白い花が清楚で、見ているだけで心が癒されてしまうスズラン(鈴蘭)ですが、見た目も美しく、誰かにプレゼントをするのもおすすめです。
ただ、どんな花にも花言葉があり、その花言葉には良いものもあれば悪いものもあります。プレゼントするときは、相手に失礼にならないように事前に調べることが大切です。今回は、スズランを素敵にプレゼントするにはどうすれば良いか、花言葉やおすすめのフラワーギフトを紹介しましょう。
スズランの特徴って?
スズランは、その名の通り、神事や祭りなどに用いられている鈴に似ていることからこう名づけられました。
フランス語ではmuguet(ミュゲ)と呼ばれており5月1日はミュゲの日となっているため、この日は愛する人にスズランを贈る習慣があります。
スズランは古くから幸せを呼ぶ花とされていました。1500年代の頃、フランスの王様シャルル9世は幸せを呼ぶ花、スズランの花束を5月1日にプレゼントされ、大喜びしました。
それからというもの、5月1日は愛する人にスズランを贈る習慣ができ、この風習が今でも続いているのです。
スズランの花が咲く時期は、4~6月です。スズランは春の季節になると、名前の由来にもなった可愛らしく可憐な鈴のような花を咲かせます。
スズランをプレゼントする前に知っておきたい花言葉
友人や恋人に花をプレゼントするときは、花言葉を参考にすると良いです。縁起の良い花言葉がついているものをプレゼントすることで、幸せになってほしいという想いを伝えることができます。ここからは、スズランの花言葉について紹介していきます。
スズラン全体の花言葉とは
・幸せが再び訪れる
スズランは、ヨーロッパや北国の人々にとって、春の訪れを知らせる代表的な花となっています。あたたかい幸せな季節に咲く花としてこの花言葉がついたとされています。
・平穏・リラックス
ゆらゆら揺れるスズランを見ていると、心が和んできます。 平穏は、愛らしい姿を見ているだけでリラックスできるスズランにピッタリの花言葉です。
スズランには色別の花言葉が!
・白のスズランには純粋・ピュアという花言葉が
白は「清潔」「純潔」「ピュア」などのイメージがあります。混じりけのない純白の花を咲かす姿から、この花言葉がつけられました。結婚記念日や結婚祝いなど、愛する2人を応援するために贈りたくなります。
・ピンク色のスズランには「可愛らしい」「愛らしい」という花言葉があります。
ピンクは女性だったり、恋愛を意味する色だったりするので、このような花言葉がつけられているのでしょう。可愛いものが好きな人にプレゼントすると、喜んでもらえるはずです。
プレゼントにおすすめ!スズランの品種・種類3選
スズランには、いろいろな種類があります。プレゼントするなら、それぞれの特徴について知っておくことが大切です。ここからは、代表的なスズランの品種を3つほど紹介します。
二ホンスズラン
名前の通り、日本に自生しているのが二ホンスズランです。葉の下に花が生えるのが、二ホンスズランの特徴です。また、花の中が真っ白なのが二ホンスズランで、ドイツスズランは花の中に赤い点があります。
ドイツスズラン
市販されているもののほとんどは、欧州原産のドイツスズランといわれています。丈夫で育てやすいことから、多く出回るようになったようです。二ホンスズランと違い、ドイツスズランは葉の上に花を咲かせるのが特徴です。また、二ホンスズランより香りが強く、花も大きくてよく目立ちます。
ピンクスズラン
花全体がほのかに桃紫色をしているのが、ピンクスズランです。このスズランはドイツスズランの園芸品種で、全体的に小ぶりですが、丈夫に育ちます。可愛らしい見た目をしていますが、スズランには毒があるので注意をしましょう。
スズランをプレゼントする際の3つのスタイル
花をプレゼントするといっても、スタイルはいろいろあります。プレゼントをもらった人が困らないよう、スタイルはその人に合ったものを選ぶことが大切です。ここからは、スズランをプレゼントする際の代表的な3つのスタイルについて紹介します。
花束
生花ならではの迫力や、自然な色合いを楽しめる花束は、お祝いのプレゼントとしてとても人気があります。スズランは丈の短い花なので、他の花と合わせるよりもスズランだけで束ねたほうが見栄えが良いでしょう。フランスでは、花嫁さんにスズランの花束を贈って幸せを祈るという習慣があるようです。白の純白とピンクのキュートさは、花嫁に贈る花としてもピッタリです。
フラワーアレンジメント
フラワーアレンジメントは、花瓶に移し替える手間がないので、お見舞いや開店祝いなどに適しているでしょう。スズランの花は小さいですが、不思議な存在感があるので、他の花と合わせてアレンジするときは、サブでもメインでも使用することができます。色んな花を使うときは、色の統一感がポイントになります。
鉢植え
スズランはもともと寒い地域で育つ植物なので、ベランダなど、外にずっと置いていても育てることができます。高温多湿が嫌いですが、鉢植えだと夏に日陰に持ってくことができるので便利です。鉢植えでプレゼントするときは、感謝の気持ちだけでなく育て方も伝えることが大切です。
スズランをプレゼントするのにおすすめのシーン
スズランには素敵な花言葉があり、大切な人にプレゼントしたくなる花です。スズランは贈った相手だけでなく、プレゼントを贈る人も幸せにしてくれるといいます。ここからは、スズランをプレゼントするのにおすすめのシーンを紹介しましょう。
お誕生日
フランス語のスズランの花言葉には、「そのままの美しさが最大の美しさ」というものがあります。これは、「ありのままのあなたで大丈夫、そのままでも素敵だよ」という意味になります。心がキレイで尊敬できるような人への誕生日プレゼントにスズランはいかがでしょうか。また、フランス語の花言葉に「ずっと好きだった」というものもあるので、好きな人へのプレゼントとしても最適ですね。
記念日
スズランの花言葉の「幸せが再び訪れる」は、「あなたは幸せになれますよ」と、主に恋愛を意味しています。そのため、結婚記念日なんかに特にピッタリのプレゼントになります。また、可愛らしいピンクのスズランは、母の日など、女性へのプレゼントに良いでしょう。バレンタインデーに好きな人に贈るのも素敵ですよ。
まとめ
スズランには素敵な花言葉があります。幸せを願う想いを込めて、大切な人にプレゼントしてみましょう。ただ、スズランには毒があるので、ペットを飼っているご家庭へのプレゼントとしては、あまり向いていないかも知れません。
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