キレイな花に囲まれ過ごすことのできる花屋さんは憧れのバイトとして人気があります。

求人を見るだけでも、たくさんの募集があります。

しかし、未経験でも採用してくれるのか?など気になることが多いと思います。

そこで今回は、「未経験でも働けるのか」「どんな内容の仕事をするのか」未経験で働くときの、

メリットデメリットについてお話してまいります。

未経験でも花屋に働けるの?

未経験でも花屋で働くことは可能です。

なぜかといえば、未経験であっても実際、働くことになってから、現場で学んでいけるからです。

特に資格がなくても問題なく働けます。

あとは接客業なので、コミュニケーション能力とやる気があれば大丈夫です。

花屋の仕事内容とは?

花屋では接客業の他に、どんな仕事をしているのか知らない人も多いですよね。

ここでは花屋の仕事内容をいくつかあげてお話してまいります。

仕入れ

店頭に並べる花を仕入れなければいけません。仕入れ場所は3つあります。

・市場直接仕入れ……仲卸を通さない分、単価が安いのですが、その代わり、ケース単位で買わなければいけません。

・仲卸から買う……1割~2割高で売られています。市場直接取引よりは高いですが大量に仕入れる必要はありません。

インターネットから仕入れ……インターネットによる取引です。仕入れができる花屋から購入します。

最近ではインターネットからの仕入れが多い傾向があります。

水あげ

市場や業者から仕入れた花は箱に入っていることがほとんどなので、長時間水に浸けられていない状態です。

店に持ち帰ったら、直ぐに花が枯れてしまわないように水を吸うような処理をします

よく水を吸うように茎を切ったり、余分な葉を落としたりします。

水換え

水が入っているバケツの水換え作業です。

汚れているバケツの洗浄もしなくてはなりません。

花屋のバケツにはたくさんの水が入っているためかなり重く、業務の中ではかなりの重労働です。

傷んだ花は処分したり、水を吸いやすいように茎を少し落としたりもします。

メンテナンス

生花以外を扱う花屋は多く、鉢植えも置いてあります。

鉢植えに水をあげたり、鉢の中にいる虫を取り除く業務も多いです。

もちろん枯れて傷んだ葉や花を取り除いたりしてお手入れもします。

店内ディスプレイ・装飾

どの販売業種でもとても重要な業務になりますが、

花屋では特にディスプレイや装飾は力を入れているところも多いのではないでしょうか。

主力商品や、季節商品、イベント商品などの店頭でのアピール方法を考えディスプレイしたりします。

手書きのポップを書いたり、イベント用に装飾を施したりします。

開店作業・接客・アレンジメント作り

花屋では基本的に従業員が少ないため、ほぼ全員で以下業務を行います。
・レジチェック、品出し、店頭陳列用の花や花束のアレンジメント
・花の手入れ、枯れている花や葉がないかチェック
・予約、注文商品の製作
・注文品の受け付けなど
また、未経験であっても仕事に慣れてくれば、お客様のご希望に応じた花を選んで、

プレゼント用の花束やアレンジメントの作成を任されることもあります。

このアレンジメント作りが一番楽しいという従業員も多く、人気の業務です。

配達

依頼のあった場所へ花の配達に行きます。

場所が遠い場合や花が重い場合は車で配達したりします。

未経験から取得できる花屋に役立つ資格

花屋で働くため必要な資格は特にありませんが取得しておくと有利になる資格はあります。

フラワー装飾技能士」という資格です。

フラワーアレンジに関する知識や、花の取り扱い方を学ぶことができます。

フラワー装飾技能士の資格は、3級、2級、1級に分かれています。

3級は特に実務経験の年数制限はありませんが、2級は2年以上、1級は7年以上の実務経験がないと受験ができません。

無理に1級を取得しなくとも、まずは2級・3級でも取得してみることをおすすめします。

また、運転免許は花の配達もできるので、あったほうがいいでしょう。

花屋のやりがい

ここでは花屋のやりがいについて話してまいります。

一番の喜びはお客様からの感謝の言葉や花束を見てお客さんが喜んでくれたときの笑顔を見て、やりがいを感じることです。

また、毎日花に囲まれて素敵な花の香りに癒やされたという声もあります。

花の知識が増えて自分自身がスキルアップできたという声も多いようです。

花屋で働くメリット

ここでは花屋の良いところ、つらいところをいくつかあげてお話してゆきましょう。

毎日たくさんの花に囲まれて仕事ができる

花屋に働く人は花好きの人が多いので普段見かけることのない珍しい種類の花に出会えたり、

店では売ることはできない花を処分しないで持ち帰ったりできることもあるようです。

自分でアレンジできるのが楽しい

お客様からお任せで花束の注文を受けたときにお店にある花の中から、

自分の好きな花を選んで花束を作ったりラッピングしたりできるので、

自分のオリジナルのアレンジメントが作れます

服装、おしゃれの制限がない

花屋は基本、エプロンをつけるだけなので、お客様に失礼がなく動きやすい服装の範囲内で私服で働くことができます。

髪色は自由でアクセサリーやネイルなどもOKなところが多いのでおしゃれをしながら働くことができます。

花屋で働くデメリット

花屋で働くことにはお花好きには嬉しいさまざまなメリットがありましたが、デメリットも多くあります。

覚えることが多い

店内にある花の種類を覚える必要があります。新しい花が入荷してくるたびに花の名前を覚えたりしなくてはなりません。

お客様の質問にも答えなくてはいけないので、ある程度の花に関する基礎知識などは必要です。

水荒れ

真冬でも冷水を使って毎日花の手入れをしなくてはならないので手荒れが酷いです。

手が凍るほど冷たくなります。

特に水あげ作業がきつく花の種類によっては、ハサミを使わずに手で折ったり、

水の中で手折り作業をしたり、かなり手が荒れるのでハンドクリームは手放せません。

意外と重労働

大量の花が入ったダンボールを運んだり、水が入った大きなバケツを運んだり、

頻繁に水を替えたりしなくてはなりません。

また、立ち仕事なのでずっと立っていなければなりません。意外と体力がいる仕事です。

まとめ

未経験の人や資格がなくても花屋に働くことはできますが、資格は取得しておいたほうが就職には有利になります。

花屋は毎日たくさんの花に囲まれて仕事できるので花好きの人にはピッタリの仕事です。

花屋は見た目より、大変なところもありますが、お客様を笑顔にできる仕事です。

自分自身のスキルアップにも繋がるので興味がある人はまずはアルバイトから始めてみることをおすすめいたします。