有名なミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」の劇中に歌われる歌の題名にもなっている「エーデルワイス」。

名前は知っているけれど、どんな花なのかは知らないという人も多いのではないでしょうか。

この記事では、エーデルワイスの基本情報や花言葉などを詳しくご紹介します。

 

エーデルワイスの基本情報

エーデルワイスの基本情報をご紹介します。

 

科名 キク科
属名 ウスユキソウ属
原産地 ヨーロッパアルプス
学名 Leontopodinm alpinum(レオント ポディウム アルピナム)
英名 Edelweiss(エーデルワイス)
和名 西洋薄雪草(セイヨウウスユキソウ)
開花時期 5月上旬~6月中旬(自生地7月~8月)
花色 白、黄色
耐寒性/耐暑性 普通/やや弱い

特徴

エーデルワイスは、高い山に自生する高山植物です。白く星のような見た目のお花は「アルプスの星」とも呼ばれています。

原産地はヨーロッパのアルプスで、自生の場合は7月〜8月頃に、自家栽培の場合は5〜6月に花を咲かせ、日本でも標高の高い地域では自生をしており、「ウスユキソウ」という名前で親しまれています。

また、エーデルワイスは鑑賞以外にも「薬草」としても古くから親しまれており、消化器・呼吸器疾患に効果があるとされています。紫外線の強い高山地帯で育つエーデルワイスには「抗紫外線効果」があるので、最近ではエーデルワイスのエキスを使った美容アイテムも流通しているようです。

有名なミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の歌でもおなじみの「エーデルワイス」ですが、名前にはどんな由来があるのでしょうか。下記でご紹介します。

名前の由来

エーデルワイスの名前の由来は、ドイツ語の高貴という意味の「edel(エーデル」と、白を意味する「weis(ヴァイス)」です。2つの単語が合わさって「エーデルワイス」という名前になりました。

原産地のヨーロッパでは、清純を象徴するお花として親しまれています。

 

エーデルワイスの花言葉

エーデルワイスの花言葉は以下の通りです。

 

  • 純潔
  • 崇高
  • 忍耐
  • 大切な思い出
  • 高貴な勇気
  • 大胆不敵

それぞれの花言葉に込められた由来について詳しく見ていきましょう。

 

純潔・崇高・忍耐の由来

エーデルワイスに込められた「純潔・崇高・忍耐」の花言葉は、花の姿が由来だとされています。

純粋で混じり気の無い白い花色が、「純潔」「崇高」の花言葉を連想させますね。

また「忍耐」という花言葉は、高山の過酷な環境でも花を咲かせることから、エーデルワイスの花言葉といして込められたようです。

 

大切な思い出の由来

「大切な思い出」という花言葉は、昔からドイツに伝わる神話が由来です。

「昔、天使は人間の姿に化けて地上へ降りて生活をしていました。

しかし、天使は人間の世界が、思っていたよりもとても過酷だと知るのです。

逃げ出したくなった天使は、高い山へ逃げ込むのでした。

逃げ込んだ高い山で天使は登山家と出会います。

美しい容姿に登山家は惚れてしまいましたが、残念ながら天使と登山家の恋は実ることがありませんでした。

登山家は、美しい天使の姿を見続けることが苦しくなってしまい、天に向かって「天使を見ない世界に戻りたい」と願ってしまうのです。

その姿を見た天使は、そっとエーデルワイスのお花を置いて天使の世界に戻ったことから、「大切な思い出」という花言葉がつきました。」

 

高貴な勇気・大胆不敵の由来

高貴な勇気や大胆不敵といった花言葉は、海外でつけられた花言葉です。

ヨーロッパでは、男性が女性に結婚を申し込むときのお花としてエーデルワイスが贈られます。このことから「高貴な勇気」という花言葉が込められました。

また、昔はプロポーズのために、高い山へ登ってエーデルワイスのお花を摘んで渡していた行動力の高さから、「大胆不敵」という花言葉がついたとされています。

 

怖い花言葉があるって本当?

