過ごしやすい秋の訪れを感じやすい10月は、実りの季節ともいわれています。そんな10月には、どのような誕生花があるのでしょうか。

そこで今回は、10月の全般の誕生花や日付別の誕生花をはじめ、贈り物として選ぶ際のポイントなどを詳しく解説します。

【全般】10月の誕生花

10月全般の誕生花として、主に2種類が挙げられます。

  • バラ
  • ガーベラ

ここでは、それぞれの花の特徴を詳しく見ていきましょう。

バラ

バラは、10月を代表する花の一つです。美しさや高級感があふれており、大きさや色、咲き方などのバリエーションが豊富なので、多くの人に喜ばれやすいのが魅力です。

花言葉には「愛」「美」などがあり、バラの見た目を捉えた意味を多く持っています。

色別でも花言葉は異なり、主に以下のような意味合いを持っています。

  • 赤色:愛情、情熱、告白
  • 黄色:友情、愛、平和
  • 緑色:新たな気持ち、癒し、希望
  • 紫色:気品、誇り、私はあなたにふさわしい
  • オレンジ色:絆、信頼、あなたの魅力に目を奪われる
  • ピンク色:感謝、上品、感銘
  • 白色:深い尊敬、麗しい

また、バラは本数によっても花言葉が異なり、1本なら「一目ぼれ」「あなたしかいない」、3本なら「愛しています」、8本なら「あなたの思いやりに感謝します」など、さまざまな言葉があります。

本数によっては「ごめんなさい」や「不安な愛」などのネガティブな花言葉になってしまうものの、バラ自体には怖い意味を持つ花言葉はないため、誕生日や結婚記念日、昇進祝いなどで贈るフラワーギフトにおすすめです。

ガーベラ

ガーベラも、10月全体の花言葉として知られています。発見されて100年程度しか経っていない花ですが品種改良が盛んであり、カラフルで元気になれるカラーバリエーションが人気を集めています。

ガーベラの花言葉は「常に前進」「希望」などですが、バラ同様に色別で花言葉が変わるのが特徴です。

  • 赤色:いつも前向き、燃える神秘の愛、情熱
  • 黄色:親しみやすさ、優しさ、究極美
  • オレンジ色:冒険心、我慢強さ
  • ピンク色:崇高な愛、思いやり、感謝
  • 白色:純潔、希望、律儀

ガーベラは一年中流通している花ですが秋は最盛期であり、豊富な種類が出回ります。切り花をはじめ、花束やフラワーアレンジメントなど、幅広い花ギフトで使用されているので、自身の好みに合わせてガーベラをチョイスすると良いでしょう。

【日付別】10月の誕生花

10月の誕生花-2

10月の日付別の誕生花は以下の通りです。

1日 ハギ、ヘリオトロープ など
2日 コリウス、アンズ など
3日 カエデ、ミセバヤ など
4日 サルビア、レースフラワー など
5日 クレオメ、コスモス など
6日 オミナエシ、ホテイアオイ など
7日 キンモクセイ、エキナセア など
8日 シュウメイギク、トーチリリー など
9日 ホトトギス、ユーチャリス など
10日 ブバルディア、センニチコウ など
11日 コリウス、クジャクアスター など
12日 ヘレニウム、ガーベラ など
13日 ネリネ、アカンサス など
14日 ユウゼンギク、カトレア など
15日 シュウメイギク、クレオメ など
16日 シオン、ヤマスゲ など
17日 ネリネ、コチョウラン など
18日 ベゴニア、メランポジウム など
19日 グロリオサ、エンジェルストランペット など
20日 リンドウ、エキザカム など
21日 アザミ、ステルンベルギア など
22日 ススキ、クレマチス など
23日 ダチュラ、ルリマツリ など
24日 ウメ、プロテア など
25日 カエデ、ガイラルディア など
26日 イチョウ、デンファレ など
27日 ランタナ、チョコレートコスモス など
28日 パキラ、アフリカンマリーゴールド など
29日 ゲッカビジン、アメジストセージ など
30日 ペチュニア、ワレモコウ など
31日 カラー、キキョウ など

