カンパニュラは、夏に花を咲かせるお花で、風鈴のような花の姿から、風鈴草とも呼ばれています。

道端でもよく見かける「ホタルブクロ」も、カンパニュラの仲間で、見た目が似ているため親しみやすいお花です。お花屋さんでも見かけることも多く、プレゼントにしたいという方もいるのではないでしょうか。

この記事では、カンパニュラの花言葉や由来について紹介いたします。

カンパニュラの色ごとの花言葉

カンパニュラの全体の花言葉は、「感謝」「誠実な愛」「共感」「思いを告げる」「不変」などがあります。

カンパニュラの花姿が教会の鐘の形に似ているため、キリスト教に結び付けられることが多かったようです。

ここでは、カンパニュラの色ごとの花言葉を紹介します。

ピンク

ピンク色のカンパニュラの花言葉は、「不変」です。

カンパニュラは古くから愛され、品種改良が繰り返されていますが、釣鐘型の花姿はどのような種でもほとんど変わっていないことや、寒さや暑さに強く、厳しい環境でもしっかりと花を咲かせる耐久性のある植物であるため、「不変」という意味があるようです。

変わらない愛や感謝を伝えるために、カンパニュラをギフトとして贈ると、とてもロマンチックですよね。

清潔感のある白いカンパニュラは、「感謝」「誠実」という花言葉があります。

海外でも、「感謝」「思いを告げる」などの意味があるようです。カンパニュラの花は下を向いて咲くことが多く、これを謙虚さや控えめな態度に見立てて、「誠実」や「感謝」という意味が込められたようです。

恋人や家族に贈るのにも最適な花言葉ですね。

落ち着いていて上品なイメージを持たせる紫のカンパニュラは、「希望」「大望」という花言葉があります。

カンパニュラは釣鐘型の花姿から、「ベルフラワー」とも呼ばれています。「希望の鐘を鳴らす」というイメージが結びつき、花言葉に「希望」という意味が込められるようになったとされています。

カンパニュラの花言葉は怖い?

カンパニュラには、怖い花言葉はありません。ですが、鐘の形をしているために「うるさい」というネガティブな花言葉があります。また、ギリシャ神話から「後悔」という花言葉もあるようです。

下向きに咲く花であるため、人によっては「悲しみ」や「涙」を連想する方もいるかもしれません。

カンパニュラはポジティブな花言葉も多いので、心配な方は花言葉を贈る際に伝えるなどすれば、安心して贈れるお花といえるでしょう。

カンパニュラの花言葉の由来

カンパニュラの名前は、ギリシャ神話から来ていると言われています。

「カンパニュールというまじめで誠実な精霊がいました。カンパニュールはオリンポスの果樹園の番人を任され、食べると不死の力を得るという黄金のリンゴを守っていました。

ある兵士が黄金のリンゴを狙って果樹園に侵入したため、カンパーニュは鐘を鳴らし、番人を呼びました。しかしカンパニュールは盗みに入った兵士に殺されてしまったのです。

 

その死を悲しんだ女神は、カンパニュールを鐘の形をした花に変え、その花はカンパニュラと呼ばれるようになりました。」

 

このような親和から、カンパニュールのまじめさや最後まで番人としての勤めを果たしたことから「誠実」「感謝」などの花言葉と結びつけられたのかもしれません。

カンパニュラはいつの誕生花?

カンパニュラが誕生花となっているのは、以下の日付です。

  • 3月7日
  • 4月23日
  • 5月15日
  • 7月8日

春先から初夏の誕生花とされていますね。

誕生日のプレゼントにもピッタリですし、鐘の形をしていることから結婚式で幸福を呼ぶ花としても人気があります。

ぜひプレゼントの参考になさってください。

カンパニュラを贈るおすすめのシーン

素敵な花言葉の多いカンパニュラ。ここでは、カンパニュラをギフトとして贈るのにふさわしいシーンをご紹介いたします。

誕生日

誕生日には、カンパニュラを贈ることで、特別な日を祝う気持ちを伝えることができます。カンパニュラには「感謝」や「誠実」「不変」などの花言葉があり、これらのメッセージは誕生日を迎える人への深い思いを込めた贈り物にぴったりです。

特に紫色のカンパニュラは「大望」や「希望」を表すため、新しい年を迎える方への励ましや応援の気持ちを表すのに最適です。ピンク色のカンパニュラは「不変」を意味するため、変わらない友情や愛情を誓う際にもおすすめです。カンパニュラの花束に、誕生日のテーマカラーを加えてアレンジすることで、より一層特別感を演出できます。

結婚式

結婚式のシーンでは、カンパニュラの「誠実」や「感謝」という花言葉が、新郎新婦の愛情や感謝の気持ちを象徴する花としてぴったりです。白いカンパニュラは純粋さと清らかさを表し、結婚式の場にふさわしいとされています。特に、花嫁のブーケやテーブルアレンジメントにカンパニュラを取り入れることで、式全体に落ち着いたエレガントな雰囲気を加えることができます。また、ピンクや紫のカンパニュラは「永遠の愛」や「不変の誓い」を表すので、結婚記念日の贈り物や、新郎新婦へのギフトとしてもおすすめです。

告白・プロポーズ

告白やプロポーズの際にも、カンパニュラは素晴らしい選択肢です。「誠実」や「感謝」といった花言葉を持つカンパニュラは、心からの想いを真摯に伝えたい場面にぴったりです。また、花の形が小さな鐘を連想させることから、「二人の未来に幸福の鐘が鳴り響くように」という願いも込められています。特にピンクのカンパニュラは「不変」を象徴するため、永遠の愛を誓うプロポーズの場面で非常に相応しい花です。白やパステルカラーのカンパニュラを使ったアレンジメントに、赤いバラやカスミソウを加えると、ロマンティックな雰囲気が一層高まります。

母の日

母の日には、カンパニュラを贈ることで、日頃の感謝の気持ちを伝えることができます。「感謝」や「誠実」という花言葉を持つカンパニュラは、母親への感謝の気持ちを表現するのに最適です。

紫色のカンパニュラは特に気品を象徴するため、母親の知的で優雅な一面を讃えるのにぴったりです。また、カンパニュラをカーネーションなどの花と組み合わせて贈ると、さらに心温まる贈り物になるでしょう。

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まとめ

カンパニュラは、ポジティブな花言葉が多く、ギフトに最適なお花であることをおつたえしました。

悲しい神話もありますが、怖い意味は無いので、心配な方は花言葉を贈る際にお相手に伝えてあげてもいいかもしれませんね。

 

カンパニュラは、贈り物としてその華やかさや前向きなメッセージを伝えるのにぴったりのお花です。特に、誕生日や結婚式、プロポーズなどの特別なシーンで、相手への感謝や誠実な気持ちを伝える花言葉として大変喜ばれます。カンパニュラの贈り物を通して、大切な方との絆をより深めてみてはいかがでしょうか。