5月は、新緑がまぶしい季節。愛情や友情、感謝など、さまざまな花言葉を持つ5月の誕生花は、大切な人に思いを伝えるのにぴったりです。

そこで今回は、5月を代表する誕生花をはじめ、日付で異なる誕生花を解説します。花束やフラワーアレンジメントの選び方なども詳しく紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

【全般】5月の誕生花

【全般】5月の誕生花

5月を代表する誕生花として、以下の2種類が挙げられます。

  • ピンク色のバラ
  • ライラック

ここでは、それぞれの花の特徴や花言葉を詳しく紹介します。

ピンク色のバラ

5月の誕生花の一つであるピンク色のバラは、愛と美の象徴として古くから人々に愛されてきました。その可憐な姿と芳しい香りは見る人の心を癒し、特別な感情を呼び起こします。

一口にピンク色のバラといっても、薄いピンク色や濃いピンク色、ベージュピンクなどの色合いがあり、数多くの品種があります。そのため、贈る相手やシーンにマッチしたピンク色のバラを選びやすいでしょう。

ピンク色のバラの花言葉は、「感謝」「しとやか」「上品」「温かい心」などです。色別でも花言葉を持っており、薄いピンク色は「誇り」、濃いピンク色は「感謝」、ベージュピンクは「成熟した愛」などであり、全体的に愛情にまつわる意味合いが多くあります。

5月の誕生花であるピンク色のバラは、大切な人に感謝の気持ちを伝えたいときや特別な日を祝いたいときなどで最適な贈り物となるでしょう。

ライラック

ライラックは、モクセイ科ハシドイ属の落葉樹で、5月の誕生花の一つです。開花時期は4月下旬から5月上旬であり、春の訪れを告げる花として人気があります。

薄紫色の小花が集まって円錐形の花房を作る姿は美しく、やさしく甘い香りも高く評価されています。

ライラックの全般の花言葉は「思い出」「友情」「謙虚」などです。品種によって花言葉が異なる場合もあり、白色のライラックは「青春の喜び」「無邪気」、紫色のライラックは「初恋」「恋の芽生え」などの花言葉を持っています。

ライラックは日当たりと水はけの良い場所を好み、耐寒性も強いため育てやすい花木です。プレゼントとしても人気があり、特に母の日の贈り物としてもよく選ばれています。

【日付別】5月の誕生花

5月の日付別の誕生花は以下の通りです。

1日 エーデルワイス、オダマキ など
2日 スズラン、ムシトリナデシコ など
3日 クレマチス、タンポポ など
4日 ヤマブキ、ストケシア など
5日 アイリス、アヤメ など
6日 クチナシ、シラン など
7日 モクレン、ボタン など
8日 シバザクラ、マツバギク など
9日 クレマチス、クローバー など
10日 アイリス、カリブラコア など
11日 リンゴ、エレムルス など
12日 アンズ、アスチルベ など
13日 サンザシ、フランネルフラワー など
14日 シャクヤク、カーネーション など
15日 ドクダミ、サンダーソニア など
16日 アリウム、モッコウバラ など
17日 フクシア、ロベリア など
18日 ペチュニア、キバナコスモス など
19日 サツキ、シャクヤク など
20日 カタバミ、ハクチョウゲ など
21日 カスミソウ、ヤマボウシ など
22日 フクシア、オリーブ など
23日 ジギタリス、ジャーマンアイリス など
24日 ヘリオトロープ、ヘリオトロープ など
25日 ラナンキュラス、ビオラ など
26日 ゼラニウム、マリーゴールド など
27日 マトリカリア、オオデマリ など
28日 アマリリス、グロリオサ など
29日 ニゲラ、トルコキキョウ など
30日 アマリリス、シラー など
31日 ルピナス、ラグラス など

5月の誕生花を活用したフラワーギフト

5月の誕生花を生かしたフラワーギフトとして以下の2つがおすすめです。

  • 花束
  • フラワーアレンジメント

ここでは、各フラワーギフトの特徴などを具体的に解説します。

花束

5月の誕生花を活用したフラワーギフトとして、花束は特におすすめです。5月は、春の柔らかな日差しや爽やかな風を思わせる色とりどりの花々が咲き誇る季節であり、この時期に旬を迎える花で束ねた花束はまさに5月という季節を体現する贈り物となります。

