8月の誕生花には、スイレンやジニアなど、さまざまな花が挙げられますが、その中でも華やかで涼しげなトルコキキョウが8月を代表する誕生花として知られています。花びらが幾重にも重なる姿はまるでフリルドレスのような印象を与え、夏の暑さを忘れさせてくれる爽やかな魅力にあふれています。
本記事では、トルコキキョウの基本情報をはじめ、名前の由来や花言葉を解説します。日付別の誕生花やおすすめのフラワーギフトなども紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
8月を代表する誕生花はトルコキキョウ
8月を代表する誕生花は、フリルのように幾重にも重なる花びらが美しいトルコキキョウです。開花前のクルンとねじれたつぼみが愛らしく、開花の過程も楽しめるのが魅力です。
トルコキキョウの花は、赤色やピンク色、紫色、オレンジ色などの多彩な色があり、はっきりとした色合いからパステルカラーまで幅広く流通しています。アレンジメントの主役にも脇役にもなり、贈り物としても人気が高い花です。
トルコキキョウの基本情報
トルコキキョウの基本情報は以下の通りです。
| 科・属 | リンドウ科・トルコギキョウ属(ユーストマ属) |
| タイプ | 一年草 |
| 英名 | Eustoma、Texas Bluebell など |
| 和名 | トルコキキョウ |
| 学名 | Eustoma grandiflorum |
| 別名 | リシアンサス |
| 原産地 | 北アメリカ南西部、メキシコ、南アメリカ北部 など |
| 草丈 | 30~120cm ※品種によって異なる |
| 開花時期 | 3~7月 |
トルコキキョウの名前の由来
トルコキキョウは、その名前からトルコが原産地なのかとイメージする方はいるかもしれませんが、原産地は北アメリカ南西部やメキシコなどです。「トルコ」とついているのは、開花前のつぼみの形がトルコ人のターバンに似ている説や花の色がトルコ石を連想させる説、花の色が地中海の海の色であるトルコブルーに見える説などが由来になったといわれています。
また、名前に「キキョウ」とつくのは、花の形がキキョウと酷似していることが由来しているようです。トルコキキョウのネーミングには、見た目から想起されるイメージが大きく関わっているといえます。
8月誕生花・トルコキキョウの花言葉

8月の誕生花であるトルコキキョウの花言葉は、「永遠の愛」「希望」「清々しい美しさ」「優美」「良い語らい」などです。どの花言葉も柔らかな印象を与えるため、贈り物として贈れば喜ばれます。
また、トルコキキョウは色別でも花言葉を持っており、主な色と意味合いは以下の通りです。
- 紫色:希望
- 黄色:毅然とした態度
- 緑色:良き語らい
- 白色:思いやり、永遠の愛
- ピンク色:優美
紫色のトルコキキョウは神秘的な印象があり、夢を応援したり入学をお祝いしたりするシーンの贈り物として最適です。黄色のトルコキキョウは明るいイメージがあるため、困難に立ち向かう方への励ましとして贈れば喜ばれるでしょう。
また、緑色のトルコキキョウは大切な友人へのプレゼントに、白色のトルコキキョウやピンク色のトルコキキョウは結婚や出産などのお祝いに適しています。
大切な方へトルコキキョウを贈る際は、相手のイメージや伝えたいメッセージに合わせて最適な色を選ぶと良いでしょう。
日付別で異なる8月の誕生花
8月の日付別の誕生花は以下の通りです。
| 1日 | オシロイバナ、ユリ など |
| 2日 | アキレア、ヒオウギ など |
| 3日 | マツバボタン、キンセンカ など |
| 4日 | トリトマ、ハナウリクサ など |
| 5日 | エリカ、ひまわり など |
| 6日 | ジニア、モルセラ など |
| 7日 | ザクロ、アスター など |
| 8日 | クレオメ、スイレン など |
| 9日 | キョウチクトウ、アルストロメリア など |
