ガーベラは明るい雰囲気を持っており、ちょっとしたお祝いシーンにも喜ばれるお花です。
見た目も可愛らしいことでも人気で、カラーバリエ―ションも多いお花なんです。
そこで今日はガーベラの花言葉やプレゼントのコツ、育て方などを徹底解説していきたいと思います。
ガーベラの特徴
ガーベラはキク科の多年草で花茎からたくさんの花を咲かせます。
花の色は赤、オレンジ、黄色、白、ピンク、紫などいろいろなカラーバリエーションがあります。ここではガーベラという名前の由来や特徴、花言葉、咲き方を紹介していきます。
ガーベラはキク科のガーベラ属で花茎が長く伸びて咲きます。10~80㎝ほど生長します。
原産地は南アフリカで育つ多年草で、多数の品種があり、花の色や種類のバリエーションが多く一重咲き、八重咲き、スパイダー咲きなどの咲き方があります。
ガーベラは春と秋に開花することが多いお花で、耐寒性にも、耐厚性にも強いのが特徴です。
園芸分類 | 草花 |
大きさ(草丈/樹高) | 10~80㎝ |
原産地 | 南アフリカ |
花の色 | 赤、ピンク、白、黄色、オレンジ、褐色 |
開花時期 | 4月~6月 10月~11月 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
名前の由来
ガーベラの花の名前はドイツの博物学者ゲルバー氏がガーベラの発見者ということからきています。ゲルバーをローマ字読みすると「ガーベラ」と英語訛りになって、ついたといわれています。
ガーベラが大正時代の初期に日本に伝えられたときには、その花の見た目からも花車、大千本槍と呼ばれ親しまれました。
現在、日本で見るガーベラは、ほとんどオランダから輸入されたものが多いのです。
代表的なガーベラの種類・品種
ガーベラは花の大きさによって「小輪」「中輪」「大輪」の3種類に分けられます。小輪は直径3㎝前後、中輪は直径8㎝前後、大輪は直径10㎝を超えるものもあります。またガーベラは、野生種が約40種類、品種は500種類以上あるとされています。
ここでは人気の品種のトマホーク、ブルーアイ、パスタロサートの3種を紹介します。
トマホーク
鮮やかなオレンジ色の花びらでスパイダー咲きの大輪のガーベラです。
針のような花びらがいっぱい開いている花姿は、夜空に咲く花火のようです。名前もインパクトがありますが、大輪らしく存在感がある華やかな種類のガーベラです。
ブルーアイ
ブルーアイはガーベラには珍しいクールな印象があります。名前からは青色の花と間違えられますが、黒い花芯にピンクがかった紫色の花びらです。
大輪の八重咲きで独特の雰囲気を持っています。1~2輪でも目立つ存在感があるガーベラです。
パスタロサート
パスタロサートはカール咲き(ウエーブ花びら)の代表的な品種です。パスタのような花びらから「パスタロサート」と呼ばれてます。中心部が濃いピンク外側に向かって徐々に黄色味を帯びるグラデーションカラーでガーベラの中でも一番人気があります。
ガーベラの咲き方
ガーベラにはいろいろな咲き方があるのを知っていますか?ここではガーベラの咲き方、
一重咲き、八重咲き、半八重咲き、スパーダ―咲き、カール咲きの5つの咲き方を紹介してきます。
一重咲き
一般的なのが「一番咲き」です。中心から同じ大きさの花びらが放射状に広がっています。
子供が、お花を絵にすると「こんな感じなんだろうな」というほどお花のまんまの形です。ガーベラといえばこの形を想像する人が多いと思います。
八重咲き
(フルダブル)とも呼ばれており、お花全体の花びらが細かく中心の近い部分に、花びらがびっしり重なっている咲き方です。一輪でもボリュームがあるので存在感があります。他の咲きかよりも華やかに見えます。
半八重咲き
一重と八重の中間でセミダブルとも呼ばれています。中心に近いほうは小さな花びらが重なって集まっており、徐々に大きくなっていく花びらが重なっています。良くみることのある咲き方です。
スパイダー咲き
花びらが糸のように細く先が尖っており、可愛さの中にシャープさがあるといった感じの印象です。つんつんとした特徴があります。一風変わったガーベラを贈りたいときにピッタリです。
カール咲き
花びらがクルっと曲がって個性的です。品種で「パスタ」とついているガーベラは細長い花びらでカールになっているものが多くあります。独特な咲き方です。
ガーベラの花言葉は色ごとに違う本数にも注意!
