故人の葬儀の1年後に行われる法事 一周忌に、今までの感謝の気持ちや供養の気持ちを込めてお花をお供えしたいと考えている人は多いと思います。
葬儀や三回忌、七回忌にお花を贈ることは多いですが、一周忌または命日に贈ることがマナー的に良いか悩みませんか?
そこで、今回は一周忌や命日にお悔やみのお花を贈ることができるか、おすすめの供花やマナーなどを一挙大紹介します。
一周忌や命日ってお花は絶対に必要なの?
亡くなった一年後のタイミングで行われる一周忌ですが、最近ではお坊さんや近い親族のみを招いて自宅で行われることが多いです。
そのため、葬儀やお通夜などで贈るような大きなお花は必要出ないことが多いでしょう。
お花自体も必ず贈る必要があるわけではありません。
家庭によっては一周忌を行わない可能性もあるので、一周忌を行うのか、お花が必要かどうかを亡くなった方の遺族に聞くと良いでしょう。
「気持ちだけで充分です」や「こちらで準備するので結構です」などと返事があった場合は、贈るのを控えるのが基本です。
どうしても一周忌や命日にお花を贈りたい場合は、その気持ちを示して相手の負担にならないようなお花を贈ることを考えましょう。
絶対にフラワーギフトを贈ってはいけないことはないので、贈りたい場合は積極的に相手に相談しましょう。
メッセージカードを添えるなどしても、遺族の方は喜んでくれるかもしれません。
一周忌や命日で贈るのにおすすめのお花とは
一周忌や命日に贈るお花は、さまざまなものが想像できますね。
例えば、以下のようなものが考えられます。
- スタンド花
- 花束
- フラワーアレンジメント
- プリザーブドフラワー
この中であれば、一周忌や命日に贈ることができるとされています。
特に人気なのは「花束」や「フラワーアレンジメント」です。
一周忌や命日は、一般家庭で行うことが多いことから、この2つであれば置く場所に困ることがなく、相手に喜んでもらえることから人気が高まっています。
一方で、スタンド花は葬儀には好まれますが、こういった小さなイベントに贈ることは向いていません。一般的に大きなものが多いスタンド花は、置く場所がないという理由で断られることが多いです。
大きな会場で行う場合は、スタンド花でも大丈夫なので会場の状況をみてお花を選ぶと良いでしょう。
お盆や葬儀、四十九日などお彼岸のお花は、白で統一することや仏花を選ぶ必要がありましたが、一周忌や命日は、カラフルなお花でも問題はありません。生前相手が好きなだったお花を入れたり、淡い色を中心にしたアレンジメントにすることで、明るい行事にすることができるでしょう。
〇〇には注意しよう!?一周忌・命日に花を贈るときの注意点
一周忌に贈るお花は、葬儀・四十九日に比べてマナーが緩くなりがちですが、やはりいくつか注意すべきっマナーがあります。どんなことに注意したら良いのでしょうか。
具体的な注意点を3つ紹介します。
お花を贈るタイミング
葬儀・四十九日で贈るお花もそうですが、贈るタイミングに注意しましょう。
一周忌は沢山の人が集まり、食事を準備したりお坊さんの送迎をしたり遺族にとってはドタバタすることが予想できます。
そのため、当日にお花が届くと受け取れなかったり、相手の迷惑になってしまうことが考えられるでしょう。
贈る場合は、遅くても前日に届くように手配をしてください。
万が一当日になる場合は、一言相手側に話をしておくとスムーズに受け取ることができます。
贈る場所と形
お花を贈る場所や形には充分に注意しましょう。
先ほども少し述べましたが、一周忌の会場に決まりはないので家庭によって異なります。
そのため、お花を贈る場合は会場に贈るのか、自宅に贈るのか事前に打ち合わせをしておきましょう。
自宅で一周忌を行う場合は、形にも注意する必要があります。あまり大きいものだと、置く場所や後処理に困ります。どのくらい置く場所があるのか、どんなお花が理想か聞いておくと良いでしょう。
また、鉢植えも持ち運びづらいことから、避けるのが無難だとされています。
お花の種類
先ほど、一周忌のお花はどんなお花でも基本的には大丈夫と話をしましたが、だからと言って本当に何でも良いというわけではありません。
バラやアザミなどは、一周忌にはふさわしくないので避けるのが安心です。
どんな場面でも贈ることができる胡蝶蘭ですが、こちらも色によってはふさわしくないことがあるので注意しましょう。
「赤・白」「ビビットカラー」で組み合わせているお花は、一周忌にはふさわしくありません。
こういった組み合わせは避けましょう。
まとめ
葬儀や四十九日に贈るお花に比べて、注意事項は少ないですが、お花を贈る場合はある程度守りたいマナーが存在することがわかりましたね。
こういった行事の場合、贈るお花の予算は「5,000~10,000円」が相場だとされています。
あまり高いお花は、相手に気を使わせてしまうことになるので、相場の中で贈るようにしましょう。
どんなお花が良いかじっくり考えて、素敵なお花を贈ってみてくださいね。