コウモリが羽を広げたような姿が特徴的なコウモリラン。素敵な花言葉を多数持っていることに加え、部屋に置くことで風水効果が期待できることから注目を集めています。
本記事では、コウモリランの花言葉と由来をはじめ、知っておくべき基本情報や主な特徴、コウモリランから得られる風水効果などを紹介します。
コウモリランの花言葉
コウモリランの花言葉は「信頼」「助け合う」「魔法」であり、不思議な魅力を感じさせる言葉が多いです。
コウモリランの神秘的な姿や、鉢植えではなく木の幹に着生するという珍しい特性が、花言葉の由来として考えられています。
花言葉の由来
コウモリランの花言葉である「信頼」「助け合う」は、他の樹木に着生して生きる特性から由来しています。単独では生きられず宿主の存在によって生命をつなぐ姿は、まさに助け合いや共存を表しているでしょう。
一方、「魔法」の花言葉は、多機能な葉を持つことからつけられたといわれています。どの花言葉も、健気に生きるコウモリランにぴったりの言葉です。
コウモリランの基本データ
コウモリランの基本情報は以下の通りです。
科・属 | ウラボシ科・ビカクシダ属 |
英名 | Common staghorn fern |
学名 | Platycerium(プラティケリウム) |
和名 | 麇角羊歯(ビカクシダ) |
草丈 | 10~150cm ※品種による |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | やや強い |
耐陰性 | やや強い |
原産地 | アフリカや東南アジアなどの熱帯地域 |
主な特徴
コウモリランは熱帯地域原産のシダ植物であり、他の樹木や岩などに着生して生育するのが特徴です。数年かけて育ったコウモリランは、人の背丈を超えるほどの大きさに生長することもあり、存在感と迫力があります。
また、コウモリランには「胞子葉」と「貯水葉(外套葉)」という特徴的な葉があります。胞子葉はその名の通り、胞子がついた葉のことです。鹿の角のような形であることから、コウモリランは「麇角羊歯(ビカクシダ)」とも呼ばれています。
一方、貯水葉は水をためて着生し、栄養を与える重要な役割を担っている葉です。
コウモリランはシダ植物ではあるものの、他のシダ植物にはない特徴を複数持っている点がコウモリランの魅力です。
名前の由来
コウモリランの名前の由来は、垂れ下がった大きな葉の姿がコウモリに似ていることから名付けられました。尖ったフォルムで大きく広がる姿は、まさにコウモリを連想させるでしょう。
一方、和名である「麇角羊歯」は、胞子葉が鹿の角のような形であることに由来しているといわれています。
学名では「Platycerium」と呼ばれており、品種の名称としてもよく使われています。
コウモリランで期待できる風水効果
コウモリランの風水効果は、「対人運」「恋愛運」「健康運」などです。コウモリランの長く伸びる葉は良縁を引き寄せ、人間関係を良好にするパワーがあるとされています。
また、コウモリの羽を連想させる葉はリラックス効果と気持ちの調和を促し、落ち着く空間に整えてくれます。
さまざまな風水効果が期待できるコウモリランですが、好きなところに置けば良いわけではなく、得たい風水効果にマッチした場所に置くことが肝心です。
コウモリランの風水効果を高める場所
コウモリランの風水効果を高める場所として、以下の3箇所が挙げられます。
- 玄関
- 浴室
- リビング
ここでは、それぞれの場所に置くとどのような効果が期待できるかなどを詳しく紹介します。
玄関
コウモリランを玄関に置くことで得られる風水効果は「出会い運」です。
玄関は、風水において重要な場所です。良い運気と悪い運気が出入りするため、風水の影響を受けやすい場所であるといえます。
そんな玄関に対人運の運気アップが期待できるコウモリランを置くと、人とのつながりを良い方向へと導いたり人間関係のトラブルの回避できたりなどの効果が期待できます。
玄関にコウモリランを飾る際は、明るい玄関の窓際や扉付近に設置すると良いでしょう。
浴室
コウモリランを浴室に飾ると期待できる風水効果は「恋愛運」「健康運」などです。
浴室は風水において厄落としする神聖な場所とされており、きれいに保つことで良い運気を取り込むといわれています。一方で、排水溝が詰まっていたり汚れていたりすると邪気がたまりやすくなり、運気低下を招いてしまう可能性があります。
コウモリランを浴室の窓際などのスペースに飾ることで邪気の蓄積を防ぎ、運気低下を防ぐことが可能です。それだけでなく、コウモリランが持つ良縁を引き寄せるパワーが恋愛運をアップしてくれるでしょう。
リビング
コウモリランをリビングに飾ることで得られる風水効果は「家庭運」です。
リビングは家族が集う大切な空間であり、人間関係を育む場所でもあります。日当たりが良く明るいリビングは、他の部屋と比べると陽の気が過剰になりがちです。
そこで陰の気を持つコウモリランを飾ると陽と陰のバランスを整えてくれるため、気持ちを穏やかにする作用が期待できます。
コウモリランの風水効果を最大限に発揮するには、壁の高い位置に飾るのがおすすめです。
初心者でも安心なコウモリランの育て方
コウモリランの育て方には少しコツはいるものの、種類によっては初心者でも育てることが可能です。
最後に、初心者の方が押さえておくべき育て方について紹介します。
置き場所
コウモリランは日光を好む植物なので、基本的に明るい場所に置くのがおすすめです。耐陰性があるので室内でも育ちますが、暗すぎると生育不良や枯れる恐れがあるので注意してください。
また、真夏の日差しは葉焼けの原因になり、コウモリランを痛めてしまう場合もあるので直射日光にならないように工夫しましょう。
一方、コウモリランは冬の寒さには弱いため、寒い時期はなるべく暖かい場所で管理し、気温が10℃以下にならないようにするのがポイントです。
水やり
コウモリランは季節によって水やりを調整します。
春~秋の場合は、土の表面が乾いたら鉢底から水が出るほどたっぷりと与えます。一方、冬の寒い時期では土の表面が乾いてから2~3日後に行うのがベストです。
水をやりすぎると土の中が乾ききっていない状態になってしまい、根腐れの原因になってしまいかねません。
コウモリランは熱帯地域原産の植物なので、多少乾燥気味に育てるのが大切です。どうしても乾燥が気になる場合は、霧吹きなどで葉に水を与えると良いでしょう。
肥料
コウモリランへの肥料は、植え替え時に緩効性肥料を土に混ぜ込むのが基本です。それ以外に肥料を与える場合は、生育期の5~10月の間で2~3ヶ月に1回のペースで置き肥を置くと良いでしょう。液体肥料を使用するなら、10日~2週間に1回程度薄めた肥料を与えてください。
一方、冬場はコウモリランの生長が止まるので肥料は不要です。生長が止まっているのに関わらず、肥料を与えてしまうと栄養過多になって根詰まりを起こしてしまう可能性があります。
コウモリランは肥料をほとんど必要としませんが、大きく育てたい場合は適度に与えるのがおすすめです。
まとめ
コウモリランの花言葉は「信頼」「助け合う」「魔法」であり、他の樹木に着生して生きる特性から由来しています。風水としては玄関に置くと出会い運、浴室では恋愛運と健康運、リビングでは家庭運がアップします。
コウモリランを育てる際は明るい場所で管理し、水やりは乾燥気味で肥料は控えめに与えるのがポイントです。
ぜひ本記事を参考に、神秘的な魅力を持つコウモリランを育てて部屋に飾ってみてはいかがでしょうか。