告別式に飾るお花を手配する時に迷ってしまう事は多いのではないでしょうか。何度もあることでもありませんし、贈り慣れていない方がほとんどだと思います。

今回は、告別式に使用する花の種類やマナー、予算をお伝えします。

告別式に使用する花とは？

告別式に使用する花は、

• スタンド花
• フラワーアレンジメント
• プリザーブドフラワー
• 白色胡蝶蘭

の4つです。

主に祭壇を飾る、または斎場の入口を飾るのが目的の花となります。

また、病気や出張などで参列できない場合の香典の代わりとして、お花を贈ることもあります。

アレンジメントやスタンド花の場合、基本的には白い菊をメインとしたものを贈ると良いとされています。全ての形において、2基（1対）で贈ることが多かったのですが、最近は1つだけでもよいとされています。

告別式に使用する花のおすすめ

告別式にお花を贈る時に、どんな花を使えばいいか迷ってしまうと思います。

そこで、告別式に使用する花のおすすめをまとめました。

• 菊
• ユリ
• カーネーション
• ラナンキュラス

詳しく解説していきます。

菊

菊は弔事には定番です。和菊はもちろん、洋菊を用いるのも良いかもしれません。告別式に使用する花として失礼のない花ですので、菊を使ったものを用意するのが一番無難ですね。

花言葉は「高貴」「高潔」

ユリ

ユリは、主に海外で弔事の花として使われてきました。花姿も大きく、豪華に見えるのも人気の1つです。

花粉が多いため、事前に花屋さんに取ってもらうと良いでしょう。

花言葉は「純潔」「無垢」「威厳」

カーネーション

カーネーションは、母の日の赤いものを想像するかもしれませんが、実は海外では白いカーネーションは弔事の花として使われてきています。

キリスト教では、献花に使われることも多いカーネーションは、ひらひらとした花姿で、全体を可愛らしい印象にしてくれます。

花言葉は「無垢で深い愛」「真実の愛」「永遠の幸福」など

ラナンキュラス

ラナンキュラスはバラのように花びらが幾重にも重なって咲く花姿で、華やかな印象を持たせます。花言葉は生前の功績を称えるようなものばかりですので、何かを成し遂げた方に贈るお花として選ばれています。

花言葉は「名誉」「名声」「晴れやかな魅力」など

告別式の花のマナー

告別式にお花を贈る時に、注意しておきたいマナーがあります。

• 確認を取る
• 贈る時間に注意する
• 立て札を立てる

詳しく解説していきます。

確認を取る

告別式に花を贈る前にしておきたいのが、まずはご遺族様への確認です。

告別式に参加できないからと、了承なしにお花を贈ってしまい、ご遺族から辞退されることもままあります。

会場の兼ね合いもありますし、故人の意思を尊重して辞退されていることもありますので、一言お花を贈って良いかどうか確認を先にしておくと良いでしょう。

また、葬儀業者によっては他社からの花を飾らないようにしているというところもありますので、葬儀業者にも確認しておくことが重要です。

贈る時間に注意

告別式に花を飾りたいのであれば、葬儀が始まる前にお花を手配しておく必要があります。

告別式に間に合わなければ、自宅に供花を贈ることになりますので、注意が必要です。

なるべく始まる3時間前ほどには到着しているように手配しましょう。

斎場によって搬入時間や搬入場所が決まっている場合もありますので、そこも確認が必要です。

立て札を立てる

会社で1つお花を出す場合でも、個人でお花を出す場合でも、必ず立て札は立てましょう。

どのお花が誰からのものなのか、ご遺族がわかりづらくなってしまうためです。

斎場によっては、立て札を取って飾る場合もありますので、立札は作ったうえで、現地の指示に合わせて貰うようお願いするのが確実です。

告別式の花の予算相場

告別式の花の予算は、7,000円～20,000円です。

会場の入り口などに飾るスタンド花であれば、15,000円～20,000円ほど。スタンド花は2つセットで贈ることが多いので、そうなると金額も2倍になります。

祭壇の周りなどに飾るフラワーアレンジメントであれば、7,000円～15,000

贈る花の形や、いくつ贈るかによっても予算は変わってきます。予算相場より安すぎても、周りと見劣りしてしまいますし、高すぎても浮いてしまいますので、葬儀業者に「どのくらいの価格帯のお花を用意すればいいですか？」と聞くのが一番安心ではないでしょうか。

まとめ

葬儀とは違い、儀式というよりも生前つながりのあった方達とのお別れをする場である告別式。

かなり親交の深いかただったのであれば、故人の好きだった花を添えてみるのも良いかもしれません。

なかなか贈る機会のないお花ですが、贈る機会ができてしまった時に、バタバタしないよう、使いやすいお花屋さんを見つけておくといざと言う時困らないのではないでしょうか。

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