7月は夏が始まる季節であり、さまざまな花が元気に咲き誇ります。そんな季節を代表する誕生花としてひまわりが挙げられます。

夏の暑さにも負けず、明るい黄色い花を咲かせるひまわりは夏を象徴する花の一つであり、まさに7月を代表する誕生花にふさわしい存在です。

本記事では、7月を代表するひまわりの特徴などをはじめ、日付別で異なる誕生花や贈られるシーンなどを解説します。

7月を代表する誕生花はひまわり

ひまわりは、北アメリカ原産のキク科に属する植物です。英名では「sunflower(サンフラワー)」と呼ばれており、明るく大きな黄色い花は夏の太陽を思わせ、見ているだけで元気をもらえます。

ひまわりには「サンリッチオレンジ」や「ゴッホのひまわり」といった種類の他、情熱的な真っ赤な花を咲かせる「プロカットレッド」や純白で清楚な印象を与える「プロカットホワイトムーン」などの種類もあります。

太陽に向かって力強く咲くひまわりの姿は、夏の花束やアレンジメントに欠かせない存在です。高級感溢れる花束や上品な印象を与えるフラワーアレンジメントなど、幅広いフラワーギフトに活用できます。

また、ひまわりは贈る相手やシーンを選ばず、恋人や友人へのプレゼントとして贈れる他、ひまわりが持つ明るいビタミンカラーはお見舞いや誕生日の贈り物にも最適です。

ひまわりの名前の由来

ひまわりは漢字だと「向日葵」と書き、太陽を追うように花が回る姿から名付けられたといわれています。その他にも、「日車(ひぐるま)」や「日輪草(にちりんそう)」といった別名もあり、どの名前もひまわりの花の見た目にちなんでつけられたとされています。

また、英名の「sunflower(サンフラワー)」も、太陽に似た花の形や太陽を追うように動く性質が由来です。「following the sun(太陽に従う)」から転じて、「sunflower」へと変化したという説もあります。

7月誕生花のひまわりが持つ花言葉

ひまわりの花言葉

ひまわりの花言葉は「あなただけを見つめる」「情熱」「憧れ」「愛慕」など、力強く明るいイメージのものが多いです。太陽に向かって真っ直ぐに伸びる姿は、一途な愛情や尊敬を表すともいわれています。

ひまわりが持つ花言葉は、ギリシャ神話に登場する水の精クリュティエと太陽神アポロンの物語に由来する説が有名です。クリュティエはアポロンに恋焦がれ、彼を見つめ続けるうちにひまわりに姿を変え、このことから「あなただけを見つめる」「一途な愛」といった花言葉が生まれたといわれています。

ポジティブな花言葉を持つひまわりは、恋人へのプレゼントにはもちろん、友人や家族、お世話になった人への贈り物にも最適です。

ひまわりの色別の花言葉

ひまわりは上述した花言葉以外にも、色別でも花言葉があります。

  • 黄色:未来を見つめて
  • オレンジ色:願望
  • 赤色:悲哀
  • 白色:程よき恋愛

近年では品種改良が進み、白色や赤系など、さまざまな色のひまわりが流通しています。全体的にポジティブな意味合いを持つ花言葉が多いですが、赤系の花言葉はネガティブな印象を与えるので注意が必要です。

ひまわりの花言葉は本数別でも変わる

ひまわりは本数によっても花言葉が異なります。

  • 1本:一目惚れ
  • 3本:愛の告白
  • 7本:密かな愛
  • 11本:最愛
  • 12本:恋人(妻)になってください
  • 99本:永遠の愛、ずっと一緒にいよう
  • 108本:結婚してください
  • 999本:何度生まれ変わってもあなたを愛します

ひまわりの本数別の花言葉は全体的に愛にまつわる意味合いが多く、プロポーズなどのシーンで活用されることが多いです。ただし、15本は「ごめんなさい」、17本は「絶望」といった花言葉があるので、大切な方に贈る際は避けたほうが良いでしょう。

