春になると黄色いお花を咲かせるタンポポ。

お花が咲いたあとは、ほわほわの綿毛を飛ばすことができるため、一度は手に取ったことがある方も多いのではないでしょうか。

ここでは、意外と知らないタンポポのお花の詳細を解説します。

 

タンポポとは

可愛らしいお花を咲かせるタンポポは、春になると色々な場所で見ることができます。

目にすることが当たり前のお花なので、詳しい情報を知らない人も多いはず。まずはタンポポの基本情報からご紹介します。

 

名前 タンポポ
学名 Taraxacum
科名/属名 キク科/タンポポ属
和名/英名 蒲公英/dandelion
分類 多年草
開花時期 3〜4月

 

特徴

タンポポは、キク科タンポポ属の総称です。野原や土手はもちろん、道端のコンクリートの隙間にまで花を咲かせます。

タンポポの花は3〜4月に咲くイメージがありますが、品種によっては1年間花を咲かせる品種があるようです。

現在日本で確認されているのは「セイヨウタンポポ」と「ニホンタンポポ」で、約8割が外来種である「セイヨウタンポポ」が占めています。

 

タンポポから出る白い液体の正体

タンポポの茎は切ると白い液体が出てくるのをご存知でしょうか。触ると粘り気があるのが特徴です。

この白い液体は「乳液(ラテックス)」と呼ばれていて、ゴムの成分が入っているので、酸素に触れることで固体に変化します。そのため、万が一タンポポの茎が折れてしまっても、切り口が固まることで微生物の侵入を防ぐことができるのです。

 

タンポポの花には種類がある?

現在日本には細かく分けると15〜20種類のタンポポが生息しています。

ここでは野生でよくみられる2つの品種に分けてご紹介します。

  • ニホンタンポポ
  • セイヨウタンポポ

それぞれの特徴を詳しく解説します。

 

ニホンタンポポ

ニホンタンポポは、その名の通り日本を原産とし生息しているタンポポです。

ニホンタンポポの中にもさらに細かい品種があり、「シロバナタンポポ」や「カントウタンポポ」、「エゾタンポポ」が代表的なタンポポとなります。

セイヨウタンポポとの大きな違いは「総苞」で、お花の後ろを見るとつけ根が閉じているのが大きな特徴です。

また、開花時期は3〜4月と少なく、綿の広がり方は大きいものの綿自体は少ないため、広範囲に飛ぶことはありません。

 

セイヨウタンポポ

セイヨウタンポポは元々外来種ですが、近年日本に多く生息するタンポポとして知られています。

なんと日本で花を咲かせているタンポポのうち、約8割がセイヨウタンポポになるそうです。

ニホンタンポポとの大きな違いは「総苞」で、セイヨウタンポポは大きく反り返っています。

綿毛が多く種が重いことから、風に乗って広がりやすくどこにでも種を届けることができます

 

タンポポの名前の由来

タンポポには「和名」と「英名」があるのをご存知でしょうか。

それぞれどんな由来があるのか、タンポポの名前の由来をご紹介します。

 

和名「蒲公英」

タンポポの由来は諸説ありますが、白い綿毛が関係してるようです。

白い綿毛の様子が、綿をまとめて丸めた「たんぽ」というものに似ていることから「たんぽ穂」と呼ばれるようになりました。

また、田んぼのあぜ道に生えていることから「田菜」と呼ばれているものが、徐々に「たん」と呼ばれるようになり、綿毛がほつれる特徴から「ほほ」が組み合わさり「たんぽぽ」と呼ばれるようになったとも言われています。

 

英名「Dandelion」

タンポポは英語で「ダンデライオン」と言います。タンポポのお花がまるでライオンのたてがみのようであることから、この英名が付けられました。

ただ、お花が由来ではないという言い伝えもあるようで、タンポポの葉っぱがギザギザしていることから、ライオンのたてがみを彷彿とさせるとして「ダンデライオン」と付けられた説もあります。

諸説あるものの、ライオンがモチーフになっていることは確かなようです。

 

【国別】タンポポの花言葉

タンポポにはさまざまな花言葉が込められています。

その意味は国によって少しずつことなるため、ここでは「日本」・「韓国」・「アメリカ」の3つに分けて花言葉をご紹介します。

 

日本でのタンポポの花言葉

日本でのタンポポの花言葉は以下の通りです。

  • 愛の神託
  • 神託
  • 真心の愛

昔ヨーロッパでは、タンポポは占いのお花として親しまれてきました。

その歴史から、恋愛にまつわる花言葉が多くなったとされています。

ほかにも、白いタンポポには「私を探して」という花言葉があり、この花言葉は、白いタンポポがなかなか見つからないことに由来しています。

 

韓国でのタンポポの花言葉

韓国では、タンポポには以下の花言葉が込められています。

  • 愛の信託
  • 不死身

日本同様、愛に関する花言葉が込められていますね。

また、何度踏まれても立ち上がって花を咲かせることから「不死身」という花言葉が込められたそうです。どちらも素敵な花言葉ですね。

 

アメリカでのタンポポの花言葉

アメリカでは、タンポポには以下の花言葉が込められています。

  • love’s oracle(愛の神託)
  • oracle(神託)
  • faithfulness(誠実)
  • happiness(幸福)

アメリカでも愛に関する花言葉が込められていることがわかりました。日本同様で、アメリカでも昔、タンポポを使って恋占をした歴史から、このような花言葉が込められたそうです。

 

タンポポの花言葉は怖いって本当?

タンポポの花言葉を調べていると「怖い」という言葉が目にはいります。結論から述べると、タンポポには怖い意味は込められていません。

しかし、「別離」というマイナスの花言葉がついていることから、怖いとイメージする人が多くなったのかもしれません。

タンポポの綿毛が飛んでいく姿から「別離」という花言葉がついたとされています。

 

タンポポの花は食べられる?

お刺身にタンポポが入っていることを目にした人も多いかと思いますが、実はタンポポは調理次第では食べることができます。

  • タンポポサラダ
  • タンポポコーヒ

特に多いのが上記の加工方法で、タンポポサラダはお花を茹でてマヨネーズなどに和えることで、美味しく食べることができます。

タンポポコーヒーは、タンポポの根っこを加工した飲み物で、コーヒーや濃い麦茶のような味がするようです。

カフェインが入っていないことや、血流をよくする効果があることから、妊婦や母乳の出を良くしたいママに選ばれています。赤ちゃん用品店などで販売しているので、気になる方は購入してみると良いでしょう。

 

まとめ

路上に咲いているタンポポにも、意味のこもった花言葉が込められて居ることがわかりました。

あまり気に留めないお花だからこそ、基本情報を知ることでさまざまな品種のタンポポを楽しむことができるでしょう。

ニホンタンポポは、タンポポの中でも見つけることが難しいと言われているお花です。ぜひ探してみてくださいね。