大切な人へ贈る10月の誕生花の選び方

大切な人への花ギフトとして誕生花を選ぶ際、以下のポイントを意識して選ぶと良いでしょう。

  • 相手との関係性に合わせて選ぶ
  • 花言葉を考慮して選ぶ
  • 相手の好みやイメージで選ぶ

ここでは、おすすめの選び方について具体的に紹介します。

相手との関係性に合わせて選ぶ

10月の誕生花を贈る際は、相手との関係性に合わせて花を選ぶことが大切です。たとえば、恋人や夫婦に贈る場合は情熱的な赤色のバラを贈れば、愛情を素直に伝えられるでしょう。

一方、友人に贈る場合は黄色のガーベラを贈ると明るく元気な印象を与えられます。

相手との関係性に応じて贈る花の色や種類を変えることで、気持ちに合った花選びができるでしょう。相手を思い浮かべながら、10月の誕生花を選んでみてはいかがでしょうか。

花言葉を考慮して選ぶ

10月の誕生花を贈る際は、花言葉にも注目しましょう。花言葉を意識することで、気持ちが伝わるギフトになります。

たとえば、上司や先輩への花ギフトならリンドウが持つ花言葉「勝利」「誠実」、昇進祝いや開店祝いでフラワーギフトを贈るならコチョウランが持つ花言葉「幸福が飛んでくる」がおすすめです。

結婚記念日で大切なパートナーに贈るなら、キキョウが持つ花言葉「変わらぬ愛」をプレゼントすれば喜んでもらえます。相手を思いやる気持ちを込めて、花言葉を参考にしながらぴったりの誕生花を選ぶのが大切です。

相手の好みやイメージで選ぶ

誕生花を贈る際は、相手の好みや雰囲気に合わせて花を選ぶのも素敵です。たとえば、可憐で女性らしい人ならコスモスやネリネ、情熱的でかっこいい人ならバラやダリアなど、イメージに合わせて10月の誕生花を選んでみましょう。

また、相手の好きな色や趣味などにマッチした花を選ぶのもおすすめです。

普段の会話の中で相手の好みをさり気なくリサーチしておくと、ぴったりの誕生花をチョイスできます。相手の好みを反映した誕生花なら、より喜んでもらえる花ギフトに仕上がります。

誕生日以外でも贈りたい10月の花ギフトシーン

10月の誕生花-3

誕生日以外にもおすすめのギフトシーンは以下の2つです。

  • 秋の行楽シーズンのおもてなしの花束
  • ハロウィンなどを彩るフラワーアレンジメント

最後に、それぞれのギフトシーンを詳しく解説するのでぜひ参考にしてみてください。

秋の行楽シーズンのおもてなしの花束

秋は行楽シーズンで、ホームパーティーなどでゲストをおもてなしする機会が多くなります。そんなときにおすすめなのが、10月の花を使ったおもてなし用の花束です。

おもてなし用の花束は華やかさと季節感を演出でき、ゲストへのお土産にもなるなどの特徴があります。花束にはバラやガーベラ、キキョウなどを組み合わせて作成すれば、秋らしい彩りと華やかさを演出できます。

また、グリーンを適度に加えれば爽やかさもプラスでき、落ち着いた雰囲気になるでしょう。秋の行楽シーズンでは、秋らしさを演出した花束でゲストをもてなしてみてはいかがでしょうか。

ハロウィンなどを彩るフラワーアレンジメント

10月は、秋のイベントが多い季節であり、その中でもハロウィンはオレンジ色を中心とした装飾が楽しめるイベントの一つです。日本のハロウィンは特に盛り上がりを見せるイベントですが、より華やかに彩るのに最適なのがフラワーアレンジメントです。

かぼちゃをモチーフにしたり魔女の帽子をモチーフにしたりすれば、ハロウィンの気分が一気に盛り上がるでしょう。

ハロウィンのパーティー会場や玄関先を、ユニークで目を引くデザインでゲストをお迎えすれば忘れられないハロウィンイベントになります。

まとめ

10月の誕生花には、バラやガーベラなどの全般の誕生花と、日付ごとに異なる誕生花があります。贈る際は、相手との関係性や花言葉、好みを考慮して10月の誕生花を選ぶのがおすすめです。

また、誕生日以外にも秋のおもてなしやハロウィンのフラワーアレンジメントとして活用できます。

ぜひ本記事を参考に、10月の誕生花を上手に取り入れて秋の訪れを感じられる素敵な花を楽しんでみてはいかがでしょうか。