ガーベラの花言葉は「希望」「常に前進」です。ガーベラにはたくさんの色があり、色によって花言葉が違います。ここではガーベラの花言葉を紹介していきます。
赤 | 赤色のガーベラの花言葉は、「神秘」「燃える神秘の愛、前向き、限りなき挑戦 |
黄色 | 黄色のガーベラの花言葉は、究極美、究極愛、親しみやすい、やさしさ |
ピンク | ピンクのガーベラの花言葉は、崇高な愛、思いやり、感謝 |
オレンジ | オレンジのガーベラの花言葉は、神秘、冒険心、我慢強さ |
白 | 白いガーベラの花言葉は、希望、律儀、純潔 |
また、本数によっては次のようなネガティヴな花言葉になってしまうので注意が必要です。
15本 | ごめんなさい |
16本 | 不安な愛 |
17本 | 絶望な愛 |
これらは、お祝いシーンにはふさわしくない本数なので贈らないように気をつけてください。
ガーベラの育て方
ガーベラは多年草でしっかりとコツを掴んで育てれば、長くお花を楽しむことができます。お花の中でも比較的手間がかからず、簡単に育てられるため、初心者でも安心して育てることができます。ここではガーベラの育て方についてお話していきます。
育て方・栽培方法
ガーベラは種からでも苗からでも育てることができます。鉢やプランター、花壇などの地植えでも育てることが可能です。
ガーベラを種から育てるのであれば、3月~5月ぐらいの種まきをしましょう。9月下旬~10月中旬も種まきしてもベストな時期です。
冬は枯れて休眠状態になります。北国などの寒冷地では冬を越すのは厳しいので、11月~4月上旬までは鉢に入れ替えて室内に移動して育てましょう。
植え替え
ガーベラは根っこが地中に長く伸びるので鉢植えに入れっぱなしにしておくと根詰まりをおこし枯れてしまう可能性があります。植え替えは、3月中旬~4月もしくは、9月中旬~10月中旬のお花が咲いていない時期にするのがベストです。
植え替えは株を抜きますが、抜いた株のまわりについている土は必ず落として、一回り大きな鉢に太い根に傷がつかないように植え替えるようにしましょう。
害虫と対処法
ガーベラにつきやすい害虫は「オンシツコナジラミ」です。
「オンシツコナジラミ」の特徴は、羽がある白っぽい虫で、葉の裏で卵から成虫まで寄生しガーベラの花の汁を吸い糞をまき散らすので葉がべとべとになります。
繁殖力が早く、1週間足らずで卵から成虫になりすぐに産卵するのでガーベラは弱っていってしまいます。
「オンシツコナジラミ」に効く農薬はありますが、種類によっては効果のないものもあります。そのため、効果のある天敵資材を使うこともあります。
オンシツコナジラミを駆除する方法として、「オンシツツヤコバチ」「スワルスキーカブリダニ」を放し飼いにする方法があります。
また、「オンシツコナジラミ」は大量に発生しないように以下のことに注意しましょう。
- 1.葉の裏側に「オンシツコナジラミ」の卵などがついてないか確認
- 2.侵入しないように防虫ネットを利用する
- 3.コナジラミが好きな黄色いもの、黄色い粘着テープで引き寄せる
- 4.薬剤を使って「オンシツコナジラミ」を窒息死させる
ガーベラをプレゼントする際のポイント!
ガーベラは可愛い花姿などからも人気が高くプレゼントとして贈られることも多いお花です。ここではガーベラをプレゼントする際のポイントを紹介していきます。
花束
花束は一番定番のプレゼントスタイルです。茎の長さで雰囲気が変わり、ボリュームが出て見栄えも華やかになります。ラッピングやリボン、素材などをおしゃれにするだけでイメージは変わり、贈られた相手にも喜ばれますよ。
またメッセージカードをつけてお花を贈ると、よりいっそう気持ちを伝えることができますよ。
アレンジメントフラワー
アレンジメントフラワーはもらってすぐ飾ることができる便利なお花で、花瓶に活けかえたりしないので、贈られることが多いプレゼントスタイルです。毎日お水をやる必要はありませんが、3日に1回ぐらいのペースでの吸水してください。
どんなシーンでも贈ることができるのでおすすめです。
ボックスアレンジ
開けたときのインパクトがあるのでサプライズに人気のプレゼントスタイルです。箱の中にお花が詰まっています。時計になっていたり、写真立てになっていたりしているのでインテリアとしても飾ることができます。
アレンジメントフラワーと同じで、もらってすぐに飾ることができるので相手にも負担がかからないのでおすすめです。
まとめ
ガーベラは種からでも苗からでも育てることができるお花です。
明るい雰囲気を持っており、ちょっとしたお祝いシーンにも喜ばれます。
見た目も可愛らしいことでも人気で、カラーバリエ―ションも多いお花です。
植え替えをしないと根詰まりをおこしてしまうので、植え替え時期をしっかりと守り、害虫が付かないような環境で育てるようにしましょう。
大切な人のお祝いシーンにはぜひ、ガーベラをプレゼントしてみてくださいね。