5月の誕生花を使った花束を贈る際には、贈る相手との関係性や伝えたいメッセージに合わせて花の種類や本数、ラッピングを選ぶと良いでしょう。

その中でも、ピンク色のバラは本数によって意味合いが異なるので注意してください。たとえば、1本なら「一目惚れ」、12本は「感謝」、99本は「永遠の愛」を表し、本数が変わることで意味合いががらりと変わります。

花束は、相手に感謝の気持ちや愛情を伝える効果的な手段です。5月の誕生花を使った花束で、大切な人に特別な気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。

フラワーアレンジメント

フラワーアレンジメントも、5月の誕生花を使用したフラワーギフトとしておすすめです。フラワーアレンジメントは、花瓶に花を挿すだけでなく、さまざまな器や素材を用いて花を装飾する技法です。

5月の誕生花であるピンク色のバラやライラックを主役にしたアレンジメントは、贈り物として高い人気があります。具体的には、ピンク色のバラに加えてカーネーションやカスミソウを添えたバスケットを作成すれば華やかでかわいい印象になります。

一方、ライラックをメインに添えてスイートピーやグリーン系でまとめればエレガントで上品な雰囲気になり、男女関係なく幅広い方に喜んでもらえます。

フラワーアレンジメントは花の種類や色の組み合わせ、器や飾り付けによってさまざまな雰囲気を演出できます。贈る相手の好みに合わせたアレンジメントに仕上げることで、より一層気持ちが伝わるギフトとなるでしょう。

5月で花ギフトを贈るシーン

5月で花ギフトを贈るシーン

5月に花ギフトが贈られるシーンとして、以下の2つが挙げられます。

  • こどもの日
  • 母の日

最後に、花ギフトが贈られるシーンについて詳しく紹介します。

こどもの日

5月5日のこどもの日は、男の子の健やかな成長を祝う日です。こどもの日に贈る花として、5月の誕生花の他に、男の子の成長を願う意味を込めて菖蒲や兜を模した花を贈ることが多いです。

こどもの日に贈る花には、それぞれ異なった花言葉や意味合いがあります。たとえば、菖蒲は端午の節句の飾り付けにも用いられる馴染み深い花であり、古くから邪気を払う力があると信じられています。

こどもの日にフラワーギフトを贈る際は、花材に加えて子どもが喜びそうなキャラクターや色合いを取り入れるとより喜んでもらえるでしょう。

母の日

5月といえば、母の日をイメージする方は多いのではないでしょうか。毎年5月の第2日曜日は、日頃の感謝の気持ちを込めて母へプレゼントを贈る日です。

カーネーションが母の日の定番となっていますが、5月の誕生花であるピンク色のバラやライラックを贈るのも素敵です。ピンク色のバラは、母の日に贈るのにぴったりな「感謝」という花言葉を持っています。

一方、ライラックは紫色の小花が集まって咲く姿がかわいらしい花です。母の日に感謝の気持ちを伝えるとともに、可憐なライラックを送れば、母との絆をより一層深められるでしょう。

母の日で5月の誕生花を贈る際、花束はもちろんのこと、フラワーアレンジメントや鉢植えなどもおすすめです。母の好みに合わせて、素敵なプレゼントを選んでみてください。

まとめ

5月は新緑がまぶしく、さまざまな花が咲き誇る季節です。そんな5月を代表する誕生花として、ピンク色のバラやライラックが挙げられます。

ピンクのバラは愛と美の象徴であり、ライラックは春の訪れを告げる花として人気です。双方の誕生花には愛や感謝、友情といったさまざまな花言葉を持ち、大切な人に思いを伝えるのにぴったりです。

こどもの日や母の日の大切なシーンでは、花束やフラワーアレンジメントなど、贈るシーンに合わせたフラワーギフトで感謝の気持ちを伝えましょう。ぜひ本記事を参考に、花言葉や意味合いを理解し、相手にぴったりの花を選んで特別な一日をさらに華やかに彩ってみてはいかがでしょうか。