実はエーデルワイスには「不死」という花言葉が込められています。

文字に「死」が入っているため、花言葉が怖いという印象になりがちですが、実は「不死」は怖い意味ではないので安心してください。

エーデルワイスはとても高い山の上に咲いているお花です。そのため、お花を採って降りてくる姿はまるで「死を知らないようだ」という意味が「不死」という花言葉に繋がりました。

 

エーデルワイスの品種

エーデルワイスは、主に3つの品種が主流となります。

 

  • ミヤマウスユキソウ
  • ハヤチネウスユキソウ
  • チシマウスユキソウ

 

それぞれの品種を詳しく見ていきましょう。

 

ミヤマウスユキソウ

ミヤマウスユキソウは、東北地方の高山に生息するエーデルワイスの品種です。

8〜13枚程度の花びらが1つになって見えるのが特徴で、細い葉が交互に生えています。開花時期は7〜8月で、ウスユキソウ類の中でも開花時期が早く、お花によっては7月末にはお花が終わってしまうこともあるようです。

 

ハヤチネウスユキソウ

ハヤチネウスユキソウは、岩手県の早池峰山を中心に生息する品種で、日本に咲くエーデルワイスといえばこの品種を指すことが多いです。

花びらが大きいのが特徴で、茎の高さは10〜30cm程に成長します。エーデルワイスの品種の中でもとても大きいので、見つけやすいお花です。

 

チシマウスユキソウ

チシマウスユキソウは、南千島の色丹島や択捉島の岩場などに生息する品種です。

背丈が低くお花が大きいのが特徴で、非常に丈夫なので自家栽培もできます。

自生するチシマウスユキソウの開花時期は7月〜10月、自家栽培の場合は4〜5月に花を咲かせるようです。

最近ではあまり自生するチシマウスユキソウは見られておらず、ほとんどが自家栽培で育っています。

 

エーデルワイスのお花を育てよう!

エーデルワイスは寒さに強い植物ですが、夏の高温多湿には強くないため、育てるには工夫が必要です。

ここでは、エーデルワイスのお花を上手に育てるコツをご紹介します。

水やり

エーデルワイスは乾燥を嫌う植物ですが、湿気が強い状況も苦手です。そのため、しっかりと土が乾燥したのを確認してから水やりを行いましょう。

ただし、根が完全に乾いてしまうと枯れてしまう可能性が高いので、乾いたのを確認したら必ずお水をあげてください。

栽培環境

日中は風通しが良く日当たりの良い場所で管理をしましょう。

直射日光が強くない春や秋は、西日を避けて管理することで問題なく育てることができますが、直射日光が強い夏は、枯れる原因になってしまうので直射日光が当たらない明るい日陰などで管理をすると良いでしょう。

冬は、乾風が当たると芽が枯れてしまうので、密閉しない程度の風よけを作ることで毎年花を楽しむことができるでしょう。

肥料

エーデルワイスは強い肥料を嫌うため、少量の緩効性化成肥料を植え込むときに使用するようにしましょう。

その後は、春と秋に液体肥料を2週間に1度与えて下さい。

 

植え替え

エーデルワイスは、根が成長していき最終的に根詰まりを起こす可能性があるので、2年に1回の頻度で植え替えを行うと良いでしょう。

植木鉢の根が詰まっていると感じたら、2年を待たず早めに植え替えてください。

 

まとめ

歌の題名にもなっているエーデルワイスには、以下のようなさまざまな花言葉が込められていることが判明しました。

  • 純潔
  • 崇高
  • 忍耐
  • 大切な思い出
  • 高貴な勇気
  • 大胆不敵

高山に自生するお花なので、なかなか日常では目にすることがないですが、園芸用として育てる事もできるので、ぜひ自家栽培にチャレンジしてみてくださいね。