセプトである「幸せを願う花」にふさわしい花言葉です。

 

また、ムーンダストは一般的なカーネーションよりも花持ちが1,5倍ほど良いとされています。花持ちがよく、長くお花を楽しめることも永く続く幸せを表す花言葉とぴったりです。

 

ムーンダストの種類

ムーンダストには、現在8種類の品種が存在します。1つの茎に大きな花をつけるスタンダードタイプと、複数の花を咲かせるスプレー咲きのタイプがあります。

 

【スタンダードタイプ】

  • ・アクアブルー
  • ・ライラックブルー
  • ・プリンセスブルー
  • ・ベルベットブルー

 

【スプレー咲きタイプ】

  • ・サファイヤ
  • ・アクアマリン
  • ・アメジストブルー
  • ・パールブルー

 

この8種類のうち、日本で販売されているのは、スタンダードタイプの4種類と、スプレー咲きタイプのサファイアとアクアマリンの6種類です。

 

ムーンダストは誰にプレゼントすると喜ばれる?

素敵な名前と花言葉をもつ青いカーネーションであるムーンダストは、どのような人に贈ると喜ばれるのでしょうか。フラワーギフトにムーンダストを贈りたい相手をご紹介します。

 

両親

ムーンダストを両親の記念日や節目のお祝い、日頃の感謝を込めてプレゼントしてみるのはいかがでしょうか。「永遠の幸福」という花言葉は、特に結婚記念日や人生の節目にぴったりです。

 

また、カーネーションは母の日に贈るお花としてよく知られていますが、ムーンダストのモチーフである月が表す母性や優しさは、母の日のプレゼントとしても相応しいお花です。一部の取り扱い店舗では、母の日にムーンダストを予約するとハローキティのメッセージカードがついてくるサービスもあるようです。

 

さらに、ムーンダストのシックで落ち着いた印象は父の日のお花としても選ばれています。小さめのフラワーアレンジメントなどにムーンダストをお父さんに感謝を込めて贈るのもおすすめです。

 

両親のこれからの人生も幸せに包まれたものでありますように、そんな想いを込めてプレゼントしたいですね。

 

10月の誕生日の人

10月21日の花にムーンダストが選ばれていることもあります。めずらしく素敵な花言葉をもつムーンダストは誕生日の贈り物として喜ばれるでしょう。

 

誕生日からの1年を幸せに過ごせそうな、特別なプレゼントになりそうです。10月の秋らしい高い空が素敵な季節に、華やかさと清々しいムーンダストはとても爽やかな印象でおすすめです。

 

青色が好きな人

青いお花のムーンダストは、青色が好きな方へのフラワーギフトとしてもおすすめです。青いお花は他にもたくさん種類がありますが、カーネーションの様な華やかでボリュームのあるお花には少ない色です。

 

インパクトのあるムーンダストは、ムーンダストのみのアレンジでも、他の青いお花などと合わせて作ったブーケやアレンジメントもとても素敵です。

 

ムーンダストは色味もいくつか種類があるので、何種類かを組み合わせてアレンジしてもらうとより表情豊かでおすすめでしょう。ムーンダストは通年流通があるため、時期を選ばずにプレゼントできるのも嬉しいですね。

 

ムーンダストに関するよくある質問

ここからは、ムーンダストについてのよくある質問について詳しく解説します。

 

ムーンダストの花言葉は怖い?

ムーンダストの花言葉は「永遠の幸福」で、特に他に怖い意味をもつ花言葉はありません。

 

開発の背景やブランドコンセプトからも、人々の幸せを願うお花なので安心してプレゼントできます。

 

ムーンダストを見ても青くないと感じる

ムーンダストを見て「紫じゃない?」と思った方も多いのではないでしょうか。お花の色味では、紫も青色として分類されます。

 

青い色素がなければ紫に近い色も出ないため、お花では一般的な青色〜紫色までを青い花として扱われます。

 

ムーンダストの値段は?

ムーンダストの値段はおおよそ400〜600円台です。一般的な色のカーネーションは100〜300円程度なので、2倍ほど価格は高くなります。自然に交配された品種ではなく、バイオテクノロジーを用いて開発され、さらに輸入されているためどうしても価格は上がってしまいます。

 

しかし、ムーンダストは他のカーネーションよりも日持ちがよく長く楽しめるため、お値段はやや高く感じますが、コストパフォーマンスの面でも決して悪くはありません。

 

まとめ

ムーンダストについてご紹介しました。青いカーネーションであるムーンダストは、幸せを願う気持ちを込めて誕生したお花です。

 

長い年月をかけ、様々な困難を乗り越えたムーンダストは私達にその美しさと感動を月のように静かに伝えてくれます。大切な人へのフラワーギフトに「永遠の幸福」をプレゼントしてみませんか。きっとその想いは伝わり、喜んでもらえるはずです。