コスモスは、秋を代表する有名なお花です。道端で見ることも多く、親しみやすいお花の1つではないでしょうか。
身近に咲くコスモスですが、プレゼントすることもできることをご存知でしょうか。
コスモスのお花には素敵な花言葉もあるので、プレゼントするのにピッタリです。
今回は、コスモスの花言葉やプレゼントのコツ、育て方などを徹底解説していきたいと思います。
コスモスってどんなお花?
コスモスは草花の植物で、畑や道端などに多く咲いています。
一見シンプルに見えるお花ですが、実は沢山の品種があり花言葉が異なるのをご存知ですか?
ここでは、コスモスという名前の由来や特徴、花言葉を紹介します。
名前の由来
コスモスの語源は、ギリシャ語の「kosmos」が由来しています。意味は「秩序」です。
古代ギリシャでは、調和の取れているものにこの言葉を使用することがありました。
秩序の揃ったコスモスの花びらは、調和が取れた素敵な花という理由で、コスモスと呼ばれるようになりました。
ちなみに、宇宙も同じギリシャ語の「kosmos」が由来しているそうです。
有名な哲学者であるピタゴラスが、はじめて宇宙をコスモスと呼びました。
一定の時期に咲き乱れ舞い落ちる様子が、秩序正しい宇宙に似ていることから、コスモスという名前がついたともいわれています。
また、和名では「秋桜(あきざくら)」と読む言葉が使用されているコスモスですが、このような読み方になったのは、さだまさしさんが作詞して山口百恵さんが歌った「秋桜(コスモス)」という歌が始まりです。
この曲が世に出まわりヒットしたことで、秋桜という漢字がつきました。
コスモスは花びらが特徴的
6月~10月の間に数回にわたって花を咲かせるコスモスは、花びらが特徴的なお花です。
茎の先端に直径5㎝程の花びらを付けるコスモスは、中央は黄色であることが多く、ピンクをはじめ白や赤など様々な色の花があります。
順序良く並ぶ花びらは「八重咲き」「ストロー咲き」などがあり、先端が3つに避けているのが特徴です。
コスモスの花言葉は色ごとに違う
コスモス全体の花言葉は「調和」「謙虚」「乙女の真心」です。しかし、これだけではなく色によって花言葉が異なるので見ていきましょう。
- ・ピンク・・・乙女の純潔
- ・白 ・・・優美
- ・黄色・・・自然美
- ・黒・・・恋の終わり
- ・オレンジ・・・野生の美しさ
- ・紫or赤・・・恋の終わり
コスモスの花言葉は「怖い」と聞いたことがあるかもしれません。
実は乙女の純潔という花言葉には、襲われた少女がコスモスに姿を変えて生き残ったといわれる物語があります。こういった話から、怖いというイメージだけが一人歩きしたのかもしれませんね。
怖くはないですが、赤や紫はあまり良いイメージではないので、プレゼントするときは気を付けた方が良いかもしれません。
代表的なコスモスの種類・品種
コスモスには約30種類ほどの品種があります。
それぞれ色や形が少しずつ異なるため、自然に派生したものや品種改良されたものです。
ここではすべてを紹介することはできませんが、人気のコスモスを紹介します。
センセーション
セーションは以下の特徴があります。
- ・色・・・ピンク・白
- ・花言葉・・・乙女の純潔・優美
- ・開花時期・・・初夏
センセーションはコスモスの中でも一番有名な品種です。アメリカで作られた早咲きいタイプのコスモスで、春に種を撒けば夏にはかわいらしいお花を咲かせてくれます。
色は白とピンクが多く、花が大きく強いため愛されつ続けている品種です。
サニーレッド(キバナコスモス)
サニーレッドには以下の特徴があります。
- ・色・・・オレンジ・黄色
- ・花言葉・・・野生の美しさ・自然美
- ・開花時期・・・夏~秋
サニーレッドは、サンライズというコスモスの種類の1つで、メキシコ原産です。
オレンジや黄色の花が多く、普通のコスモスよりも強い傾向にあるため、夏~秋まで花を咲かし続けることができます。
花びらがバラバラになっているように見えますが、根元で繋がっている筒状花のタイプで、夕焼けに当たると、より花のよさが引きたつおしゃれなコスモスです。
チョコレートコスモス
- ・色・・・黒紫色
- ・花言葉・・・恋の終わり・移り変わらぬ気持ち
- ・開花時期・・・初夏~秋
チョコレートコスモスは、チョコレートのような色と香りが特徴のコスモスです。
コスモスの中でも弱く育てにくいため、野生に生える原種のチョコレートコスモスは絶滅したとされています。
そのため、現在ではさや芽や分球で増やした株が、流通しているようです。
ネガティブな花言葉がついていますが、最近では前向きな花言葉も見かけるようになりました。
コスモスの育て方
コスモスは家庭でも育てることが可能です。
お花の中でも比較的手間がかからず簡単に育てられるため、初心者でも安心して育てることができます。
ここではコスモスの育て方について見ていきましょう。
育て方・栽培方法
コスモスを育てる場合、種から育てる方法と苗から育てる方法があります。
種から育てる場合は、ポットで芽が出るまで栽培してから、花壇などの大きな場所に移します。このときに、移し替える花壇は日当たりが良い場所が好ましいです。
というのも、コスモスは過湿には弱いため、日当たりが良くさらに風通しが良い方が丈夫に育ちます。
土を良く耕し、床を少し盛り上げた状態にしましょう。
苗から植えるときも同様です。
植え替え
コスモスの植え替えを行う場合は、4月~5月の暖かくなり始めた時期に行うのがベストです。
鉢から庭植えへの変更の場合、水はけの良い場所に元肥を入れて植え付けます。基本的にコスモスは土質を選びませんが、リン酸分がしっかりと入っている肥料を入れると良いでしょう。
また、このときに深植えしてしまうと、上手に育たない可能性があるので気を付けてください。
害虫と対策方法
コスモス二はこれらの害虫が付きやすい傾向にあります。
- ・アブラムシ類
- ・シャクガ類
- ・ヨトウムシ類
これらは4月~11月にかけて発生する害虫です。
アブラムシ系は、風通しが悪いと沢山増えてしまいます。放っておくと、コスモスにカビが生えてしまうことがあるので、見つけ次第排除してください。
農薬や殺虫剤が有効ですが、そういったものを使用したくない場合は、アルミホイルや牛乳が有効です。
シャクガ類やヨトウムシ類は、コスモスの新芽や若葉を食べてしまいます。そのため、見つけたらすぐに排除しましょう。
特に黒いシャクガ類は、シャクガ用の殺虫剤が効かない場合があります。
虫の種類を見分けて、適切な処理を行ってください。
まとめ
素敵な花言葉があるコスモスは、プレゼントのお花としてもピッタリです。
プレミアガーデンでは、コスモスを使った素敵なプレゼントを数多く揃えております。
花束はもちろん、フラワーアレンジメントやボックスフラワーなど、様々な用途に合わせてお花の形を選ぶことが可能です。
ただ、コスモスは季節のお花なので、時期が合わないとご提供できない場合があります。
冬のプレゼントや春先にコスモスを贈りたい場合は、一度ご相談ください。
とはいえ種類が豊富なため、1年の半分以上で花を咲かせています。
大切な人へコスモスを贈って気持ちを伝えてみましょう。