お祝いごとや、記念日、大切な人に気持ちを伝えるときに添えられる花束。店先に並んでいる花々を「綺麗だな」と眺めることはあっても、いざ用意するとなると種類も豊富で値段相場もピンからキリまであります。

 

できればその人にあった雰囲気やカラー、シーンに応じた花言葉でまとめた花束を用意したいものです。意気込んでこだわりの花束を用意したいのに、結局店員におまかせにして無難なしまうのは残念ですよね。

今日は花束のシーン、贈る相手、花材などについてお話していきたいと思います。

 

花束の値段相場~シーン別~

花束

誕生日祝い

誕生日祝いの気持ちを伝えるには、暖かな色合いの花束が最適です。

家族への花束には、ピンクや黄色、オレンジなどを取り入れると優しいイメージに、友達への花束には、鮮やかな色合いの花を取り入れると元気なイメージに仕上がり、恋人への花束には、濃い色合いの花を取り入れるとロマンチックなイメージになります。

 

送別会

定年退職する上司に送る機会が多い送別会のシーンでは、濃い色合いの花でまとめると落ち着いた大人の雰囲気に仕上がります。花束に加える花として特におすすめなのはパープルのバラです。誇りや尊敬という花言葉が花華やかさと特別感を盛り上げてくれます。

5000円程度の余裕を持ったプレゼントの場合は大きめのサイズを選ぶと効果的です。

 

退職祝い

退職祝いでは、次の人生のステップに進む希望の門出を後押しする花束が最適です。明るい色合いの花でまとめる際に、門出という花言葉を持つスイートピーを取り入れてみましょう。

 

色の種類が豊富でちょうど年度末に旬を迎えるので退職祝いの花束に取り入れやすい花です。ボリュームを出したいときは、感謝という花言葉を持つ、かすみ草がおすすめです。

 

卒業式

贈る相手が部活動の先輩など大人数では、安い花で小さめの花束にしても結果的に高額になってしまいます。そんなときは、一輪ずつラッピングしてもらうこともできます。

 

おすすめは希望や感謝の花言葉を持つ、ガーベラやカーネーションです。華やかで存在感があり、茎もしっかりしているので一輪でも遜色ありません。一輪ずつラッピングしたものを束ねて飾っておいてもとても美しく見栄えがします。

 

発表会・演奏会

発表会や演奏会では、出演者の心を癒したり勇気付けたりする花でまとめるのがおすすめです。特に黄色やオレンジは見る人の心を明るくしてくれる効果があります。

華やかさを演出したい場合は、ローズや大きな花弁のユリを加えるとおすすめです。

アクセントとしてグリーンのピンポンマムを取り入れると印象がより明るくなります。

 

離任式

お世話になった恩師に送る花束には、カスミソウやカンパニュラ、ポンポンダリアなどの感謝という花言葉を持つ花を、取り入れた花束が最適です。特に離任される人がご年配の場合は、淡くて優しい色合いよりも、華やかで濃い色合いでまとめると喜ばれます。

このため、さきほど紹介した花に加えてバラやトルコキキョウを加えるとおすすめです。

 

プロポーズ

プロポーズは、人生で最もロマンチックな瞬間を演出することが必要です。事前に相手の好きな花や、思い出の花があればそちらを用意することが一番です。そういった花がない場合は、やはり花の女王であるバラが最適です。

 

バラは見た目が華やかなだけではなく、本数によって変わるロマンチックな花言葉があります。99本では永遠の愛、108本では結婚してくださいという花言葉になります。

 

母の日

母の日の贈り物として定番はカーネーションです。他とは少し違う花束を贈りたいと考えている人には、母の愛情という花言葉を持つカモミールを、取り入れた、淡い色合いの、花束がおすすめです。

 

カモミールは見た目の可愛らしさだけではなく、リラックス効果のある香りも魅力的です。
一年を通して店頭に並ぶピンクのバラと花束にすると相性抜群です。

 

花束の値段相場~贈る相手別~

友達に贈る

贈る友達の年齢によって相場が変わってきます。小学生までは1000円~3000円、高校生から大学生までは3000円~5000円までが平均的な相場です。友達の場合は、あまり高額になってしまうと受け取りづらくなってしまいます。

 

華やかさを演出したい場合は、高額になってしまいやすいことが悩みどころです。そんなときは、その季節に旬を迎える花をメインに選びましょう。

 

両親に贈る

両親に送る場合は、3000円~5000円が相場です。米寿や古希などの大きなお祝いで華やかにしたい場合でも、10000円までが相場です。特に、両親は誕生日や父の日、母の日と花を贈り物にするタイミングが多くあります。

 

贈り物を続けやすい値段にすることがおすすめです。感謝の気持ちが伝わりやすいよう、色の好みや思い出の花を花束に取り入れて変化をつけていきましょう。

 

恋人に贈る

恋人に花束を贈る場合、一緒にプレゼントを用意してる人が多いのではないでしょうか。その場合は、3000円~5000円が相場です。日常の贈り物の場合は、500円程度の小さな花束もおすすめです。

 

花屋によっては店頭で販売している場合もあるので、チェックしてみましょう。花束のみのプレゼントや、特別な日の贈り物であれば、5000円~10000万円程度が相場です。

 

花束の値段相場~花材別~

花 女性

 

バラ

バラは安価なものであれば、1本50円〜150円で購入することができます。香りが良いものや大きさや希少なものであれば200円~500円が相場となります。

 

プロポーズの際には、同じ赤いバラで揃えた花束のほうがロマンチックですが、そうでない場合は他の花と組み合わせたほうが、値段を抑えて、ボリュームを出すことができます。

 

ガーベラ

ガーベラは、一輪でもしっかりとした大きさがあるので存在感があります。しかし、値段の相場は1本150円と比較的安く購入することができます。このため値段が高いバラと組み合わせると効果的です。

色のバリエーションも豊富なので同じ花束に2種類の色のガーベラを取り入れても可愛らしくて、ボリューム感のある花束になります。

 

かすみ草

かすみ草は1輪というよりも、小さな花をたくさんつけた状態で販売されています。このため500円程度が相場となります。

花束に取り入れる際は、少量でも、ボリューム感を演出することができるので、花束を作成してもらう際に、予算を先に伝えておくと、効果的に取り入れやすくておすすめです。

 

かすみ草は、白が一般的ですがピンクやブルーに色づけしたものもあります。作りたい花束のイメージに合わせて選んでみてください。

 

カーネーション

カーネーションは、1本150円が相場です。カーネーションの花言葉が母への愛ということもあり母の日に贈られる代表的な花です。そのため、母の日が近づくと値段がやや高くなっていく傾向にあります。

花束の全体の値段を抑えたい場合は、カーネーションの量を調節しガーベラなど一年を通して手に入りやすい花を加えてみましょう。

 

まとめ

花束を贈るには、選ぶ花の姿だけではなく全体的な色合いや花言葉、値段の相場など、たくさんの選択肢の中から決めていかなくてはいけません。一見すると大変そうに思えますが、一つずつ知っていくと、とても選びやすくなります。

今回紹介したおすすめの選び方で、予算内にあった素敵な花束を贈ってみてください。