バレンタインデーの時期が到来する2月。街には甘い雰囲気が漂い始めますが、大切な人への贈り物に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

そんな2月に贈るプレゼントとしておすすめしたいのが誕生花です。相手が生まれた日の花を贈ることで、特別な思いを伝えられます。

しかし、2月の誕生花にはさまざまな種類があり、どれを選べば良いのかと迷ってしまう方もいるかもしれません。そこで今回は、2月を代表する誕生花をはじめ、日付別の誕生花や贈る際のポイントなどを解説します。

2月を代表する誕生花はチューリップ

2月を代表する誕生花はチューリップです。かわいらしくも存在感を放つ見た目が特徴的であり、赤色やピンク色、紫色、黄色、オレンジ色など、豊富な色彩のバリエーションを持っています。

また、一重咲きや八重咲き、フリンジ咲きなど、さまざまな種類があり、贈る相手のイメージに合わせて選ぶことが可能です。

チューリップの基本情報

チューリップの基本情報は以下の通りです。

科・属 ユリ科・チューリップ属
タイプ 多年草(球根植物)
英名 Tulip
和名 ウコンコウ
学名 Tulipa gesneriana
原産地 スペイン、北アフリカ、イタリア、トルコ など
草丈 15~60cm
開花時期 3月下旬~5月上旬 ※品種による

チューリップの花言葉

チューリップの花言葉は「愛の告白」「美しい瞳」「思いやり」です。色別でも花言葉を持っており、主な意味合いは以下の通りです。

  • 赤色:「愛の告白」「真実の愛」「家族への感謝」
  • 緑色:「美しい目」
  • 紫色:「不滅の愛」「気高さ」
  • 黄色:「名声」「望みのいない恋」「正直」
  • 白色:「新しい恋」「純粋」「失われた恋」「待ちわびて」
  • ピンク色:「愛の芽生え」「誠実な愛」「労い」
  • オレンジ色:「照れ屋」

チューリップの花言葉は恋や愛に関する言葉が多くあります。しかし、色合いによってはネガティブな印象を与える花言葉もあるため、大切な方へ贈る際は注意してください。

2月の誕生花としてアネモネやカモミールも挙げられる

2月の誕生花

上述したチューリップ以外にも、アネモネやカモミールも2月の誕生花として挙げられます。ここでは、アネモネやカモミールの主な特徴について紹介します。

アネモネの特徴

アネモネは、キンポウゲ科イチリンソウ属に属する植物です。草丈は15~50cm程度であり、一重咲きや半八重咲き、八重咲きなどがあり、カラフルな花びらと中心部の円模様が特徴的です。

アネモネの花言葉は「はかない恋」「恋の苦しみ」です。色別でも花言葉を持っており、赤色は「君を愛す」、青色は「固い誓い」、紫色は「あなたを信じて待つ」、白色は「真実」「期待」、ピンク色は「希望」「待ち望む」などの言葉があります。

カモミールの特徴

カモミールはキク科シカギク属に属しており、日本国内外幅広く生息している植物です。白色の小さい花がかわいらしく、リンゴやパイナップルのような甘い匂いがリラックス効果があるとされており、ハーブティーなどでよく利用されています。

カモミールの花言葉は「逆境に耐える」「苦難の中の力」「あなたを癒す」「清楚」などです。これらの花言葉は、カモミールの生命力の強さや可憐な雰囲気が由来といわれています。

2月の日付別の誕生花

2月の日付別の誕生花は以下の通りです。

1日 ウメ、サクラソウ など
2日 スノードロップ、フランネルフラワー など
3日 ツバキ、ブルビネラ など
4日 ボケ、バンダ など
5日 オキナグサ、ネコヤナギ など
6日 ナノハナ、ギョリュウバイ など
7日 ワスレナグサ、バイモ など
8日 スミレ、ユキノシタ など
9日 ストック、ゼンマイ など
10日 ジンチョウゲ、ヒマラヤユキノシタ など
11日 フリージア、プリムラ など
12日 スイートアリッサム、ローダンセマム など
13日 エーデルワイス、アルメリア など
14日 カモミール、ピットスポルム など
15日 デイジー、ジャスティシア など
16日 ゲッケイジュ、セントポーリア など
17日 スノーフレーク、リューココリーネ など
18日 タンポポ、アルストロメリア など
19日 モクレン、ユーフォルビア など
20日 カルミア、マーガレット など
21日 スミレ、サンスベリア など
22日 アンスリウム、ユーチャリス など
23日 ポピー、ハナニラ など
24日 アマリリス、テーブルヤシ など
25日 カランコエ、ハナカイドウ など
26日 スノードロップ、リムナンテス など
27日 オーニソガラム、ギリア など
28日 ゲッケイジュ、ユキワリソウ など
29日 カネノナルキ、アルメリア など

2月の誕生花を贈る際のポイント

2月の誕生花を贈る際のポイント

2月の誕生花をプレゼントする際、以下の2点を押さえるのがおすすめです。

  • シチュエーションに合ったフラワーギフトを選ぶ
  • 色合いの組み合わせを考慮する

最後に、贈る際のポイントについて具体的に解説します。

シチュエーションに合ったフラワーギフトを選ぶ

2月の誕生花を贈る際には、シチュエーションに合ったフラワーギフトを選ぶことが大切です。贈る相手との関係性や目的によって、最適なフラワーギフトは異なります。

たとえば、誕生日プレゼントには華やかな花束やアレンジメント、長く楽しめる鉢植えなどが喜ばれます。記念日では特別な思い出を形にするプリザーブドフラワーもおすすめです。

お見舞いには、明るい色の花を選び、相手の気分を少しでも明るくするようなフラワーギフトを贈りましょう。卒業や入学、発表会や受賞のお祝いには、祝福の気持ちを伝える華やかな花束やアレンジメントが最適です。

状況に合わせて最適なフラワーギフトを選び、2月の誕生花を贈ることでより一層感謝や祝福の気持ちが伝わるでしょう。

色合いの組み合わせを考慮する

2月の誕生花を贈る際には、色合いの組み合わせも重要な要素です。花の色にはそれぞれ異なった印象や意味があり、組み合わせによって全体の雰囲気を大きく左右します。

たとえば、チューリップには多種多様な色が存在しますが、赤色なら情熱や愛情、ピンク色なら愛らしさや感謝、黄色なら明るさや希望などの印象を与えます。色にはさまざまな効果があるので、状況に合わせて選ぶと良いでしょう。

複数の色を組み合わせて贈る際は、同系色でまとめると統一感のある上品な印象になり、反対色を組み合わせると華やかで活気のある印象になります。その他にも、淡い色合いでまとめると優しい雰囲気に、濃い色合いでまとめるとシックで大人っぽい雰囲気にすることが可能です。

色合いの組み合わせを工夫することでより洗練されたフラワーギフトを贈れるようになります。相手への思いがより一層伝わるように花の色にもこだわってみましょう。

まとめ

2月には、愛や感謝を伝えるのに最適な誕生花がたくさんあります。2月の代表的な誕生花としてチューリップやアネモネ、カモミールが挙げられ、それぞれの花言葉と特徴は異なります。

日付別にもさまざまな誕生花があり、相手が生まれた日の花を贈ることでより特別な気持ちを表現することが可能です。フラワーギフトを選ぶ際は、シチュエーションや色合いの組み合わせ、相手のイメージを考慮するのがポイントです。

ぜひ本記事を参考に、2月の誕生花を贈って素敵な日を演出してみてはいかがでしょうか。