| 10日 | ハイビスカス、ネムノキ など |
| 11日 | ゼラニウム、ハクチョウゲ など |
| 12日 | クロユリ、キバナコスモス など |
| 13日 | サギソウ、サンスベリア など |
| 14日 | センニチコウ、ホオズキ など |
| 15日 | ハス、ピンクッション など |
| 16日 | オミナエシ、カンナ など |
| 17日 | ネムノキ、クラスペディア など |
| 18日 | コリウス、クレオメ など |
| 19日 | カンナ、フランネルフラワー など |
| 20日 | フリージア、マリーゴールド など |
| 21日 | ブルーベリー、サボテン など |
| 22日 | クルクマ、クジャクアスター など |
| 23日 | ゲッカビジン、オシロイバナ など |
| 24日 | ケイトウ、モントブレチア など |
| 25日 | ワレモコウ、ヒオウギ など |
| 26日 | ムクゲ、バンダ など |
| 27日 | ホウセンカ、ヒペリカム など |
| 28日 | スグリ、エリンジウム など |
| 29日 | サルスベリ、ソラナム など |
| 30日 | ツキミソウ、スパティフィラム など |
| 31日 | リンドウ、ユーフォルビア など |
8月の誕生花を活用したおすすめのフラワーギフト

8月の誕生花を活用したフラワーギフトとして、以下の2種類がおすすめです。
- 花束・ブーケ
- フラワーアレンジメント
最後に、各フラワーギフトの特徴について詳しく紹介します。
花束・ブーケ
8月の誕生花は、花束やブーケに活用するのがおすすめです。一輪挿しでも十分に存在感を放ちますが、複数本まとめて花束やブーケにするとより華やかで印象的な贈り物になります。
誕生花には、白色やピンク色、赤色など、さまざまな色の花が存在するため、贈る相手のイメージや好みに合わせて色の組み合わせを考えるとよりパーソナルなギフトに仕上げられます。
たとえば、白色とピンク色の組み合わせはかわいらしく優しい雰囲気になり、紫色と緑色の組み合わせは大人っぽく落ち着いた雰囲気を演出することが可能です。
誕生花の花束やブーケは、誕生日プレゼントとしてはもちろんのこと、結婚祝いやお見舞い、記念日など、幅広いシーンで喜ばれます。ぜひ、大切な人に誕生花の美しい花束やブーケを贈ってみてはいかがでしょうか。
フラワーアレンジメント
8月の誕生花を使ったフラワーアレンジメントは、夏の贈り物としてぴったりです。フラワーアレンジメントは花器に吸水性スポンジなどを設置し、そこに花を挿してアレンジする方法です。花束やブーケと比べて水換えなどの手間がかかりにくいため、手軽に飾って長く楽しめる方法として人気があります。
フラワーアレンジメントのデザインは多岐にわたり、半球体のようなラウンド型や扇子を広げたようなファン型、丸みを帯びたドーム型、正面からの見栄えを意識したワンサイド型などが挙げられます。それぞれのデザインは魅力が異なるので、贈る相手の雰囲気や好みに合わせてデザインや花材を選ぶことが大切です。
まとめ
8月を彩る誕生花は、華やかで涼しげなトルコキキョウです。フリルのような花びらが幾重にも重なり、夏の暑さを忘れさせてくれる存在です。
原産地は北アメリカなどですが、つぼみの形がトルコ人のターバンに似ていることからその名がついたといわれています。トルコキキョウの花言葉は、「永遠の愛」「希望」などポジティブな言葉が多く、色別でも花言葉を持っています。
トルコキキョウ以外にも、8月の誕生花としてオシロイバナやユリ、クレオメ、スイレンなど、さまざまな種類が挙げられます。誕生花を使ったフラワーギフトを贈る際は、花束やブーケ、フラワーアレンジメントで贈ると良いでしょう。
ぜひ本記事を参考に、8月の誕生花を贈る相手のイメージや好みに合わせて選び、素敵なフラワーギフトを贈ってみてはいかがでしょうか。
