気軽に始めることができることで人気のフラワーアレンジメントですが、
私生活に留まらず、仕事にしたいと考えている方も多くいらっしゃいます。
しかし、仕事となると趣味とは異なりお金が発生してくるので、資格が必要なのでは?少し心配になりますよね。
そこで、今回はフラワーアレンジメントを仕事にしたい方のために、資格の有無や仕事内容などを丁寧に紹介してまいります。
フラワーアレンジメントを仕事にするには検定資格が必要?
お花さえあれば誰でもチャレンジできるフラワーアレンジメントですが、仕事にする場合でも資格は義務ではありません。
しかし、資格を持っていて損はないので取れるのであれば取っておくと良いでしょう。
ここでは、フラワーアレンジメントを仕事にするうえでとっておくと便利な検定資格を3つ紹介していきます。
フラワー装飾技能検定
この資格は、フラワーアレンジメント関係唯一の国家資格です。
1級から3級まであり、取得した人は「フラワー装飾技能士」と呼ばれてます。
試験を受けるのは、花屋さんでも実務経験が必要になるので、
限られた人のみが取ることができる資格になっています。
合格すると、厚生労働大臣から「技能士のバッチ」と「賞状」を貰うことができるため、
自分自身でフラワーアレンジメントの会社を立ち上げたい方におすすめの資格になります。
フラワーデザイナー資格検定
これは日本フラワーデザイナー協会が定める資格です。
フラワーアレンジメントに対する充分な知識を持ち、
さまざまなシーンに合わせてアレンジメントを行うことができる人を測るための試験です。
フラワー装飾技能検定とは異なり、お花好きなら誰でも受けることができます。
1級から3級まであり、この資格を1級まで取ると「NFD講師資格」を取得することができ、
フラワーアレンジメントの先生としても活躍したい人におすすめの資格ではないでしょうか。
普通自動車運転免許
意外な免許と思われがちですが、フラワーアレンジメントを仕事にするのであれば、運転免許が一番必要な資格ではないでしょうか。
なぜなら、お花を運んだり打ち合わせにいろいろな場所に赴いたりする必要があるからです。
もちろん、運転免許がなくても働くことはできますが、車も運転できてアレンジメントもできるとなると、就職に有利になります。
特に配達の地域が広いお花屋さんは運転免許が必須であることが多いでしょう。
フラワーアレンジメントを仕事にしたい!具体的な仕事内容とは?
フラワーアレンジメントを仕事にする場合、具体的にどんな仕事があるのでしょうか。仕事別に見ていきたいと思います。
ブライダルフラワーデザイナー
ブライダルフラワーデザイナーが担当する仕事は結婚式で使用されるフラワーアレンジメントの制作です。
主にブーケ・髪飾り・披露宴のテーブルフラワーなどです。
事前に、国権式を上げられる方と打ち合わせを行いどんな雰囲気でどんなお花を使いたいか決めます。
お任せということも少なくないので、センスが問われるでしょう。
フラワーコーディネイター
紹介した結婚式はもちろんですが、葬儀・パーティーなどさまざまなイベントで特別なシーンをお花で演出する仕事です。
依頼者の希望や予算を聞いて、フラワーアレンジメントをしあげていきます。
幅広い知識はもちろん、センス・花言葉などトータルでセンスが問われる仕事です。
学歴や資格を問うことはありませんが、葬儀関係からお祝い事までは場広いイベントを依頼されるので、経験が必要になるでしょう。
フラワーアレンジメントの仕事はコミュニケーションが大切
お花を綺麗にアレンジするだけと思われがちですが、
フラワーアレンジメントを仕事にしたいのであれば、コミュニケーション能力も必要になってきます。
なぜなら、フラワーアレンジメント制作は、お客さんと一対一でお話が必須だからです。
基本的に完成しているフラワーアレンジメントを購入される方は少なく、お客さんに注文を受けてから制作するため、
注文のたびにどんな雰囲気でどんなものを作りたいのか細かく打ち合わせをする必要があります。
その際にコミュニケーションがうまく取れる人は先方が伝えたい雰囲気を読みとりやすく、
満足してもらえるものを作ることができるでしょう。
このコミュニケーション能力が欠けてしまうと、どんなに素敵なフラワーアレンジメントを作っても、
今後の仕事に繋がる可能性が薄れてしまうので、しっかりと能力を身に付けることが大切です。
まとめ
華やかに見えるフラワーアレンジメントですが、仕事にすると意外と重労働であったり、気を遣ったりする場面も多く、大変だなと感じる方も多いでしょう。
その一方で多くの方を笑顔にすることができる仕事でもあります。
お花が好きな方はもちろん、自分の仕事で周りを笑顔にしたい方、お客さんの反応を直接感じたい方にはおすすめです。
資格も必須ではないのでフラワーアレンジを仕事にしたいと思っている人は、ぜひチャレンジしてみてください。