【日付別】7月の誕生花

7月の日付別の誕生花は以下の通りです。

1日 アスチルベ、マツバギク など
2日 キンギョソウ、クレマチス など
3日 アジサイ、蓮 など
4日 ネジバナ、ストケシア など
5日 ラベンダー、ペンステモン など
6日 トケイソウ、ツユクサ など
7日 アベリア、スグリ など
8日 ホオズキ、カンパニュラ など
9日 ボダイジュ、セルリア など
10日 ホタルブクロ、イソトマ など
11日 ハイビスカス、ルリタマアザミ など
12日 アキレア、ダリア など
13日 グラジオラス、リョウブ など
14日 ナデシコ、ヤマユリ など
15日 ネムノキ、ノウゼンカズラ など
16日 ポーチュラカ、サボテン など
17日 ヒルガオ、ワックスフラワー など
18日 マリーゴールド、バーベナ など
19日 トリカブト、ガマ など
20日 トルコキキョウ、ブーゲンビリア など
21日 ルドベキア、アラゲハンゴンソウ など
22日 ペチュニア、コレオプシス など
23日 アリウム、ルコウソウ など
24日 ユリ、サルスベリ など
25日 インパチェンス、サンタンカ など
26日 ブーゲンビリア、ラークスパー など
27日 ゼラニウム、ビバーナムティヌス など
28日 オシロイバナ、オシロイバナ など
29日 アガパンサス、モルセラ など
30日 ニチニチソウ、ベロペロネ など
31日 ルドベキア、カサブランカ など

7月の誕生花を贈るシーン

7月の誕生花を贈るシーン

7月の誕生花がよく贈られるシーンとして、主に2つ挙げられます。

  • 誕生日プレゼント
  • 結婚祝い

最後に、それぞれのシーンについて詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

誕生日プレゼント

7月の誕生花は、誕生日プレゼントとして贈られるのが定番です。誕生日にフラワーギフトを贈る際は、該当する誕生花を選ぶことに加え、色合いやデザインを考慮するのがポイントです。

たとえば、情熱的な方に対しては赤色をチョイスし、かわいらしさがある方にはピンク色を選ぶと良いでしょう。また、存在感を大切にするなら一輪挿しを、華やかさを演出するなら花束がおすすめです。

誕生花を選ぶ際は、花言葉を考慮するとより思いの伝わるプレゼントになります。贈るシチュエーションに合った花言葉を選び、大切な方へ素敵なフラワーギフトを贈ってみてはいかがでしょうか。

結婚祝い

7月の誕生花は、結婚祝いとしてもよく選ばれています。たとえば、7月24日の誕生花であるユリは純粋さや無垢さを象徴しており、結婚の門出を祝うのにぴったりです。

一方、7月20日の誕生花であるトルコキキョウは、「優美」や「希望」といった花言葉を持っており、結婚の祝福にふさわしい言葉が揃っています。

また、ユリの中でも特に華やかで存在感のあるカサブランカは、結婚祝いの主役である二人にふさわしい花です。

7月の誕生花は種類が豊富であり、それぞれに魅力的な花言葉や特徴を持っています。結婚祝いで贈る際は新郎新婦のイメージや誕生日に合った花を選び、お祝いの気持ちを込めて贈ると良いでしょう。

まとめ

7月は色とりどりの花々が咲き誇る季節であり、その中でも太陽に向かって力強く咲くひまわりは7月を代表する誕生花として人気です。「あなただけを見つめる」「情熱」「憧れ」といった花言葉を持ち、恋人や友人への贈り物に最適です。

ひまわりの他にも、7月の誕生花は日付ごとに変化し、アスチルベやラベンダー、ユリ、トルコキキョウなど、多種多様の花があります。それぞれの花が持つ個性的な魅力や花言葉を知れば、より一層フラワーギフト選びが楽しくなります。

ぜひ本記事を参考に、誕生日や結婚祝いなどのお祝いのシーンでぴったりの誕生花を選び、大切な人に思いを伝えてみてはいかがでしょうか。