太陽の恵みを受けて咲く明るい黄色のひまわり。インパクトのある可愛らしい姿と向日性を持っているから、太陽の花とも呼ばれています。
そんなひまわりには、前向きになれるような花言葉を多く持っています。ただし、中には少し怖いと思わせる花言葉もあるので、大切な方へ贈る際は注意が必要です。
今回は、ひまわりの全体の花言葉をはじめ、色別や本数別の花言葉、おすすめのプレゼントシーンなどを詳しく紹介します。
ひまわりの花言葉
ひまわりの全体の花言葉は、「憧れ」「光輝」「情熱」「あなただけを見つめる」などです。英語での花言葉は「ADORATION(愛慕・崇拝)」などがあり、ポジティブな意味を多く持っています。
太陽に向かって咲く様子から、愛や熱い思いを表しています。太陽のように眩しい方に対して、純粋な思いを伝えたいときはひまわりを贈ると良いでしょう。
ひまわりは、色や本数によって花言葉が異なります。次の項目で詳しく見ていきましょう。
【色別】ひまわりの花言葉
ひまわりの色別の花言葉は以下の通りです。
- 黄色:願望
- 橙色:未来を見つめて
- 紫色:悲哀
- 白色:ほどよき恋愛
夏を思わせる明るい黄色のひまわりは「願望」を表している一方、紫色のひまわりは「悲哀」の花言葉を持っています。
また、白色のひまわりは「ほどよき恋愛」を意味しています。恋愛の場面において紫色や白色のひまわりは避けたほうが良いでしょう。
【本数別】ひまわりの花言葉
ひまわりの花束は、本数によってさまざまな花言葉が込められており、愛する人への気持ちを伝えるのにぴったりな言葉が隠されています。
本数による花言葉は以下の通りです。
- 1本:ひと目惚れ
- 3本:愛の告白
- 4本:一生愛し続けます
- 7本:密かな愛
- 11本:最愛
- 50本:永遠
- 99本:永遠の愛
- 108本:結婚してください
- 999本:生まれ変わってもあなたを愛する
色を考慮した上で本数に合わせて花言葉を選べば、大切な人への気持ちをより的確に伝えられます。
ただし、15本は「ごめんなさい」、17本は「絶望」の花言葉を持ってるので避けるのが無難です。
ひまわりの花言葉には怖い意味がある?
ひまわりにはポジティブな花言葉を多く持っていますが、西洋では「偽りの富」「偽金貨」といった怖い花言葉があります。これは、古代インカ帝国で崇められていたひまわりがスペイン侵略によって略奪された歴史に由来しています。
地域によって、ひまわりは怖い花言葉や印象があるものの、ひまわりには前向きになれる花言葉が多く、怖い意味ばかりではありません。歴史的背景を知った上で、ひまわりの明るくポジティブな印象を大切にすれば問題ないでしょう。
ひまわりの基本情報
ひまわりの基本情報は以下の通りです。
科・属 | キク科・ヒマワリ属 |
和名 | 向日葵(ヒマワリ)、日輪草(ニチリンソウ)、日車(ヒグルマ) |
英名 | Sunflower(サンフラワー) |
学名 | Helianthus annuus(ヘリアンサス アナス) |
原産地 | 北アメリカ |
草丈 | 140 ~ 300cm ※品種による |
耐寒性/耐暑性 | 弱い/強い |
誕生花 | 7月6日、7月20日、8月2日など |
主な特徴
ひまわりは、北アメリカ原産でキク科の一年草です。現在では、約60種のひまわりが確認されています。
ひまわりは、茎を伸ばして太陽に向かって大きな花を咲かせることが特徴的です。草丈は品種によって異なり、最大で3m程度にもなる品種も存在します。
ひまわりは一見大きな花のように見えますが、実は多くの小さな花が集まった「頭状花序」という構造をしています。黄色の花びらを「舌状花」、内側の色が濃い部分を「筒状花」と呼びます。
名前の由来
ひまわりの名前は、特徴的な性質に由来しています。学名の「Helianthus annuus」は「ヘリオス(太陽神)」と「アンソス(花)」を合わせた言葉で、直訳すると「太陽の花」です。
また、英語名の「Sunflower」も同様に「太陽の花」を意味しており、ひまわりが花の向きを太陽の動きに合わせて変えることにちなんでいます。
和名の「向日葵」も太陽に向かう性質を表した言葉であり、太陽を追う様子が色濃く反映されているといえるでしょう。
ひまわりのおすすめの贈り方
ひまわりは存在感があり、相手にインパクトを与える花として有名です。そのため、花束やフラワーアレンジメントで贈れば、ひまわりの特性を活かしたフラワーギフトになるでしょう。
ここでは、おすすめの贈り方について詳しく解説します。
花束
ひまわりの花束は、持ち運びや手渡しに便利な形式です。花の量や丈を調節しやすく、家で飾るときに大きな花瓶がなくても簡単に対応できます。
また、包装資材が少なく花以外の費用が抑えられるため、同じ予算で多くのひまわりを束ねることも可能です。
ボリュームのあるひまわりの花束で、思いを込めて贈ってみてはいかがでしょうか。
フラワーアレンジメント
ひまわりを活用したフラワーアレンジメントもおすすめです。
フラワーアレンジメントは、吸水性スポンジを使用して花を生けたフラワーギフトです。花瓶などは不要であり、花屋でデザインされた見た目を損なうことなく立体的な美しさを楽しめます。
また、水換えの手間もないので、初心者の方や普段花の手入れを行い方でも比較的簡単にお世話できるのも嬉しいメリットです。
ひまわりを贈るおすすめシーン
ひまわりをプレゼントしたいと考える際、どのようなシチュエーションでひまわりを選べば良いのかと迷う方も多いのではないでしょうか。
最後に、ひまわりを贈るおすすめのシーンを2つ紹介します。
告白・プロポーズ
ひまわりは、明るく元気な雰囲気から告白やプロポーズにぴったりの花です。ひまわりには「あなただけを見つめる」など、恋愛シーンにマッチした花言葉を持っています。
また、本数によっても意味があり、11本は「最愛」、50本は「永遠」、99本は「永遠の愛」、108本は「結婚してください」といった花言葉があります。特に99本や108本の大きな花束は、思いの丈を力強く伝えられるでしょう。
ひまわりは夏のプロポーズにぴったりの花なので、豪華な印象を与えられる花束やブーケを贈ってみてはいかがでしょうか。
誕生日
ひまわりは「7月6日」や「7月20日」、「8月2日」などの誕生花です。それだけでなく、7月・8月全般の誕生花ともいわれています。
ひまわりの明るい黄色と大きな花は、元気と活力にあふれた存在感があります。そのため、夏生まれの方の誕生日プレゼントに最適でしょう。
ふまわりをプレゼントする際、花束やアレンジメントなど、華やかな形で贈るのはもちろんのこと、ガーデニングが趣味の方には鉢植えも喜ばれます。
相手の好みに合わせて、ひまわりのフラワーギフトを選ぶのがおすすめです。
まとめ
ひまわりは、太陽の花として広く知られています。花言葉も、「あなただけを見つめる」「光輝」「情熱」など、明るく愛情深い意味が込められています。
また、色や本数によっても花言葉が変わってくるため、相手との関係性や特徴などを考慮してひまわりを選ぶと良いでしょう。
ただし、15本だと「ごめんなさい」、17本だと「絶望」という花言葉を持っているので、プレゼントには向きません。
ぜひ本記事を参考に色や本数などを意識し、素敵な花言葉を持つひまわりを贈ってみてはいかがでしょうか。